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「君の声が聞こえる」1話・2話あらすじ
このドラマも出だしがいい感じなので、あらすじを書いて行くことにします。
初回ではソ・イヒョンが検事役でゲスト出演していましたよ。

主人公は国選専担弁護士、という職業なのですが、日本には専門で国選をやる弁護士さんっていませんよね。
日本で国選弁護人といえば、イソ弁(居候弁護士)さんたちが仕方なく&小遣い稼ぎに登録して請け負うという感じじゃないかしら。
昔弁護士事務所で働いていた時に、弁護士さんたちが話しているのを聞いたところによると、簡単そうな事件から選ばれて行く、という話でした。
法テラスができて、多少は変わっているのかしらね?
とはいっても、たいがいの弁護士さんたちは刑事事件そのものを嫌がりますけれどね…。
韓国でも、事情は似たようなものだったらしく、論争の質が低くなってしまうことから、弁護士制度の改善策の一環として、最高裁判所が、2004年9月からソウル中央、仁川、水原、大田、大邱、釜山、光州など7つの地裁で国選弁護専門の弁護士制度を試験的に実施することにした、ということです。
それでは、あらすじです。
初回ではソ・イヒョンが検事役でゲスト出演していましたよ。

主人公は国選専担弁護士、という職業なのですが、日本には専門で国選をやる弁護士さんっていませんよね。
日本で国選弁護人といえば、イソ弁(居候弁護士)さんたちが仕方なく&小遣い稼ぎに登録して請け負うという感じじゃないかしら。
昔弁護士事務所で働いていた時に、弁護士さんたちが話しているのを聞いたところによると、簡単そうな事件から選ばれて行く、という話でした。
法テラスができて、多少は変わっているのかしらね?
とはいっても、たいがいの弁護士さんたちは刑事事件そのものを嫌がりますけれどね…。
韓国でも、事情は似たようなものだったらしく、論争の質が低くなってしまうことから、弁護士制度の改善策の一環として、最高裁判所が、2004年9月からソウル中央、仁川、水原、大田、大邱、釜山、光州など7つの地裁で国選弁護専門の弁護士制度を試験的に実施することにした、ということです。
それでは、あらすじです。
1話
国選専担弁護士の面接会場。
そこで顔を合せるチャン・ヘソンとチャ・グァヌ。
面接会場の場所を二人して間違え、ヘソンに声をかけるグァヌです。
グァヌは警察官を辞め、理想に燃えて弁護士に転身した理想主義者で、国選弁護士こそ、自分の希望の仕事だと面接にやって来ています。
ヘソンの方は、国からお金を貰え点が魅力で、面接にやって来たようです。
面接では、成績優秀で法律事務所からも引く手あまたと思われるグァヌは文句なく合格ライン。
ヘソンの方は経歴も芳しくなく、志望の動機もお金のため、と言い切り、呆れられています。
でも、自分が弁護士を志望することになった事件のことを話し始めると、面接官の表情が変わって来ます。
話は10年前のヘソンの高校時代に遡ります。
彼女の母親はシングルマザーで判事の家に住み込みでお手伝いさんをしていたのですがそこの娘ドヨンとヘソンが同級生です。
ある日、友人を呼んだドヨンが花火をしている時、いっしょに加わるように言われ、花火を渡されるヘソン。
ところが、その時、ドヨンの友人の持っていた花火が暴発してドヨンの目に当たり重傷を負ってしまいます。
誰がしたのか?と問い詰められ、花火を暴発させてしまった子は苦し紛れにヘソンの花火が当たったんだ、と説明。
それを聞いたドヨンもそれに同調し、すっかりヘソンが犯人にされてしまいます。
自分がやったんじゃない、と言っても信じてもらえないヘソン。
母親も味方になってくれません。

結局、うそつき呼ばわりされた挙句に、ヘソンは学校を退学させられ、母親も仕事をクビになり、追い出される母娘です。
判事は自分は娘の言うことを信じたいのだ、と言い、ヘソンの母に退職金代わりの大金を渡そうとします。
受け取ってしまえば自分が犯人と言うことになってしまう、と言って受け取らないように言うヘソンですが、受け取ってしまう母に失望するヘソンです。
母にも信じてもらえなかった、とショックを受けるヘソンでしたが、ひとたびは立ち去ったヘソン母、判事の書いた本が本屋に山積みになっているのを見ると再び半自宅前へと帰って来ます。
買ってきた判事の本の山とともにもらったお金の袋に火をつける母です。
ヘソンはその後、ドヨンと再び会うと、花火をドヨンの方へと向けます。
思わず目を閉じるドヨンに、花火が向かってきたら目を閉じるので、ドヨンが犯人を見ているはずはない、と説明するのですが、しらを切り通そうとするドヨンです。
ところが、その時、近くで大きな音がし、その音の方へと向かうヘソンとドヨン。

現場にはトラックに突っ込まれた乗用車が大破しているのですが、その自動車のボンネットに飛び乗って、棒で運転者を叩きつけている男がいます。

助手席には幼い子供が乗っているのですが、その子も車から引きずり出して殺そうとしている男。

その時、携帯の写真を撮るときの音がします。
ヘソンが携帯を構えていたのね。
目撃していたヘソンとドヨンに気付き、彼女たちを追ってくる男。
そのうちにパトカーがやって来て、何とか難を逃れるヘソンとドヨンです。
その後、事件が単純な交通事故として処理されそうになっていることを聞くヘソンとドヨン。
二人は悩みながらも、その事件の裁判の行われている法廷へとやって来ます。
ヘソンとドヨンは証言しに行かなくては、と思うのですが、話したら殺してやる!と男に脅された二人、法廷の中にはなかなか入って行けません。
ドヨンに、証言したらヘソンがうそつきじゃないって認めてやる、と言われ、二人で同時にドアを開けることにしたヘソン。
そこまで話すと、身を乗り出してくる面接官たち。
でも、その答えは言わず、ただ、その決定を後悔している、と話すヘソンです。
面接官には話しませんでしたが、結局、この時、ドヨンは法廷内に入っては来ず、ヘソンだけが入室したのね。
この事件では、殺人事件である証拠は殺された男の車に同乗していた幼い子供スハの証言だけです。
事件のショックで話せなくなってしまっていたスハは文字を書いて必死でそのことを伝えますが、子供の証言だとして、軽んじられてしまっています。
その上、被告の心の声が聞こえる、なんて話を持ち出してしまったため、証言自体が疑われてしまいます。
他に証拠もない、と事故で処理されようとしていた事件ですが、そこに自分が見た、と申し立てるヘソン。
でも、それも不確かな証拠などと言われ、無視されかけるのですが、写真がある、と言い出し、ヘソンは証人申請され、正式に承認と認められます。

この展開に、暴れ出し、ヘソンに襲い掛かる殺人者でしたが、周りの人間に止められ、ヘソンは事なきを得ます。

ところで、心の声が聞こえる、と言っていたスハ、これは嘘ではなく、事件のショックで目覚めた超能力のようです。
この場のヘソンの恐怖の声を聞き、自分がヘソンを守るから、と決心するスハです。

そして、現在。
ヘソンは面接を終え、裁判所を出て行くのですが、その姿を見かけ、追いかけようとする高校生がいます。
現在のスハです。
スハはヘソンのことをずっと探していたようです。
ヘソンは9歳のスハの初恋の人となってたようですね。
10年間ずっと、町で似た人を見かけると話しかけてみるのですが、ずっと人違いと言うことが続いていたようです。
今回は本物のヘソンだったのですが、、途中で見失ってしまい、ヘソンには会えなかったスハです。

2話
面接の結果、ヘソンとグァヌはそろって合格します。
初出勤のヘソンを見つけ、嬉しそうに話しかけてくるグァヌですが、無視するヘソン。
でも、あきらめず、ずっと話かけ続けるグァヌ。


一方、スハの高校で事件が起こります。
女子高生のコ・ソンビンが一人、音楽室に入りネイルアートをしていると、ドスンと言う大きな音が窓の外で聞こえます。
なんだろう、と窓から下を見たソンビンは一人の女子生徒が倒れているのを発見します。
彼女の周りには人が集まって来て、上を見上げる生徒たち。
ひとりがソンビンが突き落とした、と言い出し、ソンビンが突き落としたことにされてしまいます。
検察に調べを受けるソンビンは不遜な態度で食ってかかり、自分の罪を認めません。
その様子を見ていたのはヘソンと因縁のあるドヨンです。
事件以来、苦労を重ね、何とか国選弁護人の仕事にありついたヘソンとは違い、ドヨンは常にトップを守りながら検事になっていたのね。
そして、ソンビンが被害者を虐めていた、という話が出てくると、自分がやる、と言って取り調べを替わります。
厳しい態度でソンビンを責め立てるドヨン。
そして、この事件の国選弁護人となったのがヘソン。
国選専担弁護人としての初仕事です。
今度はヘソンがソンビンから、事情を聞いています。
容疑者の話など、訊くに値しない、とソンビンの話はまるで聞こうともしません。
ソンビンの、自分はやっていない、音楽室に落ちた子がいたことも気付かなかった、と言うのですが、全く聞く耳を持たないヘソン。
彼女は殺人未遂の容疑までかけられるのを防ぐため、争っているうちに誤って落ちたことにしようと決め、それに沿った証言をするようにソンビンに強要します。
自分はやっていない!と言うソンビンの言葉を無視し、彼女を帰すヘソンです。
でも、ヘソンの内心はもう少し複雑なようです。
調書を作成しながら、自分がやっていない罪を着せられた高校時代のことを思い出すヘソン。
帰ろうと、出口の回転ドアに入るのですが、出てこれずにぐるぐる回り続け、悩んでいます。
でも、忘れよう、と自分に言い聞かせるヘソンです。
ヘソンがそうしている姿を少し離れた所から、スハが見ています。
学校でスハは、ソンビンの事件のことが載った新聞を友達から見せられたのね。

ところが、スハはソンビンの記事ではなく、その横の、ヘソンとグァヌが国選弁護人になったと言う記事の、ヘソンの写真と名前を見つけ、やって来たようです、
再会の挨拶をいろいろ考えていたスハなのですが、声をかけず、ヘソンが家に帰るまで付いて行き、ヘソンが家に入ると切れていた街灯の電球を取り換えているスハです。
そんなことは知らないヘソン、役所の人がこんな時間まで仕事をしている、などと思っているのですが。
一方、弁護士すら、自分の話を聞いてくれないことに失望したソンビン。
どうすることもできず一人思い悩むソンビンです。
やがて、電車のホームで、入ってくる電車の前に飛び込もうとするのですが、それを救うのがスハです。
スハには、自分はやっていない、と言うソンビンの心の声が聞こえます。
ソンビンから話を聞くスハ。
ソンビンの話を信じてくれない弁護士がヘソンだと聞き、ヘソンがそんなことをするはずはない、と思うスハですが…。
そして、裁判の日です。
午前中はグァヌの裁判。
彼は手話まで学び、(点字も学んだらしい)被告人との意思の疎通を図り、裁判に臨んだのですが…。
彼は被告人のことは全面的に信じる主義。
被告人のいう事を信じて臨んだ結果、次々につじつまの合わないことが出てきて、散々な目に遭います。
そうこうしているうちに、午後からの裁判のため、ソンビンがやって来ます。
打ち合わせのため、そちらに向かうヘソンはエレベーターホールでドヨンと顔を合せます。
そこでドヨンが相手方検事だと気づくヘソン…。

さて、ソンビンは染めていた髪も黒く戻し、ネイルもすっかり落としています。
そして、ヘソンとの再会を楽しみにしていたスハが彼女に付き添って来ています。
ところが、ソンビンとの打ち合わせで、ソンビンの言うことなどまるで聞かず、自分の用意したことを言え、というヘソンの言葉に愕然とするスハ。

スハはヘソンを無理有公園へと連れて行き、ソンビンが死にかけたことを話し、ソンビンの心の声を聞いたから、ソンビンは無罪だ、とヘソンに言い寄ります。
証拠がない、と言うヘソンに、ヘソンの言う言葉を先取りして言って見せ、自分が心を読めることを明かすスハです。
でも、それじゃ証拠にならない、と言うヘソン。
法廷で、心を読んだと証言するつもりかと訊かれ、幼い頃の裁判での記憶がよみがえるスハです。
法廷で勝つモノが真実なのだ、と言うヘソンです。
裁判の前にトイレに寄ったヘソンはドヨンと再び顔を合わせます。
法廷であなたが逃げ出して以来だから、10年ぶりだ、と言うヘソン。
無罪を主張するつもり?と問うドヨンに、そんなことはしない、と答えるドヨンです。
そっくりだ、と言うドヨン。
誰に?と訊くヘソンですが、そのまま行ってしまうドヨンです。
そこにやってきたスハ、ドヨンの心を読んだ、と言い、事件の時のヘソンとソンビンがそっくりだ、と心の中で言っていた、と教えます。
その言葉でヘソンの心には変化が萌します。
回転ドアをぐるぐる回りながら叫び出すヘソン。

そして、裁判が始まります。
ヘソンはスハに心が読めるようにと見つめ、無罪なのは確かなの?信じていいの?と聞きます。
黙ってうなずくスハに、ヘソンは起訴事実のすべてを否認、無罪を主張します。
一方、スハの父を殺した犯人、ミン・ジュングクはまもなく出所なのですが、彼もまたヘソンが国選弁護人になったと言う新聞記事を見ています。
ヘソンに対する逆恨みはいまだに消えていないようで、彼女に対する復讐に目を輝かしています…。

ヘソンにしてみれば、高校時代証言に立ったのは、ドヨンに対する負けん気の為だったんですよね。
後悔している、というヘソンは今でも、夢にうなされる程度ですからね。
正義の代償の大きさを知っているから、シニカルにならざるを得なかった、というところでしょうか。
何事も、深くは立ち入らず、平和に暮らしたいというのが、ヘソンの考えのようですね。
でも、ドヨンのために、再び負けん気を出してしまったヘソン。
全く準備もなく無罪を主張したようですから、これからの証拠集めに苦戦しそうです。
予告では、高校生の制服姿のヘソンとグァヌの姿が…。
国選専担弁護士の面接会場。
そこで顔を合せるチャン・ヘソンとチャ・グァヌ。
面接会場の場所を二人して間違え、ヘソンに声をかけるグァヌです。
グァヌは警察官を辞め、理想に燃えて弁護士に転身した理想主義者で、国選弁護士こそ、自分の希望の仕事だと面接にやって来ています。
ヘソンの方は、国からお金を貰え点が魅力で、面接にやって来たようです。
面接では、成績優秀で法律事務所からも引く手あまたと思われるグァヌは文句なく合格ライン。
ヘソンの方は経歴も芳しくなく、志望の動機もお金のため、と言い切り、呆れられています。
でも、自分が弁護士を志望することになった事件のことを話し始めると、面接官の表情が変わって来ます。
話は10年前のヘソンの高校時代に遡ります。
彼女の母親はシングルマザーで判事の家に住み込みでお手伝いさんをしていたのですがそこの娘ドヨンとヘソンが同級生です。
ある日、友人を呼んだドヨンが花火をしている時、いっしょに加わるように言われ、花火を渡されるヘソン。
ところが、その時、ドヨンの友人の持っていた花火が暴発してドヨンの目に当たり重傷を負ってしまいます。
誰がしたのか?と問い詰められ、花火を暴発させてしまった子は苦し紛れにヘソンの花火が当たったんだ、と説明。
それを聞いたドヨンもそれに同調し、すっかりヘソンが犯人にされてしまいます。
自分がやったんじゃない、と言っても信じてもらえないヘソン。
母親も味方になってくれません。

結局、うそつき呼ばわりされた挙句に、ヘソンは学校を退学させられ、母親も仕事をクビになり、追い出される母娘です。
判事は自分は娘の言うことを信じたいのだ、と言い、ヘソンの母に退職金代わりの大金を渡そうとします。
受け取ってしまえば自分が犯人と言うことになってしまう、と言って受け取らないように言うヘソンですが、受け取ってしまう母に失望するヘソンです。
母にも信じてもらえなかった、とショックを受けるヘソンでしたが、ひとたびは立ち去ったヘソン母、判事の書いた本が本屋に山積みになっているのを見ると再び半自宅前へと帰って来ます。
買ってきた判事の本の山とともにもらったお金の袋に火をつける母です。
ヘソンはその後、ドヨンと再び会うと、花火をドヨンの方へと向けます。
思わず目を閉じるドヨンに、花火が向かってきたら目を閉じるので、ドヨンが犯人を見ているはずはない、と説明するのですが、しらを切り通そうとするドヨンです。
ところが、その時、近くで大きな音がし、その音の方へと向かうヘソンとドヨン。

現場にはトラックに突っ込まれた乗用車が大破しているのですが、その自動車のボンネットに飛び乗って、棒で運転者を叩きつけている男がいます。

助手席には幼い子供が乗っているのですが、その子も車から引きずり出して殺そうとしている男。

その時、携帯の写真を撮るときの音がします。
ヘソンが携帯を構えていたのね。
目撃していたヘソンとドヨンに気付き、彼女たちを追ってくる男。
そのうちにパトカーがやって来て、何とか難を逃れるヘソンとドヨンです。
その後、事件が単純な交通事故として処理されそうになっていることを聞くヘソンとドヨン。
二人は悩みながらも、その事件の裁判の行われている法廷へとやって来ます。
ヘソンとドヨンは証言しに行かなくては、と思うのですが、話したら殺してやる!と男に脅された二人、法廷の中にはなかなか入って行けません。
ドヨンに、証言したらヘソンがうそつきじゃないって認めてやる、と言われ、二人で同時にドアを開けることにしたヘソン。
そこまで話すと、身を乗り出してくる面接官たち。
でも、その答えは言わず、ただ、その決定を後悔している、と話すヘソンです。
面接官には話しませんでしたが、結局、この時、ドヨンは法廷内に入っては来ず、ヘソンだけが入室したのね。
この事件では、殺人事件である証拠は殺された男の車に同乗していた幼い子供スハの証言だけです。
事件のショックで話せなくなってしまっていたスハは文字を書いて必死でそのことを伝えますが、子供の証言だとして、軽んじられてしまっています。
その上、被告の心の声が聞こえる、なんて話を持ち出してしまったため、証言自体が疑われてしまいます。
他に証拠もない、と事故で処理されようとしていた事件ですが、そこに自分が見た、と申し立てるヘソン。
でも、それも不確かな証拠などと言われ、無視されかけるのですが、写真がある、と言い出し、ヘソンは証人申請され、正式に承認と認められます。

この展開に、暴れ出し、ヘソンに襲い掛かる殺人者でしたが、周りの人間に止められ、ヘソンは事なきを得ます。

ところで、心の声が聞こえる、と言っていたスハ、これは嘘ではなく、事件のショックで目覚めた超能力のようです。
この場のヘソンの恐怖の声を聞き、自分がヘソンを守るから、と決心するスハです。

そして、現在。
ヘソンは面接を終え、裁判所を出て行くのですが、その姿を見かけ、追いかけようとする高校生がいます。
現在のスハです。
スハはヘソンのことをずっと探していたようです。
ヘソンは9歳のスハの初恋の人となってたようですね。
10年間ずっと、町で似た人を見かけると話しかけてみるのですが、ずっと人違いと言うことが続いていたようです。
今回は本物のヘソンだったのですが、、途中で見失ってしまい、ヘソンには会えなかったスハです。

2話
面接の結果、ヘソンとグァヌはそろって合格します。
初出勤のヘソンを見つけ、嬉しそうに話しかけてくるグァヌですが、無視するヘソン。
でも、あきらめず、ずっと話かけ続けるグァヌ。


一方、スハの高校で事件が起こります。
女子高生のコ・ソンビンが一人、音楽室に入りネイルアートをしていると、ドスンと言う大きな音が窓の外で聞こえます。
なんだろう、と窓から下を見たソンビンは一人の女子生徒が倒れているのを発見します。
彼女の周りには人が集まって来て、上を見上げる生徒たち。
ひとりがソンビンが突き落とした、と言い出し、ソンビンが突き落としたことにされてしまいます。
検察に調べを受けるソンビンは不遜な態度で食ってかかり、自分の罪を認めません。
その様子を見ていたのはヘソンと因縁のあるドヨンです。
事件以来、苦労を重ね、何とか国選弁護人の仕事にありついたヘソンとは違い、ドヨンは常にトップを守りながら検事になっていたのね。
そして、ソンビンが被害者を虐めていた、という話が出てくると、自分がやる、と言って取り調べを替わります。
厳しい態度でソンビンを責め立てるドヨン。
そして、この事件の国選弁護人となったのがヘソン。
国選専担弁護人としての初仕事です。
今度はヘソンがソンビンから、事情を聞いています。
容疑者の話など、訊くに値しない、とソンビンの話はまるで聞こうともしません。
ソンビンの、自分はやっていない、音楽室に落ちた子がいたことも気付かなかった、と言うのですが、全く聞く耳を持たないヘソン。
彼女は殺人未遂の容疑までかけられるのを防ぐため、争っているうちに誤って落ちたことにしようと決め、それに沿った証言をするようにソンビンに強要します。
自分はやっていない!と言うソンビンの言葉を無視し、彼女を帰すヘソンです。
でも、ヘソンの内心はもう少し複雑なようです。
調書を作成しながら、自分がやっていない罪を着せられた高校時代のことを思い出すヘソン。
帰ろうと、出口の回転ドアに入るのですが、出てこれずにぐるぐる回り続け、悩んでいます。
でも、忘れよう、と自分に言い聞かせるヘソンです。
ヘソンがそうしている姿を少し離れた所から、スハが見ています。
学校でスハは、ソンビンの事件のことが載った新聞を友達から見せられたのね。

ところが、スハはソンビンの記事ではなく、その横の、ヘソンとグァヌが国選弁護人になったと言う記事の、ヘソンの写真と名前を見つけ、やって来たようです、
再会の挨拶をいろいろ考えていたスハなのですが、声をかけず、ヘソンが家に帰るまで付いて行き、ヘソンが家に入ると切れていた街灯の電球を取り換えているスハです。
そんなことは知らないヘソン、役所の人がこんな時間まで仕事をしている、などと思っているのですが。
一方、弁護士すら、自分の話を聞いてくれないことに失望したソンビン。
どうすることもできず一人思い悩むソンビンです。
やがて、電車のホームで、入ってくる電車の前に飛び込もうとするのですが、それを救うのがスハです。
スハには、自分はやっていない、と言うソンビンの心の声が聞こえます。
ソンビンから話を聞くスハ。
ソンビンの話を信じてくれない弁護士がヘソンだと聞き、ヘソンがそんなことをするはずはない、と思うスハですが…。
そして、裁判の日です。
午前中はグァヌの裁判。
彼は手話まで学び、(点字も学んだらしい)被告人との意思の疎通を図り、裁判に臨んだのですが…。
彼は被告人のことは全面的に信じる主義。
被告人のいう事を信じて臨んだ結果、次々につじつまの合わないことが出てきて、散々な目に遭います。
そうこうしているうちに、午後からの裁判のため、ソンビンがやって来ます。
打ち合わせのため、そちらに向かうヘソンはエレベーターホールでドヨンと顔を合せます。
そこでドヨンが相手方検事だと気づくヘソン…。

さて、ソンビンは染めていた髪も黒く戻し、ネイルもすっかり落としています。
そして、ヘソンとの再会を楽しみにしていたスハが彼女に付き添って来ています。
ところが、ソンビンとの打ち合わせで、ソンビンの言うことなどまるで聞かず、自分の用意したことを言え、というヘソンの言葉に愕然とするスハ。

スハはヘソンを無理有公園へと連れて行き、ソンビンが死にかけたことを話し、ソンビンの心の声を聞いたから、ソンビンは無罪だ、とヘソンに言い寄ります。
証拠がない、と言うヘソンに、ヘソンの言う言葉を先取りして言って見せ、自分が心を読めることを明かすスハです。
でも、それじゃ証拠にならない、と言うヘソン。
法廷で、心を読んだと証言するつもりかと訊かれ、幼い頃の裁判での記憶がよみがえるスハです。
法廷で勝つモノが真実なのだ、と言うヘソンです。
裁判の前にトイレに寄ったヘソンはドヨンと再び顔を合わせます。
法廷であなたが逃げ出して以来だから、10年ぶりだ、と言うヘソン。
無罪を主張するつもり?と問うドヨンに、そんなことはしない、と答えるドヨンです。
そっくりだ、と言うドヨン。
誰に?と訊くヘソンですが、そのまま行ってしまうドヨンです。
そこにやってきたスハ、ドヨンの心を読んだ、と言い、事件の時のヘソンとソンビンがそっくりだ、と心の中で言っていた、と教えます。
その言葉でヘソンの心には変化が萌します。
回転ドアをぐるぐる回りながら叫び出すヘソン。

そして、裁判が始まります。
ヘソンはスハに心が読めるようにと見つめ、無罪なのは確かなの?信じていいの?と聞きます。
黙ってうなずくスハに、ヘソンは起訴事実のすべてを否認、無罪を主張します。
一方、スハの父を殺した犯人、ミン・ジュングクはまもなく出所なのですが、彼もまたヘソンが国選弁護人になったと言う新聞記事を見ています。
ヘソンに対する逆恨みはいまだに消えていないようで、彼女に対する復讐に目を輝かしています…。

ヘソンにしてみれば、高校時代証言に立ったのは、ドヨンに対する負けん気の為だったんですよね。
後悔している、というヘソンは今でも、夢にうなされる程度ですからね。
正義の代償の大きさを知っているから、シニカルにならざるを得なかった、というところでしょうか。
何事も、深くは立ち入らず、平和に暮らしたいというのが、ヘソンの考えのようですね。
でも、ドヨンのために、再び負けん気を出してしまったヘソン。
全く準備もなく無罪を主張したようですから、これからの証拠集めに苦戦しそうです。
予告では、高校生の制服姿のヘソンとグァヌの姿が…。
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Entry ⇒ 2013.06.10 | Category ⇒ 君の声が聞こえる | Comments (0) | Trackbacks (0)
「君の声が聞こえる」3話・4話あらすじ
今週になり、ますます面白くなってきました。
過去の話、現在の話、裁判のこと、といろんな内容が、しかも複数の出来事が同時に語られているのですが、どれも不足感なく、バランスよく配合されていて、引き込まれます。
それでは、あらすじです。

過去の話、現在の話、裁判のこと、といろんな内容が、しかも複数の出来事が同時に語られているのですが、どれも不足感なく、バランスよく配合されていて、引き込まれます。
それでは、あらすじです。

3話
ソンビンの事件で無罪を主張するヘソン。
検事のドヨンは、ソンビンが墜落した女子生徒ドンヒに送りつけていたメールの内容を公開。
余りの悪口の羅列にソンビンに対する印象はひどく悪くなります。
続いて、目撃者の証言です。
争う声を聞き、そちらを見たらドンヒが落ちていた、と言う男子生徒。

突き落とされる瞬間を見ていたのではないんじゃないか?と訊くヘソンの言葉は認めるものの、間接的に見てそう思ったと証言する生徒です。
続けて、ドヨンに訊かれ、ソンビンに殺意があったと思う、と言う生徒。
ヘソンは、音楽室には二人だけしかおらず、直接証拠が必要だと主張するヘソンです。
それに対し、それを認め、ドンヒを証人として申請するドンヒ。
ドンヒは意識を取り戻していたのね。
喜ぶソンビン、裁判は一旦休廷、ドンヒが到着するのを待って再開することになります。
休廷中、部屋の外に出たヘソンに、顔に赤いペンの跡がついているのを指摘するスハを誤解して、スハの頬に間接キッスをするヘソン…。

呆れながらも、喜んでいるスハなのですが、その時、ヘソンが国選弁護士になったことを揶揄するような内容の心の声を聞くスハ。
スハの父殺しの男ミン・ジュングク?と思い、あわてて彼を探しに行きますが、見つけられません。
そして、法廷はドンヒが到着して再会です。
ドンヒに手を振るソンビンでしたが、無視するドンヒ。
そして、ソンビンが自分を突き落としたと証言するドンヒです。
かつらを投げ捨て、ドンヒに悪態を吐くソンビンをヘソンは必死で抑えます。

そして、ドンヒの前にやって来るスハ。
一瞬でしたが、自分が落ちた訳を話したら終わりだ、と言うドンヒの心の声を聞くスハです。
ヘソンは、あなたのせいでソンビンは殺人未遂の罪にまで問われる、とスハに当たり散らしながら事務室の方へと向かいます。
事務室にはヘソンの母親がチキンの差し入れを持ってやって来ていたのですが、ヘソンの声を聞いて出てきます。
次に期待をかけるスハに、すでに終わったゲームだ、と言うヘソン。
それを聞き、人の人生をゲームだなんて何事!と怒るヘソン母。
あのドヨンが検事で、彼女の前で恥をかいたのよ!と言うヘソンですが、いま、そんなこと言っているあなたの方が恥ずかしい、と言って怒って帰ってしまうヘソン母です。
その日の帰り、ヘソンは道で高校生たちに絡まれます。
そこに現れるのがスハ。
警察に連絡して、と頼むヘソンに、裁判を諦めないように約束するように迫るスハです。
約束する、と言うヘソン。
ところが、高校生がスハに向かって行こうとしているとき、その中の一人がスハだ!と言い出します。
睨みを訊かせただけで逃げて行く高校生たちです。
言われる前から、やるつもりだったわよ、と言うヘソンの家の前まで付いて行くスハ。
ヘソンは教えてもいないのに、ヘソンの家を知っているスハを不思議に思うのですが、ちょうどそのすぐ後、I'll be there と書かれたメッセージが彼女の携帯に送られてきたので、スハが送ったメールだと思い込むヘソンです。
同じメッセージがこの前にも送られてきており、また、そのあとも何度か送られてきています。
翌日、ヘソンはソンビンの無罪を勝ち取るため、あらたな取り組みをはじめます。
ベテランのシン弁護士に手伝ってもらおうとするヘソンなのですが、逃げられ、グァヌに頼むヘソン。
グァヌは警察で培ったノウハウを教える、と、二人とも、高校生の制服姿で潜入捜査です。
ヘソンは生徒たちに聞き込み、グァヌは現場検証です。

ヘソンはドンヒがソンビンだけではなく、みんなから虐められていたことを知り、また、ドンヒが使っていたパソコンを教えてもらいます。
スハに手伝ってもらい、ドンヒの検索履歴を調べてみると、煙草の匂いの消し方など、たばこに関する検索が次々出てきます。

一方のグァヌはドンヒが墜落した場所の傍でたばこの吸い殻とライターを発見します。

病院のドンヒのところに行き、再び裁判で証言してくれるように言うヘソン。
どうして?と言うドンヒに、嘘をついたから、とヘソンは言います。
ヘソンは検索結果とライターなどを見せ、ドンヒはたばこを吸っている時にソンビンが来た~窓の外に隠れようとして落ちた、と説明して見せるのですが、証言するのは嫌だと拒否するドンヒです。
傍で話を聞いていたソンビンがたまらず、そんなことのために刑務所に入ることになるのよ!と言うのですが、そんな事?と訊きかえすドンヒ。
どうして私を虐めたの?どうして私の母を侮辱したのよ、とドンヒは怒りをぶつけます。
それはそれとして、証言しないとソンビンが刑務所に行くことになる、と説得するヘソンに、だから何?と言い自分はずっと監獄にいるんだ、と言うドンヒ。
私のように友達一人いないところに行かせて!というドンヒの言葉を聞き、ヘソンに帰ろう、と言い出すソンビン。
裁判で負けるかもしれないと言うヘソンに、負けても仕方がないとソンビンは言います。
そしてドンヒに嫉妬して虐めたんだ、と心から謝り、そのまま帰るソンビンです。
結局、ドンヒは次の裁判で証言台に立ちます。
ところが、証言を始める前に、前回と今回で違うことを言えば偽証罪に問われる、と言うドヨン。
本当のことを証言するつもりだったドンヒも、この言葉に動揺してしまいます。


ヘソンも、どうしていいか分からず、証言を求めることがしばらくできないでいるのですが、その時シン弁護士からの"刑事訴訟法159条"とのメールが入ります。

慌てて本を調べ、ドンヒの年齢が16歳未満のため、偽証罪には問われないことを説明するヘソン。
それを聞き安心した様子のドンヒです。
裁判に勝ったヘソンはドヨンと再び顔を合せると、あなたは検事じゃない、と言います。
ソンビンが無罪だと言うことを知りながら、有罪に導こうとしたドヨンを、10年前と一緒だ、と評し、間違いを認めなければ発展もない、と言うヘソンです。

一方、裁判所で聞いた心の声がジュングクだったと思うスハは刑務所に面接に行き、すでに彼が出所していることを知ります。
その帰り、別のバスに乗ろうとしているヘソンを見かけたスハはバスを降り、そちらに乗り込みます。
そのまま家まで送って行き、別れますが、その直後にまた、I'll be thereのメッセージが届きます。

やはりスハだと思うヘソン、自分に恋心を抱かれても…と勉強しなさい、と言うのですが、メッセージは彼が送ったものではありません。

電話番号も知らないのに、と言って自分の電話番号を打ち込み、確認させるスハ。
スパムだろう、と言って帰って行きます。
家に戻ったヘソンはスハじゃなかったら、グァヌ?などと考えて、その発信先に電話を掛けてみます。
すると、家の中で音楽が鳴り始めます。
電話を切ればその音は止み、再びかければまた、鳴る音。電話の着信音のようです。
フライパンを構え、ドアに近づくヘソン。

一方のスハは最初はヘソンの電話番号が分かった、と喜び、彼女の番号にジャンヌ・ダルクと名前を付けて登録していたのですが、メッセージを送ったのが誰かが気になり始めます。
急いでヘソンの家へと向かうスハなのですが、この前の高校生たちが今度は援軍を呼んで取り囲みます。
どけ、と言っても聞かない相手を次々と倒し、傷だらけになりながらもヘソンの家へと向かうスハです。

4話
スハはヘソンの家に着くとドアを蹴破りヘソンを外に出し、室内の携帯を探し出します。
警察を呼ぶのですが、ドアを壊したのがスハで、スハの怪我も関係ない、と聞くと、どうして警察を呼んだの?とあきれ顔。
家の中に見知らぬ携帯があったと言うことは侵入罪だ、と言うヘソンですが、真剣には聞いてくれず、頭がおかしい、などと思い取り合ってくれません。
帰って行く警官を追いかけ、電話の持ち主が誰なのか、思い当たる人がいる、と話すスハなのですが、聞き流している、と言う感じの警官たちです。
ヘソンのところに戻ると、心配だから一人になるな、と言い、しばらく友だちのところにでも行け、と言い、倒れこんでしまうスハです。
救急車を呼ぼうとするヘソンなのですが、スハは寝息を立てています。
夢の中で、幼い頃、心の声が聞こえるがために大人たちの本音を知り、傷ついたことを思い出しているスハ。
やがて目覚めるのですが、熱があるから、とそのまま寝かせ、傷の手当てをしてやるヘソンです。
親に連絡すべきだろうか、とか、ヤクザ?などと考えを巡らせているヘソンの心を読んで、親はいない、ヤクザじゃない、と答えるスハ。
自分のことを覚えているだろうか?と名前を名乗ってみるのですが、思い出せない様子のヘソンです。
でも、どこかで聞いたことがあるような、などと独り言を言っているヘソンです。
翌朝、初恋の人、ヘソンの家で目覚め、うきうきするスハなのですが、あっという間に現実を見てしまいます。
ぼさぼさ頭の寝起き顔のヘソン、部屋はぐちゃぐちゃだし、朝ごはんも、人間の食べるものとは思えない…。

でも、世の中の99%の女はこんなものよ、と開き直っているヘソンです。
そして、出勤したヘソンは新たな事件の国選弁護人を引き受けることになります。
今度のケースはコンビニに押し入った二人組の強盗のうち、一人が店主を刺して殺してしまったと言うもの。
二人組の一人の方は刺そうとする男を止めに入っており、一人が強盗殺人、もう一人が特殊窃盗罪に問われるのが普通と思われるケースなのですが、検察側のドヨンは二人を強盗殺人の共同正犯として起訴します。
このケースの場合、防犯カメラにも事件の様子が写っているのですが、二人が双子の兄弟のため、どちらが店主を差したのかが分からないのね。
そして、二人とも、自分の方が刺した、と主張しています。
ヘソンが担当するのは弟の方で、さっそく面会に行きます。
兄に前科があるため、かわりに自分が刺したと言っているのではないかと訊くヘソンなのですが、違う、と言う弟。
彼は、事件の直前に飼うことにした子犬の世話をヘソンに頼みます。
事務室に犬を連れて帰って来たヘソンは双子の事件が合同裁判となり、兄弟ともに同じ裁判で審判を受けることになったということを聞きます。
そして、兄の方の弁護人がグァヌだと知るヘソンです。
一方、スハの方は警察へ昨日の警官に話を聞きに行きます。
ジュングクの居場所は教えてもらえないのですが、心を読んで彼がボランティアに行っている先を知るスハ。
さっそく行ってみると、ジュングクは愛想よく食事を配っています。
目の前に現れたスハに親切そうに話しかけるジュングク。

スハはボランティアをしたい、と申し出て偽名で一緒に奉仕活動をはじめます。
スハは、どこかで会ったことがないか聞くのですが、ジュングクは分かりません。
裁判所で会ったような…と言うスハの言葉に緊張の走るジュングクですが、行っていないと否定しています。
スハはボランティアを終ええると、学校へ行ったのですが、その後、ボランティア活動の証明書を渡し損ねた、と会の人が気付きます。
住所も電話番号も聞いてな知り、10年前の事件の時の子供だ、と気付いたジュングクは、スハには声をかけず、スハの友達から電話番号を聞き出しています。
裁判所では、グァヌの裁判です。
前回の後半では散々な目に遭った聴覚障碍者の件ですが、今回は被告の立場に立った弁護を繰り広げ、感銘を与えます。
ドヨンも次回の相手方弁護士の裁判と言うことで傍聴にきています。
その後、ベテランのシン弁護士の提案で飲み会をする国選弁護士の事務室の人たち。
ヘソンはシン弁護士に、被告人が有罪か無罪かを見抜く力だけはある、と褒められます。
でも、それはスハの力を借りたことですから、他にはないかと訊くのですが、無い、と言いきられてしまいます。
それまでは飲みません、と酒を断っていたヘソンはお酒をがぶ飲み、すっかり酔っぱらってしまいます。
グァヌがトイレに行っている隙にシン弁護士はチェ事務員と帰ってしまい、ヘソンと残されてしまうグァヌ。
ヘソンは泣いていたかと思うと、グァヌを見て、ハンサムに見える!なんて言いだしています

酔いつぶれたヘソンを背負って店を出るグァヌ。

それを裁判所の前で待っていたスハが見つけ、自分が家を知っているから、とタクシーで連れて帰ることにします。
グァヌもタクシーに乗り込もうとするのですが、二人も行くことはない、と金だけ払わせ、ひとり家まで連れて帰るスハです。
翌日、出勤してきたヘソンに、今でも自分のことがハンサムに見える?と訊かれ、即座に否定するヘソンなのですが…どうやら、実はそう見えているようですよ!?

そして、ヘソンもとうとうジュングクが出所したことを聞きます。
不審なメールの発信人がジュングクである可能性に思い当ると不安を感じるヘソンです。
帰宅して見ると、スハが壊れたままになっていたドアを遊離しているのですが、それを見て、突然、ここで何をしているの!?と怒るヘソン。
二度とここには来ないで、と言うヘソンの心を読んだスハ、彼女がスハもジュングクの仲間かもしれない、とおびえていることを知り、何も言わずに帰って行きます。
そんな彼に電話をかけて来るジュングク。
10年ぶりだ、と言い、名前を変えていたからわからなかった、と言うジュングクに、スハは会うことにします。
ジュングクの姿を見るなり、何をしようとしている!?と言うスハなのですが、一言も口には出さず、ただ考えを読ませるジュングク。
お前には恨みがない、と言い、お前の父に恨みがあっただけだ、と言い、今も、お前ではなく、ヘソンに恨みがある、と心の中で言うジュングクです。
それを聞いたスハは突然殴りかかります。

警察に連れて行かれるスハ。
親が無く、学校の先生にも連絡が取れなくてヘソンに連絡が入ります。
警察についたヘソンは、相手が一言も言っていないのに、スハが一方的に殴り掛かった、との説明を受けています。
そんなはずない、と言いスハはなんて言っていたのかと問うヘソンに、スハは、考えてないで口に出して言え!と何度も言っていた、答える警官。
ヘソンは防犯カメラの映像を確認します。

彼女に手を出すな、と言っているスハに、10年前に自分を守ると言っていた幼いスハの姿が蘇ります。

そして、あの時の子だったんだ、と気付くヘソンです。
一方的に加害者にされ、弁解しようにも証拠がない、と言われてかっとなるスハ。
証拠ならある!と話そうとするスハを遮るヘソン。
10年前のように笑いものになってもいいの?と言い、思い出したことを話すヘソンです。

あらすじでは抜いている部分なんですが、ドヨンがヘソンに抱いている感情の元も気になりますね。
事件の前にヘソンがドヨンのカンニングを目撃している場面があったんですが、そのことが関係あるのかしら?
そして、新たな裁判の事件。
私は子犬が何らかの証拠に結びつくものになるんじゃないかしら?と思っているのですが、どうなるでしょうね。
ソンビンの事件で無罪を主張するヘソン。
検事のドヨンは、ソンビンが墜落した女子生徒ドンヒに送りつけていたメールの内容を公開。
余りの悪口の羅列にソンビンに対する印象はひどく悪くなります。
続いて、目撃者の証言です。
争う声を聞き、そちらを見たらドンヒが落ちていた、と言う男子生徒。

突き落とされる瞬間を見ていたのではないんじゃないか?と訊くヘソンの言葉は認めるものの、間接的に見てそう思ったと証言する生徒です。
続けて、ドヨンに訊かれ、ソンビンに殺意があったと思う、と言う生徒。
ヘソンは、音楽室には二人だけしかおらず、直接証拠が必要だと主張するヘソンです。
それに対し、それを認め、ドンヒを証人として申請するドンヒ。
ドンヒは意識を取り戻していたのね。
喜ぶソンビン、裁判は一旦休廷、ドンヒが到着するのを待って再開することになります。
休廷中、部屋の外に出たヘソンに、顔に赤いペンの跡がついているのを指摘するスハを誤解して、スハの頬に間接キッスをするヘソン…。

呆れながらも、喜んでいるスハなのですが、その時、ヘソンが国選弁護士になったことを揶揄するような内容の心の声を聞くスハ。
スハの父殺しの男ミン・ジュングク?と思い、あわてて彼を探しに行きますが、見つけられません。
そして、法廷はドンヒが到着して再会です。
ドンヒに手を振るソンビンでしたが、無視するドンヒ。
そして、ソンビンが自分を突き落としたと証言するドンヒです。
かつらを投げ捨て、ドンヒに悪態を吐くソンビンをヘソンは必死で抑えます。

そして、ドンヒの前にやって来るスハ。
一瞬でしたが、自分が落ちた訳を話したら終わりだ、と言うドンヒの心の声を聞くスハです。
ヘソンは、あなたのせいでソンビンは殺人未遂の罪にまで問われる、とスハに当たり散らしながら事務室の方へと向かいます。
事務室にはヘソンの母親がチキンの差し入れを持ってやって来ていたのですが、ヘソンの声を聞いて出てきます。
次に期待をかけるスハに、すでに終わったゲームだ、と言うヘソン。
それを聞き、人の人生をゲームだなんて何事!と怒るヘソン母。
あのドヨンが検事で、彼女の前で恥をかいたのよ!と言うヘソンですが、いま、そんなこと言っているあなたの方が恥ずかしい、と言って怒って帰ってしまうヘソン母です。
その日の帰り、ヘソンは道で高校生たちに絡まれます。
そこに現れるのがスハ。
警察に連絡して、と頼むヘソンに、裁判を諦めないように約束するように迫るスハです。
約束する、と言うヘソン。
ところが、高校生がスハに向かって行こうとしているとき、その中の一人がスハだ!と言い出します。
睨みを訊かせただけで逃げて行く高校生たちです。
言われる前から、やるつもりだったわよ、と言うヘソンの家の前まで付いて行くスハ。
ヘソンは教えてもいないのに、ヘソンの家を知っているスハを不思議に思うのですが、ちょうどそのすぐ後、I'll be there と書かれたメッセージが彼女の携帯に送られてきたので、スハが送ったメールだと思い込むヘソンです。
同じメッセージがこの前にも送られてきており、また、そのあとも何度か送られてきています。
翌日、ヘソンはソンビンの無罪を勝ち取るため、あらたな取り組みをはじめます。
ベテランのシン弁護士に手伝ってもらおうとするヘソンなのですが、逃げられ、グァヌに頼むヘソン。
グァヌは警察で培ったノウハウを教える、と、二人とも、高校生の制服姿で潜入捜査です。
ヘソンは生徒たちに聞き込み、グァヌは現場検証です。

ヘソンはドンヒがソンビンだけではなく、みんなから虐められていたことを知り、また、ドンヒが使っていたパソコンを教えてもらいます。
スハに手伝ってもらい、ドンヒの検索履歴を調べてみると、煙草の匂いの消し方など、たばこに関する検索が次々出てきます。

一方のグァヌはドンヒが墜落した場所の傍でたばこの吸い殻とライターを発見します。

病院のドンヒのところに行き、再び裁判で証言してくれるように言うヘソン。
どうして?と言うドンヒに、嘘をついたから、とヘソンは言います。
ヘソンは検索結果とライターなどを見せ、ドンヒはたばこを吸っている時にソンビンが来た~窓の外に隠れようとして落ちた、と説明して見せるのですが、証言するのは嫌だと拒否するドンヒです。
傍で話を聞いていたソンビンがたまらず、そんなことのために刑務所に入ることになるのよ!と言うのですが、そんな事?と訊きかえすドンヒ。
どうして私を虐めたの?どうして私の母を侮辱したのよ、とドンヒは怒りをぶつけます。
それはそれとして、証言しないとソンビンが刑務所に行くことになる、と説得するヘソンに、だから何?と言い自分はずっと監獄にいるんだ、と言うドンヒ。
私のように友達一人いないところに行かせて!というドンヒの言葉を聞き、ヘソンに帰ろう、と言い出すソンビン。
裁判で負けるかもしれないと言うヘソンに、負けても仕方がないとソンビンは言います。
そしてドンヒに嫉妬して虐めたんだ、と心から謝り、そのまま帰るソンビンです。
結局、ドンヒは次の裁判で証言台に立ちます。
ところが、証言を始める前に、前回と今回で違うことを言えば偽証罪に問われる、と言うドヨン。
本当のことを証言するつもりだったドンヒも、この言葉に動揺してしまいます。


ヘソンも、どうしていいか分からず、証言を求めることがしばらくできないでいるのですが、その時シン弁護士からの"刑事訴訟法159条"とのメールが入ります。

慌てて本を調べ、ドンヒの年齢が16歳未満のため、偽証罪には問われないことを説明するヘソン。
それを聞き安心した様子のドンヒです。
裁判に勝ったヘソンはドヨンと再び顔を合せると、あなたは検事じゃない、と言います。
ソンビンが無罪だと言うことを知りながら、有罪に導こうとしたドヨンを、10年前と一緒だ、と評し、間違いを認めなければ発展もない、と言うヘソンです。

一方、裁判所で聞いた心の声がジュングクだったと思うスハは刑務所に面接に行き、すでに彼が出所していることを知ります。
その帰り、別のバスに乗ろうとしているヘソンを見かけたスハはバスを降り、そちらに乗り込みます。
そのまま家まで送って行き、別れますが、その直後にまた、I'll be thereのメッセージが届きます。

やはりスハだと思うヘソン、自分に恋心を抱かれても…と勉強しなさい、と言うのですが、メッセージは彼が送ったものではありません。

電話番号も知らないのに、と言って自分の電話番号を打ち込み、確認させるスハ。
スパムだろう、と言って帰って行きます。
家に戻ったヘソンはスハじゃなかったら、グァヌ?などと考えて、その発信先に電話を掛けてみます。
すると、家の中で音楽が鳴り始めます。
電話を切ればその音は止み、再びかければまた、鳴る音。電話の着信音のようです。
フライパンを構え、ドアに近づくヘソン。

一方のスハは最初はヘソンの電話番号が分かった、と喜び、彼女の番号にジャンヌ・ダルクと名前を付けて登録していたのですが、メッセージを送ったのが誰かが気になり始めます。
急いでヘソンの家へと向かうスハなのですが、この前の高校生たちが今度は援軍を呼んで取り囲みます。
どけ、と言っても聞かない相手を次々と倒し、傷だらけになりながらもヘソンの家へと向かうスハです。

4話
スハはヘソンの家に着くとドアを蹴破りヘソンを外に出し、室内の携帯を探し出します。
警察を呼ぶのですが、ドアを壊したのがスハで、スハの怪我も関係ない、と聞くと、どうして警察を呼んだの?とあきれ顔。
家の中に見知らぬ携帯があったと言うことは侵入罪だ、と言うヘソンですが、真剣には聞いてくれず、頭がおかしい、などと思い取り合ってくれません。
帰って行く警官を追いかけ、電話の持ち主が誰なのか、思い当たる人がいる、と話すスハなのですが、聞き流している、と言う感じの警官たちです。
ヘソンのところに戻ると、心配だから一人になるな、と言い、しばらく友だちのところにでも行け、と言い、倒れこんでしまうスハです。
救急車を呼ぼうとするヘソンなのですが、スハは寝息を立てています。
夢の中で、幼い頃、心の声が聞こえるがために大人たちの本音を知り、傷ついたことを思い出しているスハ。
やがて目覚めるのですが、熱があるから、とそのまま寝かせ、傷の手当てをしてやるヘソンです。
親に連絡すべきだろうか、とか、ヤクザ?などと考えを巡らせているヘソンの心を読んで、親はいない、ヤクザじゃない、と答えるスハ。
自分のことを覚えているだろうか?と名前を名乗ってみるのですが、思い出せない様子のヘソンです。
でも、どこかで聞いたことがあるような、などと独り言を言っているヘソンです。
翌朝、初恋の人、ヘソンの家で目覚め、うきうきするスハなのですが、あっという間に現実を見てしまいます。
ぼさぼさ頭の寝起き顔のヘソン、部屋はぐちゃぐちゃだし、朝ごはんも、人間の食べるものとは思えない…。

でも、世の中の99%の女はこんなものよ、と開き直っているヘソンです。
そして、出勤したヘソンは新たな事件の国選弁護人を引き受けることになります。
今度のケースはコンビニに押し入った二人組の強盗のうち、一人が店主を刺して殺してしまったと言うもの。
二人組の一人の方は刺そうとする男を止めに入っており、一人が強盗殺人、もう一人が特殊窃盗罪に問われるのが普通と思われるケースなのですが、検察側のドヨンは二人を強盗殺人の共同正犯として起訴します。
このケースの場合、防犯カメラにも事件の様子が写っているのですが、二人が双子の兄弟のため、どちらが店主を差したのかが分からないのね。
そして、二人とも、自分の方が刺した、と主張しています。
ヘソンが担当するのは弟の方で、さっそく面会に行きます。
兄に前科があるため、かわりに自分が刺したと言っているのではないかと訊くヘソンなのですが、違う、と言う弟。
彼は、事件の直前に飼うことにした子犬の世話をヘソンに頼みます。
事務室に犬を連れて帰って来たヘソンは双子の事件が合同裁判となり、兄弟ともに同じ裁判で審判を受けることになったということを聞きます。
そして、兄の方の弁護人がグァヌだと知るヘソンです。
一方、スハの方は警察へ昨日の警官に話を聞きに行きます。
ジュングクの居場所は教えてもらえないのですが、心を読んで彼がボランティアに行っている先を知るスハ。
さっそく行ってみると、ジュングクは愛想よく食事を配っています。
目の前に現れたスハに親切そうに話しかけるジュングク。

スハはボランティアをしたい、と申し出て偽名で一緒に奉仕活動をはじめます。
スハは、どこかで会ったことがないか聞くのですが、ジュングクは分かりません。
裁判所で会ったような…と言うスハの言葉に緊張の走るジュングクですが、行っていないと否定しています。
スハはボランティアを終ええると、学校へ行ったのですが、その後、ボランティア活動の証明書を渡し損ねた、と会の人が気付きます。
住所も電話番号も聞いてな知り、10年前の事件の時の子供だ、と気付いたジュングクは、スハには声をかけず、スハの友達から電話番号を聞き出しています。
裁判所では、グァヌの裁判です。
前回の後半では散々な目に遭った聴覚障碍者の件ですが、今回は被告の立場に立った弁護を繰り広げ、感銘を与えます。
ドヨンも次回の相手方弁護士の裁判と言うことで傍聴にきています。
その後、ベテランのシン弁護士の提案で飲み会をする国選弁護士の事務室の人たち。
ヘソンはシン弁護士に、被告人が有罪か無罪かを見抜く力だけはある、と褒められます。
でも、それはスハの力を借りたことですから、他にはないかと訊くのですが、無い、と言いきられてしまいます。
それまでは飲みません、と酒を断っていたヘソンはお酒をがぶ飲み、すっかり酔っぱらってしまいます。
グァヌがトイレに行っている隙にシン弁護士はチェ事務員と帰ってしまい、ヘソンと残されてしまうグァヌ。
ヘソンは泣いていたかと思うと、グァヌを見て、ハンサムに見える!なんて言いだしています

酔いつぶれたヘソンを背負って店を出るグァヌ。

それを裁判所の前で待っていたスハが見つけ、自分が家を知っているから、とタクシーで連れて帰ることにします。
グァヌもタクシーに乗り込もうとするのですが、二人も行くことはない、と金だけ払わせ、ひとり家まで連れて帰るスハです。
翌日、出勤してきたヘソンに、今でも自分のことがハンサムに見える?と訊かれ、即座に否定するヘソンなのですが…どうやら、実はそう見えているようですよ!?

そして、ヘソンもとうとうジュングクが出所したことを聞きます。
不審なメールの発信人がジュングクである可能性に思い当ると不安を感じるヘソンです。
帰宅して見ると、スハが壊れたままになっていたドアを遊離しているのですが、それを見て、突然、ここで何をしているの!?と怒るヘソン。
二度とここには来ないで、と言うヘソンの心を読んだスハ、彼女がスハもジュングクの仲間かもしれない、とおびえていることを知り、何も言わずに帰って行きます。
そんな彼に電話をかけて来るジュングク。
10年ぶりだ、と言い、名前を変えていたからわからなかった、と言うジュングクに、スハは会うことにします。
ジュングクの姿を見るなり、何をしようとしている!?と言うスハなのですが、一言も口には出さず、ただ考えを読ませるジュングク。
お前には恨みがない、と言い、お前の父に恨みがあっただけだ、と言い、今も、お前ではなく、ヘソンに恨みがある、と心の中で言うジュングクです。
それを聞いたスハは突然殴りかかります。

警察に連れて行かれるスハ。
親が無く、学校の先生にも連絡が取れなくてヘソンに連絡が入ります。
警察についたヘソンは、相手が一言も言っていないのに、スハが一方的に殴り掛かった、との説明を受けています。
そんなはずない、と言いスハはなんて言っていたのかと問うヘソンに、スハは、考えてないで口に出して言え!と何度も言っていた、答える警官。
ヘソンは防犯カメラの映像を確認します。

彼女に手を出すな、と言っているスハに、10年前に自分を守ると言っていた幼いスハの姿が蘇ります。

そして、あの時の子だったんだ、と気付くヘソンです。
一方的に加害者にされ、弁解しようにも証拠がない、と言われてかっとなるスハ。
証拠ならある!と話そうとするスハを遮るヘソン。
10年前のように笑いものになってもいいの?と言い、思い出したことを話すヘソンです。

あらすじでは抜いている部分なんですが、ドヨンがヘソンに抱いている感情の元も気になりますね。
事件の前にヘソンがドヨンのカンニングを目撃している場面があったんですが、そのことが関係あるのかしら?
そして、新たな裁判の事件。
私は子犬が何らかの証拠に結びつくものになるんじゃないかしら?と思っているのですが、どうなるでしょうね。
Entry ⇒ 2013.06.15 | Category ⇒ 君の声が聞こえる | Comments (0) | Trackbacks (0)
「君の声が聞こえる」5話・6話あらすじ
視聴率も好評のこのドラマ、ラブラインもしっかり動いてきました。
どちらがお似合いかと言えばヘソンとグァヌなんでしょうけれど、わたしとしてはヘソンとスハの二人の姿が好きだな、と思いながら見ています。
スハの切ない感じがイイです!

それでは、あらすじです。
どちらがお似合いかと言えばヘソンとグァヌなんでしょうけれど、わたしとしてはヘソンとスハの二人の姿が好きだな、と思いながら見ています。
スハの切ない感じがイイです!

それでは、あらすじです。
5話
スハが警察官に、自分が他人の心の声が聞こえることを話そうとした時にやって来たヘソン。
10年前と同じことになる、と心の中で叫んでスハを止めます。
そして、スハの身元引受人の書類を書くヘソン。
ところが、二人が家族でもないと疑問を持つ一人の警官。
でも、もう一人の警官が一緒に住んでいる、と誤解をしていることから、それに乗じることにするヘソンです。
ヘソンはスハに心の中で、お姉さん、と呼んで親しいふりをしろ、と言って、その場をうまく収め、スハも帰れることになります。
帰り道、終バスも行った後だし、タクシーで、などとスハに言っているところに先ほどの警官たちがパトカーでやって来ます。
断りきれず、パトカーでヘソンの家まで送られる二人。
ミン・ジュングクとの関係を聞かれ、ヘソンはスハが彼に父親を殺されたことと、自分がその事件の目撃者であることを説明します。
家に入るまで見守っている警官に、スハも家に入らざるを得なくなります。
家に入ると、ヘソンも、警官が見ているから、しばらくここで過ごしたほうがいい、とスハに言っています。
ヘソンが、この子でもここにいれば安心、と心の中で言っている声を聞くスハです。
スハがヘソンの名前を聞いて、すぐにわかった、と言うのを聞いて、心の中で、初恋とかそういうの?と考えているのを聞き、そんなんじゃない、と言っているスハ。
ソファーで眠りについたスハの手の傷に気付き、この前ドアを直してくれていた時にできた傷だ、と分かったヘソンは薬箱を持ってきて、包帯を巻きなおしてやります。
翌朝、傘を背中に背負って出勤しようとしているヘソンに、護身法をいくつか教えるスハです。
出勤・通学の二人なのですが、その背後をジュングクがじっと見ています。
気配に気づいたのか、スハが振り向くのですが、素早く身を隠したジュングクには気付きません。
ジュングクはヘソン実家チキン屋のチラシを手に持っています。
出勤途中のヘソンのところには母親からの電話が入ります。
母親が先日から話しているチンチルバンの店の息子との見合いの話なんですが、横のスハ、イヤホンで音楽を聴いていたのですが、それを外して耳を澄ましていますよ。
母親の見合い話の相手の体はどう?と聞いているヘソン。
あなた、お金が一番って言っていたじゃない、と言う母に、体の方が大事だと考えを変えたと言うヘソンですが、スハは彼女の心の声が、彼氏でも作ったら安心できるかな、と言っているのを聞いています。
スハは通話を終えたヘソンの携帯を借り、彼女の携帯のGPS機能をオンにしています。
CSIみたい!と感心するヘソンに、ヘソンが無知なだけ、と言うスハです。
ヘソンは強盗殺人の弟の方と面会、グァヌは兄と面会です。
この双子の犯人は、最初は双方とも自分がやった、と言っていたのですが、双方とも、相手がやった、と供述を変えています。
兄は、弟は自分を見るのも嫌で刑務所にやろうとしている、と言っていますし、弟は、兄は自分が羨ましかったんだと思う、と相手が自分に罪を押し付ける理由を語ります。
もしかして、彼女のことも?と弟の方に訊くヘソンにうなずく双子弟です。
面会を終え、別々に帰って行くヘソンとグァヌなのですが、裁判所近くでヘソンに気付くグァヌ。
グァヌは悪戯心をおこし、ヘソンにそっと近づき、脅かします。

ジュングクに対する恐怖を持っているヘソンはパニックを起こし、相手を叩きのめし、局所蹴りまで…。
散々な目に遭ってしまうグァヌです。

でも、あなたが悪いと言って、謝らないヘソン…。
その後、食事の時間になり、食堂で一人食べているヘソンの前にドヨンがやって来ます。
事件の話になり、あなたも双子のうちのどちらがやったか分からないから、共同正犯に持って行ったんでしょう?と言うヘソンに、どうしてわかるの?と訊くドヨン。
本当のことを言っていないって顔している、と答えるヘソンに、双子もそうだ、二人とも嘘をついているような顔をしている、と言うドヨンです。
そして、他の作戦がある、とドヨンは言います。
またもや、回転ドアをぐるぐる回って悩みに陥るヘソンです。
そんなヘソンのところにスハから、仕事はいつ終わる?迎えに行く、と言うメールが届きます。
悩んでいたヘソンは、お願いがある、と返信するのですが、スハがいるのは学校。
メールをやり取りしていたのが先生にバレ、携帯を没収されてしまいます。
そのうち、雨が降って来ます。
護身用の傘が役に立ったヘソンですが、そのすぐ後ろにグァヌも出てきます。
声をかけようとするのですが、先ほどのことがあるので、声をかけず、そのまま雨に濡れながらヘソンの後ろをついて行くグァヌ。
建物に入るところで、グァヌに気付き、どうして声をかけなかったの?と訊くヘソンに、驚かせてはいけないと思って、と笑顔で答えるグァヌです。
グァヌはヘソンがドヨンと食事をしているところを見ていたのね。
ドヨンと親しいの?と訊くグァヌに、自分がどれほどドヨンが嫌いかを滔々と話すヘソン。
朝のことを謝り、事件のことを共同で検討しよう、と持ちかけます。
ヘソンから、ドヨンが他の作戦がある、と言っていたと聞いたグァヌは、本当にあるんだったら、そんなことを話すわけがない、と言います。
ところでヘソン、グァヌから目が離せなくなっています。
眼だけじゃなく、頭までヘンになっちゃった、と思うヘソンですが、思わず手がグァヌの顔に伸びてしまいます。

慌ててごまかすヘソンですが…。
やがて、帰る時間になるのですが、スハに電話をかけても携帯を没収されていますから、出ないスハ。
スハの方もあせって学校を抜け出そうとするのですが、先生に見つかってしまいます。
その様子を見ていたソンビンは仮病を使ってスハを教室の外へと連れ出し、自分の携帯を渡して行くようにと言っています。
すぐさまヘソンに電話をかけるのですが、出ないヘソン。
ヘソンはその頃、グァヌと一緒です。
グァヌは折り畳みを持っていたのですが、傘がないと言い、ヘソンに傘を貸して、と言っています。
そしたら私が濡れるじゃない、と言うヘソンに、ヘソンの家まで一緒に行き、そこから貸してくれるようにと言うグァヌです。
一つの傘で帰ることになるヘソンとグァヌ。
グァヌは裁判のことを一生懸命話しているのですが、ヘソンはちっとも聞いていません。
別れ際に、どういう挨拶をしようかな、などと考えているのね。
グァヌの方は、翌日の裁判で自分たちの話に齟齬が出ないよう"口(裏)を合わせよう、と言うのをキスのことと勘違いしちゃうヘソンです。
スハの方はヘソンへの電話が繋がらないものの、GPSで彼女が家に間もなく着くところだ、と知り、急いでそちらに向かいます。
そこにソンビンからの電話が入り受けるスハ。
ヘソンと会えたかと訊くソンビンに、まだ会ってないと答えるスハですが、ソンビンはスハの初恋の人ってヘソンかと聞いてきます。
電話を受けながら、ヘソンの部屋の方を見上げるスハの目に、グァヌと親しげなヘソンの姿が入って来ます。

電話に向かい、自分はスハが好きだ、とソンビンは話しかけます。
自分のことを好きじゃなくてもいいと思っていたけれど、他の誰かが好きだと知ると心が痛い、と言うソンビンですが、もはや電話は聞いていないスハ。
呆然として立ち尽くすスハです。

一方、上機嫌で帰って行くグァヌ。
グァヌは決心したように見合いの話を断っているのですが、その相手はヘソンの母親です。
チンチルバンの息子、と言うのはグァヌのことで、相手をグァヌだと知らせないままヘソンに話しているヘソン母。
彼女はグァヌには、友達の娘さん、と言って見合い話を持ち掛けているのね。
グァヌのことを気に入ったヘソン母は策を弄してでも、グァヌを娘の結婚相手にしたいようです、
でも、話は行き違ってしまい、要するに、ヘソンのことが本気で気になり始めたグァヌはヘソンとの見合い話を断ったことになってしまったのでした。
ヘソンの家には、ずぶ濡れになったスハが帰って来ます。
ショックで傘を取り落してまい、ずぶ濡れになってしまっていたのね。
不機嫌なスハに、電話するって言ったのに、出なかったじゃない、と言うヘソン。
自分の方も電話したのに出なかったじゃないか、と言い返すスハに構わず、明日法廷に来て助けて、と頼むヘソンですが、忙しいと断り、部屋に籠ってしまうスハです。
ヘソンは自分の携帯を確認して、スハから電話が入っていたのを見、そのためにスハが機嫌が悪いんだと思っています。
翌朝、家を出ようとすると警官たちが来ています。
ジュングクが引っ越して行ったことを知らせに来たのね。
引っ越し先を聞くジュンソクなのですが、もう、放っておいてやれ、と気にも留めていない様子の警官です。
ですが、ジュンソクが向かったのはヘソン母の店です。
ヘソン母の店の求人に応募してきたジュンソクです。

さて、双子の裁判です。
裁判直前、また顔を合せるヘソンとドヨン。
判例から見て、共同正犯は無理だ、と言うヘソンに、たった一例の共同正犯が認められた事件の判事のことを指摘するドヨン。
その共同正犯を認めた判事が今回の裁判の判事なのね。
それを聞き、落ち込んでいるヘソンとグァヌなのですが、そこに裁判所見学の子供たちが通りがかります。
それを見て、目を輝かせるヘソンとグァヌ。
同じことを考えた!?と意気揚々と裁判に向かいます。
始まった裁判での判事の様子はいつもと違うらしく、驚いているドヨン。
判事はどうやら、子供たちにかっこいいと思われる判事をやりたいようですね。
子供たちに分かり易いように、説明を挟む判事。
途中でスハも来てくれて、心強いヘソンです。
グァヌとヘソンは反対に回れば子供たちの信頼を得られないような流れを作り、一人を強盗殺人、もう一人を特殊強盗で裁くようにとの勧告を判事から引き出します。
裁判を終え、ヘソンは再びドヨンと顔を合せます。
共同正犯でないと、罪を犯した人を罰せられない、と言うドヨンに、共同正犯だと罪のない人を有罪にする、と言うヘソン。
あなたが間違っていたら、私の母に謝るって約束した、と前回の言葉を勝ち誇って持ち出すヘソンです。

その後、ヘソンはその話を聞いていたスハと楽しそうに道を歩いて行くのですが、スハは、ヘソンが間違っていてドヨンが正しいとしたらどうする?と問いかけます。
立ち止まり、どういう事?と訊きかえすヘソンに、ドヨンが正しい、共同正犯だ、と言うスハです。
驚き、嘘だと言って!と叫ぶヘソン…。
6話
ヘソンが間違っていて、ドヨンが正しい、と言うスハ。
スハは双子が二人でやったんだ、と言います。

それを聞き、どうしろと言うの!と怒り出すヘソンです。
でも、さっき誤りを正せない人が一番に裁判所を去る、と言ったヘソンの言葉を取り上げ、ドヨンと一緒じゃないかと言うスハ。
しばらくじたばたしていたヘソンですが、やがてスハに、さっきの言葉を取り消せ、と言います。
嫌だ、と言うスハに、共同正犯だということを証明すると言うヘソンです。
双子の弟に面接に行ったヘソンは、自分がやっていない、と言う彼に、1%の嘘もないかと聞きます。
1%の嘘のために99%がダメになることもある、と言うヘソンの言葉を聞き、兄が何か言ったのかと聞く被告です。
兄が何か言ったら話が変わるのかと聞くヘソンですが、そんなことは絶対にないと強く否定する弟。
そして弁護士は依頼人に不利なことは秘密にする義務がある、と法律を持ち出し、法は利用するものだ、と言う依頼人です。
行き詰るヘソンに、気にかかることがある、と言うスハ。
ドヨンはヘソンの助けを求めようかと迷っていたのね。
ヘソンの助けを得られると二人とも刑務所に送る方法がある、と考えていたことを教えるスハです。
悩んでいるヘソンなのですが、lヘソンの携帯から、勝手にドヨンと会う約束をメールで送ってしまうスハ。
結局、翌日早朝、事件現場のコンビニ前で落ち合うヘソンとドヨンです。
コンビニでは赤ん坊を背負った女性が働いています。
被害者の妻です。
ドヨンは、あの子を含めて3人の子がいることを話します。
同情を引こうとしてるの?と言うヘソンに、あなたも共犯だと分かったんでしょう?と聞くドヨンなのですが、ノーコメントと答えるヘソン。
今は心証しかないけれど、作戦はある、と言うドヨンです。
話せば手伝ってくれる?と聞くドヨンに、分かるように言え、と言うヘソンです。
その二人の姿を見るグァヌ。
そのことを聞いたシン弁護士と事務員のユチャン、二人で組んでグァヌを攻撃するつもりじゃないのか?と心配するのですが、当のグァヌは朝早くから仕事なんて情熱的だ、と感動しているようです。
ふたたび依頼人の面会に臨んだヘソンの方は、依頼人に二つの書類を見せます。
一つは自白する場合のもので、もう一つはしない場合のものだ、と言うヘソンに、躊躇なく自白しない方を選ぼうとする依頼人。
しかし、ヘソンは自分がすべての証拠を否認するから、自白すれば他の証拠がないため無罪となる、と説明します。
そして、もう一人の方はその自白が証拠となり、有罪となるものです。
法を利用しろ、と言うヘソンです。
一方、ジュングクは母の店で働き、信頼を得ているようです。
ヘソンと母の写真をじっと見つめているジュングクに、家族のことを訊くヘソン母。
ジュングクは、ずっと前に死んだ、と答えています。
さて、双子の裁判です。
予定通り、検事側のドヨンの出す証拠を次々と否認するヘソン。
そして、すべての証拠を否認した後、自白をするヘソンの依頼人。
シン弁護士はヘソンが"囚人のジレンマ"を使おうとしているのに気づきます。
弟の自白で弟だけが無罪になると聞いた兄の方はパニックになります。
そして、自分が自白したらあいつも罪になるのか!と言い、グァヌが止めようとするのを振り切り、いっしょに殺したと自白してしまう兄です。

傍聴席では、そんな事態になったことに驚き、泣いている女性がいます。
弟の恋人のようですね。

裁判が終わるとシン弁護士はヘソンに、彼女が被害者にレイプされたことで双子が事件を起こしたことを指摘し、依頼者の側にまるで立っていないヘソンに、今日はヘソンが弁護士ではなく検事に見えた、と苦言を呈します。
シン弁護士に、弁護士の資格がない、と言われたヘソンは、自らがドヨンに言った、検事の資格がない、と言う言葉を思い出します。
そんなヘソンに、後悔しているかと聞くスハ。
いいえ、と答えるものの、すっきりしないと言うヘソンです。
そして学校。
昨日の告白を後悔しているソンビンは、昨日の告白はなかったことにして、とスハに言いに来ています。
きっと友人として接してくれるはず、と願うソンビンの気持ちを読み、軽く受け流すスハです。
そこにジュングクからの電話です。
彼の言葉を録音して警察に持って行くスハですが、電話の内容は事件のことは忘れろ、と言い自分はずっと忘れずにいるから、と言うだけのもの。
脅迫だと言うスハの訴えを取り上げてくれません。
スハはジュングクの居場所だけでも知ろうとするのですが、警官が行き先を聞きさえしなかったことを知りがっかりします。
あなたたちが動かないんだったら、俺が殺す!と言って出て行くスハです。
一方、再びヘソンに冷淡になったシン弁護士。
シン弁護士がグァヌと事務員のユチャンを連れて食事をすると聞き、友達と約束がある、と出て行くヘソンです。
ところが、一人で食事をしていると彼らがその店にやって来ます。
慌てて隠れるヘソン。
裁判のことでヘソンの悪口を言うシン弁護士たちなのですが、グァヌ一人はヘソンを庇い、ヘソンは間違っているのではなく、やり方が違うのだ、と言っています。
そんなところに、カクテキのお代わりを持って来た店の人に声をかけられ、そこにいることがバレてしまうヘソン。
慌てて店を出るヘソンをグァヌが追いかけてきます。
よくやった、と言ってくれたグァヌが嬉しくて、デートじゃないから誤解しないで、と言いつつ映画を一緒に見に行く約束をするヘソンです。

スハの方は露店で録音機能付きのぬいぐるみを手に取っています。
使い方を聞くと、一つ買うスハ。

ちょうどその時、ジュングクのことで知り合った警官が犯罪者を追いかけています。
その逮捕に協力するスハなのですが、その時、警官がピストルを落としてしまいます。
拾おうとするスハを止め、それは自分たちあgするから、と言う警官。
やがて応援もやって来て、犯人を連れて行く警官たちです。
スハが家の前に到着すると、グァヌとのデートに行こうとするヘソンがちょうど出てきます。
かって来たぬいぐるみを後ろに隠すスハ。

ヘソンは心の中で、デートに行くって言ったら笑われるかな?と呟き、グァヌが自分に良くやったって言ってくれた、と言っています。
その声を聞きとったスハはそのままヘソンを送り出すのですが、寂しそうに、ぬいぐるみのお腹を押しています。
よくやった、よくやった、とスハの声でしゃべるぬいぐるみ…。

先ほど犯人を逮捕した警官の方は警察署に戻り、拳銃が見当たらないことに気付き、焦ります。
先ほどのスハを思い出し、まさか彼が?と思った警官はヘソンに電話をかけます。
ヘソンはグァヌと横断歩道を挟んでちょうど会うところだったのですが、話を聞き、そのままタクシーに乗り込み家へと戻ります。


スハに電話をかけるのですが、何度かけてもつながりません。
それと言うのもスハ、シャワー中だったのね。
ヘソンが戻って来ると、シャワーを終えたスハが出てきます。
話をしようとしているところに今度は警官がやって来ます。
スハを慌てて隠すと、自分は髪を濡らし、シャンプーをしていたように装い、警官に応対しに行きます。
が、警官は拳銃が見つかったからそれを知らせに来たんだ、と…。
警官が帰ると家の中に入るとしゃがみこんでしまうヘソンです。
自分が盗んだと思った?と聞くスハに、疑って怒っているのかな?と考えるヘソン。
何も考えてない、と言うスハ、ただヘソンの顔をぐちゃぐちゃにしちゃったと思うだけと言うスハです。
別にぐちゃぐちゃになってないんだけど、と部屋に入って行くヘソンなのですが、実は化粧が崩れてぐちゃぐちゃなんですね。
そのヘソンの後姿に、独り言のようにスハは、それに、自分にも心配してくれる人ができたんだな、と思った、と…。
鏡を見て、自分の顔に驚いているヘソンのところに、グァヌからの電話がかかって来ます。
事情を説明して謝った後、家に着いたでしょう?と聞くヘソンに、ああ、と答えたグァヌですが、実は、ヘソンの家の近くまで来ていたのね。
ところが、ヘソンの部屋からは、髪をタオルで拭きながらスハが出てきます。
そして、グァヌに気付くスハ。グァヌの方もスハに気付き、この前ヘソンを家まで送って行った子だと気づきます。
ちょうどこの前とは逆の位置関係です。
そこにヘソンが出てきます。
ヘソンがグァヌに気付かないよう、自分の体で隠すスハ、グァヌはそのまま来た道を引き返して行きます。

その夜、ヘソンは見つけたスハの成績表を出してきて、不良かと思っていたのに、頭いいんだ、と話しかけます。
この成績だったら大学はどこでも好きなところに行けるわね、と言うヘソン。
でも、スハは、不良だと思って、拳銃を盗んだと思ったの?と訊いてきます。
怖かったんじゃなく、心配だったんだ、と言うヘソン。
双子の話を出し、自分たちにも殺したい人はいるけれど、それは駄目なんだ、とヘソンは話します。
殺した途端、被害者じゃなく殺人者になってしまうんだとヘソンは言います。
そして復讐は考えるな、と言うヘソン。
スハは、もし万一、ヘソンを傷つけようとしたら?と聞くのですが、それでもだめだ、自分は自分で守るからと言うヘソンです。
でも、スハは翌日、携帯の位置確認を不法にやってくれる店を訪ね、依頼しています。

そのジュングクは、ヘソン母がジュングクがその日誕生日だと知って用意してくれた食事をトイレに流しています。
そしてスハは成績表を丸めて投げ捨て、ナイフを手に、思い詰めた表情をしています。

味のあるヘソンのお母さんですが、彼女の力でジュングクも考えを変えるのかな?といった感じになって来ました。
みんなが心のしこりを解いて、ハッピーなエンディングを迎えるタイプのドラマにないそうな気配を感じます。
それは大歓迎なのですが、下手をすれば、甘ったるくなってしまうタイプの話ですから、しっかりと現実的な納得できるエンディングに持って行ってほしいな、と思います。
スハが警察官に、自分が他人の心の声が聞こえることを話そうとした時にやって来たヘソン。
10年前と同じことになる、と心の中で叫んでスハを止めます。
そして、スハの身元引受人の書類を書くヘソン。
ところが、二人が家族でもないと疑問を持つ一人の警官。
でも、もう一人の警官が一緒に住んでいる、と誤解をしていることから、それに乗じることにするヘソンです。
ヘソンはスハに心の中で、お姉さん、と呼んで親しいふりをしろ、と言って、その場をうまく収め、スハも帰れることになります。
帰り道、終バスも行った後だし、タクシーで、などとスハに言っているところに先ほどの警官たちがパトカーでやって来ます。
断りきれず、パトカーでヘソンの家まで送られる二人。
ミン・ジュングクとの関係を聞かれ、ヘソンはスハが彼に父親を殺されたことと、自分がその事件の目撃者であることを説明します。
家に入るまで見守っている警官に、スハも家に入らざるを得なくなります。
家に入ると、ヘソンも、警官が見ているから、しばらくここで過ごしたほうがいい、とスハに言っています。
ヘソンが、この子でもここにいれば安心、と心の中で言っている声を聞くスハです。
スハがヘソンの名前を聞いて、すぐにわかった、と言うのを聞いて、心の中で、初恋とかそういうの?と考えているのを聞き、そんなんじゃない、と言っているスハ。
ソファーで眠りについたスハの手の傷に気付き、この前ドアを直してくれていた時にできた傷だ、と分かったヘソンは薬箱を持ってきて、包帯を巻きなおしてやります。
翌朝、傘を背中に背負って出勤しようとしているヘソンに、護身法をいくつか教えるスハです。
出勤・通学の二人なのですが、その背後をジュングクがじっと見ています。
気配に気づいたのか、スハが振り向くのですが、素早く身を隠したジュングクには気付きません。
ジュングクはヘソン実家チキン屋のチラシを手に持っています。
出勤途中のヘソンのところには母親からの電話が入ります。
母親が先日から話しているチンチルバンの店の息子との見合いの話なんですが、横のスハ、イヤホンで音楽を聴いていたのですが、それを外して耳を澄ましていますよ。
母親の見合い話の相手の体はどう?と聞いているヘソン。
あなた、お金が一番って言っていたじゃない、と言う母に、体の方が大事だと考えを変えたと言うヘソンですが、スハは彼女の心の声が、彼氏でも作ったら安心できるかな、と言っているのを聞いています。
スハは通話を終えたヘソンの携帯を借り、彼女の携帯のGPS機能をオンにしています。
CSIみたい!と感心するヘソンに、ヘソンが無知なだけ、と言うスハです。
ヘソンは強盗殺人の弟の方と面会、グァヌは兄と面会です。
この双子の犯人は、最初は双方とも自分がやった、と言っていたのですが、双方とも、相手がやった、と供述を変えています。
兄は、弟は自分を見るのも嫌で刑務所にやろうとしている、と言っていますし、弟は、兄は自分が羨ましかったんだと思う、と相手が自分に罪を押し付ける理由を語ります。
もしかして、彼女のことも?と弟の方に訊くヘソンにうなずく双子弟です。
面会を終え、別々に帰って行くヘソンとグァヌなのですが、裁判所近くでヘソンに気付くグァヌ。
グァヌは悪戯心をおこし、ヘソンにそっと近づき、脅かします。

ジュングクに対する恐怖を持っているヘソンはパニックを起こし、相手を叩きのめし、局所蹴りまで…。
散々な目に遭ってしまうグァヌです。

でも、あなたが悪いと言って、謝らないヘソン…。
その後、食事の時間になり、食堂で一人食べているヘソンの前にドヨンがやって来ます。
事件の話になり、あなたも双子のうちのどちらがやったか分からないから、共同正犯に持って行ったんでしょう?と言うヘソンに、どうしてわかるの?と訊くドヨン。
本当のことを言っていないって顔している、と答えるヘソンに、双子もそうだ、二人とも嘘をついているような顔をしている、と言うドヨンです。
そして、他の作戦がある、とドヨンは言います。
またもや、回転ドアをぐるぐる回って悩みに陥るヘソンです。
そんなヘソンのところにスハから、仕事はいつ終わる?迎えに行く、と言うメールが届きます。
悩んでいたヘソンは、お願いがある、と返信するのですが、スハがいるのは学校。
メールをやり取りしていたのが先生にバレ、携帯を没収されてしまいます。
そのうち、雨が降って来ます。
護身用の傘が役に立ったヘソンですが、そのすぐ後ろにグァヌも出てきます。
声をかけようとするのですが、先ほどのことがあるので、声をかけず、そのまま雨に濡れながらヘソンの後ろをついて行くグァヌ。
建物に入るところで、グァヌに気付き、どうして声をかけなかったの?と訊くヘソンに、驚かせてはいけないと思って、と笑顔で答えるグァヌです。
グァヌはヘソンがドヨンと食事をしているところを見ていたのね。
ドヨンと親しいの?と訊くグァヌに、自分がどれほどドヨンが嫌いかを滔々と話すヘソン。
朝のことを謝り、事件のことを共同で検討しよう、と持ちかけます。
ヘソンから、ドヨンが他の作戦がある、と言っていたと聞いたグァヌは、本当にあるんだったら、そんなことを話すわけがない、と言います。
ところでヘソン、グァヌから目が離せなくなっています。
眼だけじゃなく、頭までヘンになっちゃった、と思うヘソンですが、思わず手がグァヌの顔に伸びてしまいます。

慌ててごまかすヘソンですが…。
やがて、帰る時間になるのですが、スハに電話をかけても携帯を没収されていますから、出ないスハ。
スハの方もあせって学校を抜け出そうとするのですが、先生に見つかってしまいます。
その様子を見ていたソンビンは仮病を使ってスハを教室の外へと連れ出し、自分の携帯を渡して行くようにと言っています。
すぐさまヘソンに電話をかけるのですが、出ないヘソン。
ヘソンはその頃、グァヌと一緒です。
グァヌは折り畳みを持っていたのですが、傘がないと言い、ヘソンに傘を貸して、と言っています。
そしたら私が濡れるじゃない、と言うヘソンに、ヘソンの家まで一緒に行き、そこから貸してくれるようにと言うグァヌです。
一つの傘で帰ることになるヘソンとグァヌ。
グァヌは裁判のことを一生懸命話しているのですが、ヘソンはちっとも聞いていません。
別れ際に、どういう挨拶をしようかな、などと考えているのね。
グァヌの方は、翌日の裁判で自分たちの話に齟齬が出ないよう"口(裏)を合わせよう、と言うのをキスのことと勘違いしちゃうヘソンです。
スハの方はヘソンへの電話が繋がらないものの、GPSで彼女が家に間もなく着くところだ、と知り、急いでそちらに向かいます。
そこにソンビンからの電話が入り受けるスハ。
ヘソンと会えたかと訊くソンビンに、まだ会ってないと答えるスハですが、ソンビンはスハの初恋の人ってヘソンかと聞いてきます。
電話を受けながら、ヘソンの部屋の方を見上げるスハの目に、グァヌと親しげなヘソンの姿が入って来ます。

電話に向かい、自分はスハが好きだ、とソンビンは話しかけます。
自分のことを好きじゃなくてもいいと思っていたけれど、他の誰かが好きだと知ると心が痛い、と言うソンビンですが、もはや電話は聞いていないスハ。
呆然として立ち尽くすスハです。

一方、上機嫌で帰って行くグァヌ。
グァヌは決心したように見合いの話を断っているのですが、その相手はヘソンの母親です。
チンチルバンの息子、と言うのはグァヌのことで、相手をグァヌだと知らせないままヘソンに話しているヘソン母。
彼女はグァヌには、友達の娘さん、と言って見合い話を持ち掛けているのね。
グァヌのことを気に入ったヘソン母は策を弄してでも、グァヌを娘の結婚相手にしたいようです、
でも、話は行き違ってしまい、要するに、ヘソンのことが本気で気になり始めたグァヌはヘソンとの見合い話を断ったことになってしまったのでした。
ヘソンの家には、ずぶ濡れになったスハが帰って来ます。
ショックで傘を取り落してまい、ずぶ濡れになってしまっていたのね。
不機嫌なスハに、電話するって言ったのに、出なかったじゃない、と言うヘソン。
自分の方も電話したのに出なかったじゃないか、と言い返すスハに構わず、明日法廷に来て助けて、と頼むヘソンですが、忙しいと断り、部屋に籠ってしまうスハです。
ヘソンは自分の携帯を確認して、スハから電話が入っていたのを見、そのためにスハが機嫌が悪いんだと思っています。
翌朝、家を出ようとすると警官たちが来ています。
ジュングクが引っ越して行ったことを知らせに来たのね。
引っ越し先を聞くジュンソクなのですが、もう、放っておいてやれ、と気にも留めていない様子の警官です。
ですが、ジュンソクが向かったのはヘソン母の店です。
ヘソン母の店の求人に応募してきたジュンソクです。

さて、双子の裁判です。
裁判直前、また顔を合せるヘソンとドヨン。
判例から見て、共同正犯は無理だ、と言うヘソンに、たった一例の共同正犯が認められた事件の判事のことを指摘するドヨン。
その共同正犯を認めた判事が今回の裁判の判事なのね。
それを聞き、落ち込んでいるヘソンとグァヌなのですが、そこに裁判所見学の子供たちが通りがかります。
それを見て、目を輝かせるヘソンとグァヌ。
同じことを考えた!?と意気揚々と裁判に向かいます。
始まった裁判での判事の様子はいつもと違うらしく、驚いているドヨン。
判事はどうやら、子供たちにかっこいいと思われる判事をやりたいようですね。
子供たちに分かり易いように、説明を挟む判事。
途中でスハも来てくれて、心強いヘソンです。
グァヌとヘソンは反対に回れば子供たちの信頼を得られないような流れを作り、一人を強盗殺人、もう一人を特殊強盗で裁くようにとの勧告を判事から引き出します。
裁判を終え、ヘソンは再びドヨンと顔を合せます。
共同正犯でないと、罪を犯した人を罰せられない、と言うドヨンに、共同正犯だと罪のない人を有罪にする、と言うヘソン。
あなたが間違っていたら、私の母に謝るって約束した、と前回の言葉を勝ち誇って持ち出すヘソンです。

その後、ヘソンはその話を聞いていたスハと楽しそうに道を歩いて行くのですが、スハは、ヘソンが間違っていてドヨンが正しいとしたらどうする?と問いかけます。
立ち止まり、どういう事?と訊きかえすヘソンに、ドヨンが正しい、共同正犯だ、と言うスハです。
驚き、嘘だと言って!と叫ぶヘソン…。
6話
ヘソンが間違っていて、ドヨンが正しい、と言うスハ。
スハは双子が二人でやったんだ、と言います。

それを聞き、どうしろと言うの!と怒り出すヘソンです。
でも、さっき誤りを正せない人が一番に裁判所を去る、と言ったヘソンの言葉を取り上げ、ドヨンと一緒じゃないかと言うスハ。
しばらくじたばたしていたヘソンですが、やがてスハに、さっきの言葉を取り消せ、と言います。
嫌だ、と言うスハに、共同正犯だということを証明すると言うヘソンです。
双子の弟に面接に行ったヘソンは、自分がやっていない、と言う彼に、1%の嘘もないかと聞きます。
1%の嘘のために99%がダメになることもある、と言うヘソンの言葉を聞き、兄が何か言ったのかと聞く被告です。
兄が何か言ったら話が変わるのかと聞くヘソンですが、そんなことは絶対にないと強く否定する弟。
そして弁護士は依頼人に不利なことは秘密にする義務がある、と法律を持ち出し、法は利用するものだ、と言う依頼人です。
行き詰るヘソンに、気にかかることがある、と言うスハ。
ドヨンはヘソンの助けを求めようかと迷っていたのね。
ヘソンの助けを得られると二人とも刑務所に送る方法がある、と考えていたことを教えるスハです。
悩んでいるヘソンなのですが、lヘソンの携帯から、勝手にドヨンと会う約束をメールで送ってしまうスハ。
結局、翌日早朝、事件現場のコンビニ前で落ち合うヘソンとドヨンです。
コンビニでは赤ん坊を背負った女性が働いています。
被害者の妻です。
ドヨンは、あの子を含めて3人の子がいることを話します。
同情を引こうとしてるの?と言うヘソンに、あなたも共犯だと分かったんでしょう?と聞くドヨンなのですが、ノーコメントと答えるヘソン。
今は心証しかないけれど、作戦はある、と言うドヨンです。
話せば手伝ってくれる?と聞くドヨンに、分かるように言え、と言うヘソンです。
その二人の姿を見るグァヌ。
そのことを聞いたシン弁護士と事務員のユチャン、二人で組んでグァヌを攻撃するつもりじゃないのか?と心配するのですが、当のグァヌは朝早くから仕事なんて情熱的だ、と感動しているようです。
ふたたび依頼人の面会に臨んだヘソンの方は、依頼人に二つの書類を見せます。
一つは自白する場合のもので、もう一つはしない場合のものだ、と言うヘソンに、躊躇なく自白しない方を選ぼうとする依頼人。
しかし、ヘソンは自分がすべての証拠を否認するから、自白すれば他の証拠がないため無罪となる、と説明します。
そして、もう一人の方はその自白が証拠となり、有罪となるものです。
法を利用しろ、と言うヘソンです。
一方、ジュングクは母の店で働き、信頼を得ているようです。
ヘソンと母の写真をじっと見つめているジュングクに、家族のことを訊くヘソン母。
ジュングクは、ずっと前に死んだ、と答えています。
さて、双子の裁判です。
予定通り、検事側のドヨンの出す証拠を次々と否認するヘソン。
そして、すべての証拠を否認した後、自白をするヘソンの依頼人。
シン弁護士はヘソンが"囚人のジレンマ"を使おうとしているのに気づきます。
弟の自白で弟だけが無罪になると聞いた兄の方はパニックになります。
そして、自分が自白したらあいつも罪になるのか!と言い、グァヌが止めようとするのを振り切り、いっしょに殺したと自白してしまう兄です。

傍聴席では、そんな事態になったことに驚き、泣いている女性がいます。
弟の恋人のようですね。

裁判が終わるとシン弁護士はヘソンに、彼女が被害者にレイプされたことで双子が事件を起こしたことを指摘し、依頼者の側にまるで立っていないヘソンに、今日はヘソンが弁護士ではなく検事に見えた、と苦言を呈します。
シン弁護士に、弁護士の資格がない、と言われたヘソンは、自らがドヨンに言った、検事の資格がない、と言う言葉を思い出します。
そんなヘソンに、後悔しているかと聞くスハ。
いいえ、と答えるものの、すっきりしないと言うヘソンです。
そして学校。
昨日の告白を後悔しているソンビンは、昨日の告白はなかったことにして、とスハに言いに来ています。
きっと友人として接してくれるはず、と願うソンビンの気持ちを読み、軽く受け流すスハです。
そこにジュングクからの電話です。
彼の言葉を録音して警察に持って行くスハですが、電話の内容は事件のことは忘れろ、と言い自分はずっと忘れずにいるから、と言うだけのもの。
脅迫だと言うスハの訴えを取り上げてくれません。
スハはジュングクの居場所だけでも知ろうとするのですが、警官が行き先を聞きさえしなかったことを知りがっかりします。
あなたたちが動かないんだったら、俺が殺す!と言って出て行くスハです。
一方、再びヘソンに冷淡になったシン弁護士。
シン弁護士がグァヌと事務員のユチャンを連れて食事をすると聞き、友達と約束がある、と出て行くヘソンです。
ところが、一人で食事をしていると彼らがその店にやって来ます。
慌てて隠れるヘソン。
裁判のことでヘソンの悪口を言うシン弁護士たちなのですが、グァヌ一人はヘソンを庇い、ヘソンは間違っているのではなく、やり方が違うのだ、と言っています。
そんなところに、カクテキのお代わりを持って来た店の人に声をかけられ、そこにいることがバレてしまうヘソン。
慌てて店を出るヘソンをグァヌが追いかけてきます。
よくやった、と言ってくれたグァヌが嬉しくて、デートじゃないから誤解しないで、と言いつつ映画を一緒に見に行く約束をするヘソンです。

スハの方は露店で録音機能付きのぬいぐるみを手に取っています。
使い方を聞くと、一つ買うスハ。

ちょうどその時、ジュングクのことで知り合った警官が犯罪者を追いかけています。
その逮捕に協力するスハなのですが、その時、警官がピストルを落としてしまいます。
拾おうとするスハを止め、それは自分たちあgするから、と言う警官。
やがて応援もやって来て、犯人を連れて行く警官たちです。
スハが家の前に到着すると、グァヌとのデートに行こうとするヘソンがちょうど出てきます。
かって来たぬいぐるみを後ろに隠すスハ。

ヘソンは心の中で、デートに行くって言ったら笑われるかな?と呟き、グァヌが自分に良くやったって言ってくれた、と言っています。
その声を聞きとったスハはそのままヘソンを送り出すのですが、寂しそうに、ぬいぐるみのお腹を押しています。
よくやった、よくやった、とスハの声でしゃべるぬいぐるみ…。

先ほど犯人を逮捕した警官の方は警察署に戻り、拳銃が見当たらないことに気付き、焦ります。
先ほどのスハを思い出し、まさか彼が?と思った警官はヘソンに電話をかけます。
ヘソンはグァヌと横断歩道を挟んでちょうど会うところだったのですが、話を聞き、そのままタクシーに乗り込み家へと戻ります。


スハに電話をかけるのですが、何度かけてもつながりません。
それと言うのもスハ、シャワー中だったのね。
ヘソンが戻って来ると、シャワーを終えたスハが出てきます。
話をしようとしているところに今度は警官がやって来ます。
スハを慌てて隠すと、自分は髪を濡らし、シャンプーをしていたように装い、警官に応対しに行きます。
が、警官は拳銃が見つかったからそれを知らせに来たんだ、と…。
警官が帰ると家の中に入るとしゃがみこんでしまうヘソンです。
自分が盗んだと思った?と聞くスハに、疑って怒っているのかな?と考えるヘソン。
何も考えてない、と言うスハ、ただヘソンの顔をぐちゃぐちゃにしちゃったと思うだけと言うスハです。
別にぐちゃぐちゃになってないんだけど、と部屋に入って行くヘソンなのですが、実は化粧が崩れてぐちゃぐちゃなんですね。
そのヘソンの後姿に、独り言のようにスハは、それに、自分にも心配してくれる人ができたんだな、と思った、と…。
鏡を見て、自分の顔に驚いているヘソンのところに、グァヌからの電話がかかって来ます。
事情を説明して謝った後、家に着いたでしょう?と聞くヘソンに、ああ、と答えたグァヌですが、実は、ヘソンの家の近くまで来ていたのね。
ところが、ヘソンの部屋からは、髪をタオルで拭きながらスハが出てきます。
そして、グァヌに気付くスハ。グァヌの方もスハに気付き、この前ヘソンを家まで送って行った子だと気づきます。
ちょうどこの前とは逆の位置関係です。
そこにヘソンが出てきます。
ヘソンがグァヌに気付かないよう、自分の体で隠すスハ、グァヌはそのまま来た道を引き返して行きます。

その夜、ヘソンは見つけたスハの成績表を出してきて、不良かと思っていたのに、頭いいんだ、と話しかけます。
この成績だったら大学はどこでも好きなところに行けるわね、と言うヘソン。
でも、スハは、不良だと思って、拳銃を盗んだと思ったの?と訊いてきます。
怖かったんじゃなく、心配だったんだ、と言うヘソン。
双子の話を出し、自分たちにも殺したい人はいるけれど、それは駄目なんだ、とヘソンは話します。
殺した途端、被害者じゃなく殺人者になってしまうんだとヘソンは言います。
そして復讐は考えるな、と言うヘソン。
スハは、もし万一、ヘソンを傷つけようとしたら?と聞くのですが、それでもだめだ、自分は自分で守るからと言うヘソンです。
でも、スハは翌日、携帯の位置確認を不法にやってくれる店を訪ね、依頼しています。

そのジュングクは、ヘソン母がジュングクがその日誕生日だと知って用意してくれた食事をトイレに流しています。
そしてスハは成績表を丸めて投げ捨て、ナイフを手に、思い詰めた表情をしています。

味のあるヘソンのお母さんですが、彼女の力でジュングクも考えを変えるのかな?といった感じになって来ました。
みんなが心のしこりを解いて、ハッピーなエンディングを迎えるタイプのドラマにないそうな気配を感じます。
それは大歓迎なのですが、下手をすれば、甘ったるくなってしまうタイプの話ですから、しっかりと現実的な納得できるエンディングに持って行ってほしいな、と思います。
Entry ⇒ 2013.06.22 | Category ⇒ 君の声が聞こえる | Comments (0) | Trackbacks (0)
「君の声が聞こえる」7話・8話あらすじ
7話の終りまでは、しばらくは社会派のヒューマンドラマ風エピソードをいくつか並べるのかな、と思っていたのですが、7話ラストのいきなりの展開に驚かされました。
超能力者が出る、なんて前評判から、始まる前に予想していたドラマ(実は、お子様騙し的話を想像していました…)とはまるで違う、本格的なストーリー展開に目が離せません!
それでは、あらすじです。

超能力者が出る、なんて前評判から、始まる前に予想していたドラマ(実は、お子様騙し的話を想像していました…)とはまるで違う、本格的なストーリー展開に目が離せません!
それでは、あらすじです。

7話
ヘソンの母が悪夢を見たことから、この回の話は始まります。
ジュングクに橋から突き落とされるヘソンの映像…。
ヘソンの母は予知夢を見る人のようで、自分か母に何か良くないことが起こるのでは?と心配するヘソンです。
ヘソンはたくさんの書類を抱えて出勤なのですが、スハがそのバスに乗り込み、書類を持ってやります。
世話になった分恩返ししようと思わなくてもいいのよ、と言うヘソンですが、そんなんじゃない、と言ってついて来るスハです。
事務所につく手前でヘソンに気付き、声をかけて来るグァヌ。
昨日のデートの時のように、さっぱりとした服装をしているグァヌ、昨日渡し損ねたチョコレートを渡しています。
楽しそうに二人でチョコレートをつまむ様子を気にしながら、ちょっと寂しそうなスハです。
さて、事務所についたヘソンには、あるおじいさんの事件が回って来ます。
路上の古新聞を持って行ったことで、常習窃盗の罪に問われたたお爺さんは耳が遠く、叫ぶようにして会話するヘソン。
ヘソンはなんとか和解させようとするのですが、まるで受け入れないお爺さんです。
そして、翌日も事務所までついて来るスハ。
事務所のビルの前で電話が入り、ヘソンを先に行かせるスハでしたが、そこにグァヌもやって来ます。
エレベーターの中でグァヌに対して敵愾心を燃やすスハです。

グァヌが心の中でスハに、ヘソンのことを好きなのか?と言っているのを聞き、そうだ、と答えていますが、もちろん、グァヌはあまりのタイミングの良さに驚くものの、偶然だと思っています。
ところが、先に事務所についたヘソンの叫び声が聞こえ、駆けつけるグァヌとスハ。
お爺さん、国選弁護士になるなんてクズだ、と言ってバカにした態度で、解雇だ、と怒鳴っています。
そして、バケツ一杯の野菜屑をぶちまけるお爺さん。
スハがついてきていて、とっさにヘソンを庇い、怪我をしてしまうスハです。

事務所内は騒然となり、警察に届けろ、という話になるのですが、それを止めるシン弁護士。
法律に従って届ける、と言うヘソンに、それならば、法律に従い、この前の裁判でのヘソンの行為を訴える、と言うシン弁護士です。
脅迫ですか?と訊くヘソンに、脅迫ではなく、和解のための技術だ、とシン弁護士は答えます。
そして、怪我したスハ自身が届けない、と言ったため、その件はここまで、となります。
お爺さんの方は弁護士の変更を願い出て、かわりの弁護士としてグァヌが選ばれます。
グァヌは和解を拒否している被害者の社長の家に行くのですが、水をかけられ、追い返されるグァヌ。
ヘソンは自分を傷つけたお爺さんのために必死で働くグァヌが不満です。
自分の味方になってくれないグァヌへの評価が下がったことをヘソンの心の声を聞いて知ったスハは、笑顔です。
しかし、翌日、ヘソンはグァヌに直接、自分のことをごみ弁護士と言い、国選弁護士自体も屑と言ったお爺さんの弁護をそんなに熱心にするなんて理解できない、と訴えます。
それを聞いたグァヌは、自分はお爺さんの言葉に本当に腹が立った、だから裁判でお爺さんに実力のあるところを見せ、その上でヘソンに謝らせようと思ったんだ、と話します。
そして、裁判が始まります。
グァヌは古新聞とはいえ、勝手に持って行くのは犯罪だと認めながらも、お爺さんの立場でお爺さんの視線で一度考えてみて欲しいと主張。
お爺さんがどうしてそんなことをするに至ったかの説明をします。
まずは、古新聞の山を持ち込み、これだけ集めてもお爺さんが一日の糧を得るのにやっとだと言い、続いて社会の
変化について話します。
以前は電車の中で新聞を読む客がたくさんおり、お爺さんも、網棚に残された新聞を回収して暮らしていたのだけれど、現在では電車の中で新聞を読む人などおらず、みんなスマートフォンだ、と話すグァヌ。
グァヌの話には説得力があり、法廷の雰囲気が変わります。
ヘソンは帰る途中、電車の中で、グァヌの言うとおりだ、と思うのですが、窃盗は親告罪ではないため、罪自体をないことには出来ません。
家に戻ったヘソンはグァヌのを助けたい、と考えますが、その考えは声としてスハに伝わっています。
グァヌへの気持ちを最初はスハに隠そうとしたものの、どっちみちスハには分かる、と思ったヘソン、実はグァヌ・・・と話し始めるヘソンに、やめろ、と素早く遮るスハ。
一方、スハもお爺さんのことが気になり、偶然のふりをして接触していたのね。
自分のお金を足して、食べ物を買おうと提案しているスハです。
お爺さんの心の声で、被害者の社長とは葬儀場で偶然会ったけれど、絶対に和解は無理だ、と言っていたことをヘソンに伝えます。
葬儀場で会った、ときいてそれを疑問に思うヘソンに、お爺さんと社長は遠い親戚で、そのことは二人もそこで知ったんだ、と話します。
それを聞き、親族上盜例が使える!と思いつくヘソン。
通常窃盗は申告のあるなしに関わらず罪に問われるのですが、被害者が親族である、親族上盜例にあたる場合は申告罪になるのね。
スハの助けを求めるヘソンです。
約束の場所に、スーツ姿で現れるスハ。
見違えた、とスハの姿に驚くヘソンです。

何をするの?と訊くスハに、傘を見せ、この傘とあなたの能力が必要、と言って、日会社社長宅へとスハを連れて行くヘソン。
家のチャイムを鳴らし、国選弁護士です、と名乗るヘソン達に、いきなりバケツの水をかける社長ですが、ヘソンは傘で完全防御です。

そして、お爺さんとの和解をお願いするのですが、頑として受け付けない社長。
そこからが、スハの出番です。
社長の心の声を聞き、彼の隠している罪を次々と挙げて行きます。
脅迫する気か?と言う社長に、脅迫ではなく、和解の技術、とシン弁護士の言葉をそっくりそのまま言っているヘソンです。
社長から和解を取り付けたヘソンですが、時間がありません。
急いで裁判所に駆けつけたヘソンとスハですが、法廷ではもう、判決を言い渡すばかりのタイミングです。
グァヌに用意した書類を渡すヘソン。

グァヌはヘソンを抱きしめて喜びを表します。

裁判長から注意を受けるほど抱きしめているグァヌに悲しそうな顔のスハ…。
裁判は起訴事案自体がなくなり、釈放されるお爺さんです。
その裁判長の言葉を聞いてもまだ、グァヌに抱きしめられた驚きで呆然としているヘソンです。
裁判が終わり、外に出たヘソン、グァヌに気付くのですが、わざと気づかないふりなどしています。
でも、グァヌの方が声をかけてきて、お爺さんの不起訴を喜びハイタッチ。

その上、ヘソンの手の甲にキスするグァヌです。
そこにスハがやって来て、その姿を見ています。
スハには気付かず、ヘソンに、付き合おう!と言うグァヌです。
自分のことが嫌い?と訊くグァヌに好きだと答えるヘソン。
黙って立ち去るスハです。

学校にやって来て、校庭に寝転んでいるスハ。
しばらくヘソンに渡し損ねたぬいぐるみを見ていたのですが、それを投げ捨て行ってしまいます。

それを見ていたソンビンはそのぬいぐるみを拾い、録音されていた、ヘソンへの励ましの言葉を聞いてしまいます。
ヘソンが初恋の人じゃないって言っていたのに…とスハの心を知るソンビンです。

事務所に戻ったヘソンは、スハと水族館に行く約束をしていたので電話をかけるのですが、電話がつながりません。
何度かかけても出ないスハ、諦めて建物から出てくると、そこにお爺さんが待っています。
ぶっきらぼうに謝るお爺さんに、グァヌに言われて来たんでしょう?と訊くヘソン。そうだ、と答えるお爺さん。
ですが、行こうとするヘソンに乳酸飲料を手渡すお爺さんです。
一方、ジュングクの携帯の位置確認を頼まれていた人はスパムメールを装い、ジュンソクの携帯にメールを追いかけ続けていたのですが、ずっと無視されています。
が、ようやく、メールのアドレスにアクセスするジュングク。
スハに頼まれていた男はようやく、ジュングクの位置を確認します。
そのジュングクはヘソンが週末に母の元に戻ると聞き、復讐計画を実施に移したようです。
閉店後、ヘソン母に話がある、と近づくジュングクなのですが、その手にはスパナが握られています。
母からの電話をいつものように受けるヘソン。
何気ない会話をしているのですが、実はヘソンの母はジュングクに捕えられ、頭から血を流しながら電話をしています。

気丈夫に、何気ないふりで話しながら、最後に、人を恨むことに人生を使うな、あなたをうらやましがっているだけなんだから、と言う母。
ドヨンの事だと思うヘソンなのですが、それがヘソンに向けての最後のメッセージなのね。
ヘソン母が電話を切ると、ジュングクは、話すな、と言ったら本当に言わないんだ、と薄ら笑いを浮かべています。
今のが遺言だと分かっているだろうな?と問うジュングクに、分かっている、と答える母。
人がどんなふうに仇になるのか分かるか?と言うジュングク。馬鹿で可哀想な人…人生、どれほど地獄の中で生きて来た事か、とヘソン母は言います。
お前の娘もそうなる、と言うジュングクの言葉に、娘はあんたのようにバカには育てなかった、と言って笑い飛ばす母です。

スハのところに、ようやくジュングクの携帯の位置を教えるメッセージが入ります。

あわてて、ヘソン母の店の場所を訪ねるスハ。

あなたがそれをどうして?と言っているヘソンなのですが、その時家の電話が鳴り始めます。
その電話をとったスハの顔色が変わります。
なんの電話!?と訊くヘソン…。

8話
ニュースが流れています。
ヘソンの母親は火災で亡くなり、ジュングクも怪我を負った、とのニュースです。
ジュングクは殺人の容疑者となるのですが、住所地での裁判を望み、ヘソン達の属している裁判所に移送されることになります。
ジュングクを取り調べる検事はドヨンです。
ジュングクは殺していない、とドヨンに訴えます。
ヘソン母はいい人で、自分の誕生日にはわかめスープも用意してくれた、と嘆き、ヘソン母を救おうとして火の中に飛び込んだ、と話します。
そして、ヘソンは自分が10年前の事故で自分を殺人者だと思い込んでいた、と語り、その事件では自分も被害者なのだ、と訴えます。
でも、ドヨンは自分もあの事件を目撃していますからね。
そのことを話し、一つ嘘が分かると他の事もみんな嘘に思える、と言っています。

ジュングクが検察から留置場へ向かう移送車に乗り込もうとしているところをスハが見ています。
ドヨンが目撃者だったと知ったジュングクの"どうしたものかな。考えてみよう"という心の声を聞き、ジュングクに殴り掛かるスハ。
どうして殺した!と、首を絞めるのですが、警察官に取り押さえられます。
ヘソンは弔問客も帰った葬儀場でグァヌも帰し、一人でいたのですが、そこにスハがやって来ます。
ジュングクと会って来た、と話すスハ。
ジュングクはどう言っていた?と訊くヘソンに、自分はやっていない、悔しい、と言っていたと答えるスハ。
本当に?と訊くヘソンに、違う、と答えるスハです。
ヘソンは続いて、母親の最後の様子を聞きます。
ジュングクがヘソン母に最後に娘に電話をさせた、と訊き、母からの電話を思い出し、あれが母の遺言だったのだと気づき慟哭するヘソン。
そして、ジュングクの弁護がグァヌに回って来ます。
他の人に替わってもらおうとするグァヌですが、ジュングクの希望とあって変更ができません。
そのことを知るヘソンなのですが、むしろ良かった、と言います。
最後まで私の味方だ 私を信じてくれるでしょう?と言うヘソン。
ありがとう、と言ってグァヌの肩に顔を埋めて泣くヘソンです。
グァヌはジュングクに面会に行くのですが、ちょうどそのタイミングで自殺未遂を起こし、病院に移送されるジュングク。
ジュングクはこの世でただ一人、自分に温かく接してくれた社長に付いて行きます、なんて遺書も残しています。
遺書によると、ヘソン母が不整脈があるのに、自分が見守っていなかったからだ、との話もあります。
ジュングクの考えた、不運な事故のシナリオですね。
でも、目を覚ましたジュングクに、この遺書は信じないとグァヌは言います。
ところが、ヘソンに信じてもらおうと思って、自分の味方ではないグァヌを弁護人に選んだことを話すジュングク。
グァヌが自分を無罪にしてくれればヘソンも誤解を解いて、自分の無罪を信じてもらえると思った、と話すジュングクに心を動かされるグァヌです。

グァヌは現場に行き、ヘソン母の友人の話を聞き、病院の意志にも直接会って話を聞いています。
そして、裁判、罪状認否です。
ドヨンは殺人と現住建造物放火致死で起訴とするのですが、それを全面否認、無罪を主張するグァヌ。
それを聞いてショックのヘソンです。

グァヌに、ヘソンの母親の傷はジュングクがスパナで殴ったもので、そのあと放火したんだ、と訴えるヘソンとスアですが、その通りかもしれないけれど、違うかもしれない、と言うグァヌ。
無罪かもしれないときはその方を選ぶ、との弁護士の鉄則を話すグァヌ、ヘソンがジュングクに抱いている感情は誤解によるものかもしれない、と言うグァヌです。
私の味方じゃない…と言うヘソンに、誤解が一人の人間の人生を閉ざすかもしれない、と続けるグァヌの腹を一発殴り、もうやめろ、と言うスハです。

事務所に戻ると、10年前の事件の記録を用意するように命じているグァヌですが…。
動きたいのに、何もできないヘソンは家に戻ると家を大掃除です。
そして、ジュングクが逮捕されたらここにいる理由がない、とスハに自分の家に戻るように言うヘソン。
行かない、と言うスハに、ここにいたら何を言うか分からない、と言うヘソンですが、何を言っても構わない、と言うヘソン。
こうなったのも全部あなたのせいだ!とぶちまけるヘソン、もっと言おうか?と言うヘソンに、うん、聞いているから、と答え、台所の洗い物を始めるスハです。
スハの方も落ち着いている訳ではなく、スポンジにつけているのは食用油なんですけどね。
スハに無罪になるかと訊くヘソンですが、スハの答えは51対49で無罪だ、というもの。
回転ドアのところでしばらく悩んでいたヘソンでしたが、やがてドヨンの家へとやって来ます。
ドヨンに、ジュングクを有罪にして、と言うヘソンですが、状況証拠しかない、と答えるドヨン。
そのドヨンに、跪いて助けて、と乞うヘソンです。

証拠がなければねつ造すればいいと言うヘソン。今までのことをすべて、10年前の花火の件も謝れと言えば謝るから、ジュングクを捕まえて、と訴えます。
そのやり取りを聞いていたドヨンの父が出てきます。
その謝罪は本心か?と訊かれ、心の中に母親に謝りながら、はい、あの時私が間違っていた、と謝罪するヘソン。
それを聞き、ドヨン父は、自分が裁判長ならば無罪を言い渡し、自分が検事だったら、証拠を作る、と言います。
そして、証人になりそうな人間を考えるのですが、皆、ジュングクに好意的です。刑務所で同房だった人間はどうか、というドヨン父の話から、シン弁護士が面会に行っている囚人のことを思い出すヘソンです。
その男に偽証させろと言うドヨン父。
驚くドヨンに、10年前にもした事じゃないか、と暗に目を怪我したのはヘソンのせいだ、と言ったことを思い出させるドヨン父。
ドヨンはそれ以上、何も言えません。
お前も同じ考えだろう?と訊くドヨン父に、はいと答えるヘソンです。
ドヨンはその囚人を呼ぶと、刑期を短くすることを取引材料に、偽証を引き受けさせます。
でも、その囚人がジュングクの証人となったことを知ったシン弁護士は不審に思います。
裁判所に行く途中のヘソンを捕まえ、ジュングクの同房囚人に何を頼んだ?と言い、してはならない頼みをしたんじゃないのか?と問いただします。
していない、と言いつつも、したとしたらどうなんですか?と訊きかえすヘソン。
原則に沿えないならば弁護士を辞めろ、と言うシン弁護士に、被害者にできることが何もない、とヘソンは怒りをぶつけます。
裁判でも、被害者の言葉は聞かず、ジュングクの話ばかりを聞く、と言って弁護士バッジを投げ捨てて行くヘソンです。
その後ろ姿を見送りながら、ジュングクが無罪になってもヘソンは弁護士を続けるだろうか?と心配そうにユンチャンに話しかけるシン弁護士です。
裁判では、予定通りジュングクと同房だった囚人が証言台に立ちます。
ドヨンの尋問に、ジュングクが出所したら復讐してやる、と言っていた、と証言。
続いて、グァヌが反対尋問に立ちます。
先ずジュングクのことを賢い人、と証言させておいて、そんなかしこい人が不用意に計画を離したりするだろうか?と証言の矛盾をついてきます。
あわてて、馬鹿だ、と囚人が証言を翻すと、そうなればドヨンの主張する計画殺人は無理だ、と言います。
結局囚人は証言を引っ込め、ジュングクには無罪との判決が下ります。
涙のヘソン。
ジュングクはスハに、心の声で、次はお前とヘソンの番だ、と言っています。

家に戻ると、母の写真を抱いてベッドで母の思い出に浸るヘソン。
ヘソンの携帯にグァヌから、そちらに行く、とのメッセージが入ったのを見て、スハが表に出て行きます。
落ち込んでいるグァヌに、ヘソンもグァヌのことが好きだから、少し待つようにとスハは言います。
お前も恨めしかっただろう?と言うグァヌに、いいえ、むしろ良くやった、と感謝している、と頭を下げるスハ。

続けて心の中で、チャンスをくれてありがとう、と言っているスハです。

スハはしばらく学校にも出ず、ヘソンを見守っていたようですが、家の中の直せるものは直し、自分の荷物を整理しています。
そして、ヘソンを水族館に誘うスハ。
4回目にして、ようやく来れた、と言うスハです。
そして、自分が荷物をまとめたことを伝え、ヘソンの家を出て行くことを伝えます。
ジュングクのことを心配するヘソンに、ジュングクが来ることはない、と断言するスハ。
そして、ジュングクの心を読み、ヘソンの母親が最後までヘソンのことをとても愛していた、と伝えます。
母親のことで罪悪感を抱くな、と言い、また、グァヌを恨むな、とも言うスハ。
グァヌは誤解だと思って最善を尽くしたんだ、と言います。
どこかに行ってしまう人みたい、と言うヘソンに、高3だから、と言いわけをするスハ。
ヘソンもまた、グァヌが好きだから苦しんでいる、と言い、長く避けていないで、と言って去って行こうとします。
その彼を呼び止め、ありがとう、勉強頑張ってね、と送り出すヘソン。
歩き出したスハですが、戻って来て、ヘソンが知らないことが一つある、と言ったかと思うと、いきなり涙ながらにヘソンにキスするスハです。


ひとつ気になったのは、ヘソンのお母さん、殺される前にガムテープで拘束されていましたが、検死でわからなかったのかなあ?
それはともかく。
余りにも意外な展開に驚いた今週のストーリーでした。
まさか、お母さんが殺されるとは…。
そして、このドラマはヒロインが何度も道を踏み外すのが面白いです。
今回なんて、証拠のねつ造なんて、絶対だめだろうってことをやりますしね。
それも、欲ではなく、被害者には何もできない、という焦燥感が理解できるので、それも仕方ない、と思ってしまいます。
といっても、それが通ってしまったら、困るんですけれどね。
何だか、奥の深い話のようで、とても、面白いです。
そして、今回のスハとヘソンのキス!
スハは高校生なので、年齢的にヘソンとのカップルは無理じゃないかと思うんですが、年齢的に自然なグァヌとのカップルよりいい感じに見えてしまうんですね。
イ・ジョンソクくん、ますます素敵に見えます!
ヘソンの母が悪夢を見たことから、この回の話は始まります。
ジュングクに橋から突き落とされるヘソンの映像…。
ヘソンの母は予知夢を見る人のようで、自分か母に何か良くないことが起こるのでは?と心配するヘソンです。
ヘソンはたくさんの書類を抱えて出勤なのですが、スハがそのバスに乗り込み、書類を持ってやります。
世話になった分恩返ししようと思わなくてもいいのよ、と言うヘソンですが、そんなんじゃない、と言ってついて来るスハです。
事務所につく手前でヘソンに気付き、声をかけて来るグァヌ。
昨日のデートの時のように、さっぱりとした服装をしているグァヌ、昨日渡し損ねたチョコレートを渡しています。
楽しそうに二人でチョコレートをつまむ様子を気にしながら、ちょっと寂しそうなスハです。
さて、事務所についたヘソンには、あるおじいさんの事件が回って来ます。
路上の古新聞を持って行ったことで、常習窃盗の罪に問われたたお爺さんは耳が遠く、叫ぶようにして会話するヘソン。
ヘソンはなんとか和解させようとするのですが、まるで受け入れないお爺さんです。
そして、翌日も事務所までついて来るスハ。
事務所のビルの前で電話が入り、ヘソンを先に行かせるスハでしたが、そこにグァヌもやって来ます。
エレベーターの中でグァヌに対して敵愾心を燃やすスハです。

グァヌが心の中でスハに、ヘソンのことを好きなのか?と言っているのを聞き、そうだ、と答えていますが、もちろん、グァヌはあまりのタイミングの良さに驚くものの、偶然だと思っています。
ところが、先に事務所についたヘソンの叫び声が聞こえ、駆けつけるグァヌとスハ。
お爺さん、国選弁護士になるなんてクズだ、と言ってバカにした態度で、解雇だ、と怒鳴っています。
そして、バケツ一杯の野菜屑をぶちまけるお爺さん。
スハがついてきていて、とっさにヘソンを庇い、怪我をしてしまうスハです。

事務所内は騒然となり、警察に届けろ、という話になるのですが、それを止めるシン弁護士。
法律に従って届ける、と言うヘソンに、それならば、法律に従い、この前の裁判でのヘソンの行為を訴える、と言うシン弁護士です。
脅迫ですか?と訊くヘソンに、脅迫ではなく、和解のための技術だ、とシン弁護士は答えます。
そして、怪我したスハ自身が届けない、と言ったため、その件はここまで、となります。
お爺さんの方は弁護士の変更を願い出て、かわりの弁護士としてグァヌが選ばれます。
グァヌは和解を拒否している被害者の社長の家に行くのですが、水をかけられ、追い返されるグァヌ。
ヘソンは自分を傷つけたお爺さんのために必死で働くグァヌが不満です。
自分の味方になってくれないグァヌへの評価が下がったことをヘソンの心の声を聞いて知ったスハは、笑顔です。
しかし、翌日、ヘソンはグァヌに直接、自分のことをごみ弁護士と言い、国選弁護士自体も屑と言ったお爺さんの弁護をそんなに熱心にするなんて理解できない、と訴えます。
それを聞いたグァヌは、自分はお爺さんの言葉に本当に腹が立った、だから裁判でお爺さんに実力のあるところを見せ、その上でヘソンに謝らせようと思ったんだ、と話します。
そして、裁判が始まります。
グァヌは古新聞とはいえ、勝手に持って行くのは犯罪だと認めながらも、お爺さんの立場でお爺さんの視線で一度考えてみて欲しいと主張。
お爺さんがどうしてそんなことをするに至ったかの説明をします。
まずは、古新聞の山を持ち込み、これだけ集めてもお爺さんが一日の糧を得るのにやっとだと言い、続いて社会の

変化について話します。
以前は電車の中で新聞を読む客がたくさんおり、お爺さんも、網棚に残された新聞を回収して暮らしていたのだけれど、現在では電車の中で新聞を読む人などおらず、みんなスマートフォンだ、と話すグァヌ。
グァヌの話には説得力があり、法廷の雰囲気が変わります。
ヘソンは帰る途中、電車の中で、グァヌの言うとおりだ、と思うのですが、窃盗は親告罪ではないため、罪自体をないことには出来ません。
家に戻ったヘソンはグァヌのを助けたい、と考えますが、その考えは声としてスハに伝わっています。
グァヌへの気持ちを最初はスハに隠そうとしたものの、どっちみちスハには分かる、と思ったヘソン、実はグァヌ・・・と話し始めるヘソンに、やめろ、と素早く遮るスハ。
一方、スハもお爺さんのことが気になり、偶然のふりをして接触していたのね。
自分のお金を足して、食べ物を買おうと提案しているスハです。
お爺さんの心の声で、被害者の社長とは葬儀場で偶然会ったけれど、絶対に和解は無理だ、と言っていたことをヘソンに伝えます。
葬儀場で会った、ときいてそれを疑問に思うヘソンに、お爺さんと社長は遠い親戚で、そのことは二人もそこで知ったんだ、と話します。
それを聞き、親族上盜例が使える!と思いつくヘソン。
通常窃盗は申告のあるなしに関わらず罪に問われるのですが、被害者が親族である、親族上盜例にあたる場合は申告罪になるのね。
スハの助けを求めるヘソンです。
約束の場所に、スーツ姿で現れるスハ。
見違えた、とスハの姿に驚くヘソンです。

何をするの?と訊くスハに、傘を見せ、この傘とあなたの能力が必要、と言って、日会社社長宅へとスハを連れて行くヘソン。
家のチャイムを鳴らし、国選弁護士です、と名乗るヘソン達に、いきなりバケツの水をかける社長ですが、ヘソンは傘で完全防御です。

そして、お爺さんとの和解をお願いするのですが、頑として受け付けない社長。
そこからが、スハの出番です。
社長の心の声を聞き、彼の隠している罪を次々と挙げて行きます。
脅迫する気か?と言う社長に、脅迫ではなく、和解の技術、とシン弁護士の言葉をそっくりそのまま言っているヘソンです。
社長から和解を取り付けたヘソンですが、時間がありません。
急いで裁判所に駆けつけたヘソンとスハですが、法廷ではもう、判決を言い渡すばかりのタイミングです。
グァヌに用意した書類を渡すヘソン。

グァヌはヘソンを抱きしめて喜びを表します。

裁判長から注意を受けるほど抱きしめているグァヌに悲しそうな顔のスハ…。
裁判は起訴事案自体がなくなり、釈放されるお爺さんです。
その裁判長の言葉を聞いてもまだ、グァヌに抱きしめられた驚きで呆然としているヘソンです。
裁判が終わり、外に出たヘソン、グァヌに気付くのですが、わざと気づかないふりなどしています。
でも、グァヌの方が声をかけてきて、お爺さんの不起訴を喜びハイタッチ。

その上、ヘソンの手の甲にキスするグァヌです。
そこにスハがやって来て、その姿を見ています。
スハには気付かず、ヘソンに、付き合おう!と言うグァヌです。
自分のことが嫌い?と訊くグァヌに好きだと答えるヘソン。
黙って立ち去るスハです。

学校にやって来て、校庭に寝転んでいるスハ。
しばらくヘソンに渡し損ねたぬいぐるみを見ていたのですが、それを投げ捨て行ってしまいます。

それを見ていたソンビンはそのぬいぐるみを拾い、録音されていた、ヘソンへの励ましの言葉を聞いてしまいます。
ヘソンが初恋の人じゃないって言っていたのに…とスハの心を知るソンビンです。

事務所に戻ったヘソンは、スハと水族館に行く約束をしていたので電話をかけるのですが、電話がつながりません。
何度かかけても出ないスハ、諦めて建物から出てくると、そこにお爺さんが待っています。
ぶっきらぼうに謝るお爺さんに、グァヌに言われて来たんでしょう?と訊くヘソン。そうだ、と答えるお爺さん。
ですが、行こうとするヘソンに乳酸飲料を手渡すお爺さんです。
一方、ジュングクの携帯の位置確認を頼まれていた人はスパムメールを装い、ジュンソクの携帯にメールを追いかけ続けていたのですが、ずっと無視されています。
が、ようやく、メールのアドレスにアクセスするジュングク。
スハに頼まれていた男はようやく、ジュングクの位置を確認します。
そのジュングクはヘソンが週末に母の元に戻ると聞き、復讐計画を実施に移したようです。
閉店後、ヘソン母に話がある、と近づくジュングクなのですが、その手にはスパナが握られています。
母からの電話をいつものように受けるヘソン。
何気ない会話をしているのですが、実はヘソンの母はジュングクに捕えられ、頭から血を流しながら電話をしています。

気丈夫に、何気ないふりで話しながら、最後に、人を恨むことに人生を使うな、あなたをうらやましがっているだけなんだから、と言う母。
ドヨンの事だと思うヘソンなのですが、それがヘソンに向けての最後のメッセージなのね。
ヘソン母が電話を切ると、ジュングクは、話すな、と言ったら本当に言わないんだ、と薄ら笑いを浮かべています。
今のが遺言だと分かっているだろうな?と問うジュングクに、分かっている、と答える母。
人がどんなふうに仇になるのか分かるか?と言うジュングク。馬鹿で可哀想な人…人生、どれほど地獄の中で生きて来た事か、とヘソン母は言います。
お前の娘もそうなる、と言うジュングクの言葉に、娘はあんたのようにバカには育てなかった、と言って笑い飛ばす母です。

スハのところに、ようやくジュングクの携帯の位置を教えるメッセージが入ります。

あわてて、ヘソン母の店の場所を訪ねるスハ。

あなたがそれをどうして?と言っているヘソンなのですが、その時家の電話が鳴り始めます。
その電話をとったスハの顔色が変わります。
なんの電話!?と訊くヘソン…。

8話
ニュースが流れています。
ヘソンの母親は火災で亡くなり、ジュングクも怪我を負った、とのニュースです。
ジュングクは殺人の容疑者となるのですが、住所地での裁判を望み、ヘソン達の属している裁判所に移送されることになります。
ジュングクを取り調べる検事はドヨンです。
ジュングクは殺していない、とドヨンに訴えます。
ヘソン母はいい人で、自分の誕生日にはわかめスープも用意してくれた、と嘆き、ヘソン母を救おうとして火の中に飛び込んだ、と話します。
そして、ヘソンは自分が10年前の事故で自分を殺人者だと思い込んでいた、と語り、その事件では自分も被害者なのだ、と訴えます。
でも、ドヨンは自分もあの事件を目撃していますからね。
そのことを話し、一つ嘘が分かると他の事もみんな嘘に思える、と言っています。

ジュングクが検察から留置場へ向かう移送車に乗り込もうとしているところをスハが見ています。
ドヨンが目撃者だったと知ったジュングクの"どうしたものかな。考えてみよう"という心の声を聞き、ジュングクに殴り掛かるスハ。
どうして殺した!と、首を絞めるのですが、警察官に取り押さえられます。
ヘソンは弔問客も帰った葬儀場でグァヌも帰し、一人でいたのですが、そこにスハがやって来ます。
ジュングクと会って来た、と話すスハ。
ジュングクはどう言っていた?と訊くヘソンに、自分はやっていない、悔しい、と言っていたと答えるスハ。
本当に?と訊くヘソンに、違う、と答えるスハです。
ヘソンは続いて、母親の最後の様子を聞きます。
ジュングクがヘソン母に最後に娘に電話をさせた、と訊き、母からの電話を思い出し、あれが母の遺言だったのだと気づき慟哭するヘソン。
そして、ジュングクの弁護がグァヌに回って来ます。
他の人に替わってもらおうとするグァヌですが、ジュングクの希望とあって変更ができません。
そのことを知るヘソンなのですが、むしろ良かった、と言います。
最後まで私の味方だ 私を信じてくれるでしょう?と言うヘソン。
ありがとう、と言ってグァヌの肩に顔を埋めて泣くヘソンです。
グァヌはジュングクに面会に行くのですが、ちょうどそのタイミングで自殺未遂を起こし、病院に移送されるジュングク。
ジュングクはこの世でただ一人、自分に温かく接してくれた社長に付いて行きます、なんて遺書も残しています。
遺書によると、ヘソン母が不整脈があるのに、自分が見守っていなかったからだ、との話もあります。
ジュングクの考えた、不運な事故のシナリオですね。
でも、目を覚ましたジュングクに、この遺書は信じないとグァヌは言います。
ところが、ヘソンに信じてもらおうと思って、自分の味方ではないグァヌを弁護人に選んだことを話すジュングク。
グァヌが自分を無罪にしてくれればヘソンも誤解を解いて、自分の無罪を信じてもらえると思った、と話すジュングクに心を動かされるグァヌです。

グァヌは現場に行き、ヘソン母の友人の話を聞き、病院の意志にも直接会って話を聞いています。
そして、裁判、罪状認否です。
ドヨンは殺人と現住建造物放火致死で起訴とするのですが、それを全面否認、無罪を主張するグァヌ。
それを聞いてショックのヘソンです。

グァヌに、ヘソンの母親の傷はジュングクがスパナで殴ったもので、そのあと放火したんだ、と訴えるヘソンとスアですが、その通りかもしれないけれど、違うかもしれない、と言うグァヌ。
無罪かもしれないときはその方を選ぶ、との弁護士の鉄則を話すグァヌ、ヘソンがジュングクに抱いている感情は誤解によるものかもしれない、と言うグァヌです。
私の味方じゃない…と言うヘソンに、誤解が一人の人間の人生を閉ざすかもしれない、と続けるグァヌの腹を一発殴り、もうやめろ、と言うスハです。

事務所に戻ると、10年前の事件の記録を用意するように命じているグァヌですが…。
動きたいのに、何もできないヘソンは家に戻ると家を大掃除です。
そして、ジュングクが逮捕されたらここにいる理由がない、とスハに自分の家に戻るように言うヘソン。
行かない、と言うスハに、ここにいたら何を言うか分からない、と言うヘソンですが、何を言っても構わない、と言うヘソン。
こうなったのも全部あなたのせいだ!とぶちまけるヘソン、もっと言おうか?と言うヘソンに、うん、聞いているから、と答え、台所の洗い物を始めるスハです。
スハの方も落ち着いている訳ではなく、スポンジにつけているのは食用油なんですけどね。
スハに無罪になるかと訊くヘソンですが、スハの答えは51対49で無罪だ、というもの。
回転ドアのところでしばらく悩んでいたヘソンでしたが、やがてドヨンの家へとやって来ます。
ドヨンに、ジュングクを有罪にして、と言うヘソンですが、状況証拠しかない、と答えるドヨン。
そのドヨンに、跪いて助けて、と乞うヘソンです。

証拠がなければねつ造すればいいと言うヘソン。今までのことをすべて、10年前の花火の件も謝れと言えば謝るから、ジュングクを捕まえて、と訴えます。
そのやり取りを聞いていたドヨンの父が出てきます。
その謝罪は本心か?と訊かれ、心の中に母親に謝りながら、はい、あの時私が間違っていた、と謝罪するヘソン。
それを聞き、ドヨン父は、自分が裁判長ならば無罪を言い渡し、自分が検事だったら、証拠を作る、と言います。
そして、証人になりそうな人間を考えるのですが、皆、ジュングクに好意的です。刑務所で同房だった人間はどうか、というドヨン父の話から、シン弁護士が面会に行っている囚人のことを思い出すヘソンです。
その男に偽証させろと言うドヨン父。
驚くドヨンに、10年前にもした事じゃないか、と暗に目を怪我したのはヘソンのせいだ、と言ったことを思い出させるドヨン父。
ドヨンはそれ以上、何も言えません。
お前も同じ考えだろう?と訊くドヨン父に、はいと答えるヘソンです。
ドヨンはその囚人を呼ぶと、刑期を短くすることを取引材料に、偽証を引き受けさせます。
でも、その囚人がジュングクの証人となったことを知ったシン弁護士は不審に思います。
裁判所に行く途中のヘソンを捕まえ、ジュングクの同房囚人に何を頼んだ?と言い、してはならない頼みをしたんじゃないのか?と問いただします。
していない、と言いつつも、したとしたらどうなんですか?と訊きかえすヘソン。
原則に沿えないならば弁護士を辞めろ、と言うシン弁護士に、被害者にできることが何もない、とヘソンは怒りをぶつけます。
裁判でも、被害者の言葉は聞かず、ジュングクの話ばかりを聞く、と言って弁護士バッジを投げ捨てて行くヘソンです。
その後ろ姿を見送りながら、ジュングクが無罪になってもヘソンは弁護士を続けるだろうか?と心配そうにユンチャンに話しかけるシン弁護士です。
裁判では、予定通りジュングクと同房だった囚人が証言台に立ちます。
ドヨンの尋問に、ジュングクが出所したら復讐してやる、と言っていた、と証言。
続いて、グァヌが反対尋問に立ちます。
先ずジュングクのことを賢い人、と証言させておいて、そんなかしこい人が不用意に計画を離したりするだろうか?と証言の矛盾をついてきます。
あわてて、馬鹿だ、と囚人が証言を翻すと、そうなればドヨンの主張する計画殺人は無理だ、と言います。
結局囚人は証言を引っ込め、ジュングクには無罪との判決が下ります。
涙のヘソン。
ジュングクはスハに、心の声で、次はお前とヘソンの番だ、と言っています。

家に戻ると、母の写真を抱いてベッドで母の思い出に浸るヘソン。
ヘソンの携帯にグァヌから、そちらに行く、とのメッセージが入ったのを見て、スハが表に出て行きます。
落ち込んでいるグァヌに、ヘソンもグァヌのことが好きだから、少し待つようにとスハは言います。
お前も恨めしかっただろう?と言うグァヌに、いいえ、むしろ良くやった、と感謝している、と頭を下げるスハ。

続けて心の中で、チャンスをくれてありがとう、と言っているスハです。

スハはしばらく学校にも出ず、ヘソンを見守っていたようですが、家の中の直せるものは直し、自分の荷物を整理しています。
そして、ヘソンを水族館に誘うスハ。
4回目にして、ようやく来れた、と言うスハです。
そして、自分が荷物をまとめたことを伝え、ヘソンの家を出て行くことを伝えます。
ジュングクのことを心配するヘソンに、ジュングクが来ることはない、と断言するスハ。
そして、ジュングクの心を読み、ヘソンの母親が最後までヘソンのことをとても愛していた、と伝えます。
母親のことで罪悪感を抱くな、と言い、また、グァヌを恨むな、とも言うスハ。
グァヌは誤解だと思って最善を尽くしたんだ、と言います。
どこかに行ってしまう人みたい、と言うヘソンに、高3だから、と言いわけをするスハ。
ヘソンもまた、グァヌが好きだから苦しんでいる、と言い、長く避けていないで、と言って去って行こうとします。
その彼を呼び止め、ありがとう、勉強頑張ってね、と送り出すヘソン。
歩き出したスハですが、戻って来て、ヘソンが知らないことが一つある、と言ったかと思うと、いきなり涙ながらにヘソンにキスするスハです。


ひとつ気になったのは、ヘソンのお母さん、殺される前にガムテープで拘束されていましたが、検死でわからなかったのかなあ?
それはともかく。
余りにも意外な展開に驚いた今週のストーリーでした。
まさか、お母さんが殺されるとは…。
そして、このドラマはヒロインが何度も道を踏み外すのが面白いです。
今回なんて、証拠のねつ造なんて、絶対だめだろうってことをやりますしね。
それも、欲ではなく、被害者には何もできない、という焦燥感が理解できるので、それも仕方ない、と思ってしまいます。
といっても、それが通ってしまったら、困るんですけれどね。
何だか、奥の深い話のようで、とても、面白いです。
そして、今回のスハとヘソンのキス!
スハは高校生なので、年齢的にヘソンとのカップルは無理じゃないかと思うんですが、年齢的に自然なグァヌとのカップルよりいい感じに見えてしまうんですね。
イ・ジョンソクくん、ますます素敵に見えます!
Entry ⇒ 2013.06.28 | Category ⇒ 君の声が聞こえる | Comments (8) | Trackbacks (0)
「君の声が聞こえる」9話あらすじ
怒涛の展開です。
もう、目が離せません!
明日はちょっと忙しく、10話のアップが遅くなりそうなので、9話だけ、先にアップしますね。
あらすじ。

もう、目が離せません!
明日はちょっと忙しく、10話のアップが遅くなりそうなので、9話だけ、先にアップしますね。
あらすじ。

9話
今回は病院のヘソンの姿で始まります。
誰かに刺されたようなのですが、幸いにも臓器に大きな損傷はないようです。
医師から警察に届けようかと訊かれるのですが、それを止めているグァヌです。
ヘソンは目を覚ますとすぐにスハを探すのですが、スハの姿はありません。
スハのヒントが分かっていたら、スハを止められたかもしれない、と思うヘソン。
スハはいつでも私の心の声を聞いていたけれど、必要な時にスハの声が聞こえなかった、と後悔するヘソンです。
話はジュングクの判決の下りる前日に戻ります。
学校の3階の窓から下にいるスハのノートを覗きこんでいるソンビン。
なぜか読めるらしく、"僕がいなくなっても…"とスハが書き込むのを見て、異変を感じてそちらに向かいます。
スハはいつも絡んでくるクラスメイトに、最後になるかもしれないからアドバイスすると言い、ソンビンのことが好きなら直接言え、と言って去って行きます。
スハに追いつけなかったソンビンはその子に、スハが何か言っていなかった?と訊くのですが、悪口を言ってた、とごまかすクラスメイトです。
その後、グァヌを尾行するスハ。それに気づいたグァヌが後ろに回って声をかけます。

何で気付いた?と訊くスハに、こう見えても元警察官だ、と答えるグァヌに、喧嘩は?と訊いて来るスハ。
構えながらも、スハの実力を心配するグァヌに、争うつもりはない、と言うと、頼みがある、と言っています。
そして、判決の出る朝です。
スハを家の前で待っているソンビンですが、学校には行かない、と言うスハ。
ソンビンはスハの持っていたバッグを持って行こうとするのですが、バッグの中の刃物のようなものが手に当たります。
スハに、これは何?と訊くソンビンなのですが、バッグを奪い返し、何でもないと言って去って行くスハです。
そして、ジュングクの判決は、疑わしい場合は被告人の利益に、と無罪が言い渡されます。

裁判が終わると、ヘソンにすまない気持ちのグァヌは何でもするから赦してくれ、と言うのですが、誰かに憎しみをぶつけないとやっていられないから何にもしないで、と言って去るヘソン。
回転ドアで、今度は号泣しているヘソンです。

スハは拘置所を出るジュングクの姿を確認しています。
ジュングクもスハを見つけ、にやりと笑っています。
証言を翻した偽証の男はシン弁護士が面会しています。
ドヨンに申し訳なかったので、もう一度証言するつもりだ、と言う男に、ドヨンがソ判事の娘だと言うシン弁護士。
この男が15年前に有罪になったのはドヨン父のせいだという事のようです。
ドヨンも家に帰り、証人の話をするのですが、その件からはもう、手を引けと言うドヨン父。
それでも、まだ話を続けるドヨンでしたが、その証人の名を聞いたとたん、顔色を変えるドヨン父。
ドヨンの母親も、その名前には聞き覚えがあるようです。
グァヌのところには、取り寄せていたジュングクの10年前の事件の記録が届きます。
今頃になって…と言いながらも、その書類を読むグァヌ。
ヘソンが証言したことにより、ジュングクから脅され首を絞められたくだりを読み、後悔の念に襲われるグァヌです。

グァヌは昨日、スハに、ジュングクからヘソンを守ってくれるようにと頼まれたのね。
ジュングクはそんな人じゃないと思う、と答えたグァヌでしたが、もし…と考え始め、ヘソンの家の方へと向かうグァヌです。
ヘソンの家では、物音がしたかと思うと明かりが消えます。
すぐさま110番に通報するヘソン。
近くまで来ていたグァヌはパトカーに驚き、ヘソンの家を見上げると煙がもうもうと上がっています。

でも、幸いなことに、煙の正体は燻煙殺虫剤。
何かあるといけないから、と今晩は事務所で過ごすようにと言うグァヌです。
その様子を物陰で見ているのはスハ。
鞄の中には燻煙殺虫剤がありますから、この騒ぎはスハが起こしたもののようですね。

ヘソンが他の人たちから守られるようにと起こしたことのようです。
そのスハはジュングクに電話をかけ、合う約束をしています。
ヘソンの方はスハのことも心配で電話をかけるのですが、スハは出ません。
そこにソンビンからの電話がかかり、彼のカバンの中に刃物が入っていたみたいだ、と聞くヘソン。
ヘソンは携帯のGPSは自分だけではなく、スハの位置も分かる、と思い出し、GPSで位置確認をします。
グァヌは警察に言おう、と言うのですが、警察は駄目、と言い、グァヌと2人でそちらに向かいます。
その頃スハはジュングクの所へと行っています。
殴り掛かろうとするスハなのですが、明かりを消すジュングク。
ジュングクは目を閉じてスハを待っていたのね。
スハは何も見えませんがジュングクにはスハの動きが見えます。
一方的にやられるスハですが、何とか隙を見て明かりをつけるスハ。
一気に形勢を逆転し、ナイフを手にジュングクに近づくスハです。
ジュングクは、本気で殺す気か?とスハに言います。
刑務所に行くことになり、人生終りだ、と言うジュングクですが、それでもあの人が生きることができる、とためらいのないスハ。

ナイフをジュングクに突き立てようとしたスハなのですが、そこにヘソンが飛び込んできて、ヘソンがスハのナイフを体に受けます。

ヘソンは建物についたものの、その中のどこかが分からず、グァヌと別れて探しに来ていたのね。
自分がヘソンを傷つけたことに驚いているスハの隙をつき、堕ちていたナイフを拾い、スハに向けるジュングク。
肩に怪我を負うスハです。
再び攻勢に出るかと思われたジュングクですが、その時、ヘソンを探しに来たグァヌの声がして逃げ出すジュングクです。
ヘソンは心の声で"余計なことは言わず、ジュングクが刺したと言え"というと意識を失います。

グァヌはジュングクの逃げ出す姿を目撃するのですが、そのままヘソンの方へと向かいます。

ヘソンは救急車で運ばれ、すぐに手術です。
手術前で涙を流すグァヌ。スハも泣いています。
目覚めたヘソンでしたが、スハは姿を消してしまっています。
でも、目覚める前に、ヘソンに何か囁いて行くスハの姿がありました…。
家族に連絡をしてもお金を送っているから、と興味を示さないスハの叔母。
ヘソンはスハには家族もなく、友達らしい友達もいなかったのだ、と知ります。
そして、ジュングクは殺人未遂で指名手配。
グァヌは親の仕事を手伝う、と言って国選弁護人を辞めます

そして間もなく、人間の左手が発見されるのですが、それがジュングクのものと分かり、警察は殺された死体から切り取られたものと判断、スハが容疑者として指名手配されます。

ニュースでそれを知ったヘソンは警察に駆けつけるのですが、動機、ジュングクの最後の通話相手がスハだったこと、そして凶器から発見された指紋から、スハに間違いない、と言う刑事です。
でも、スハが病室で語りかけた言葉を思い出すヘソン。
彼はヘソンが望まないことはしない、と言っていたのね。
ソンビンはヘソンの事務室にまた、やって来ています。
ヘソンのネイルをやりながら、スハに会いたいのが半分、このままでいてくれたらいい、と思うのが半分だ、と言っています。
それを聞き、ソンビンもスハがやったと思っているの?と訊くヘソン。
ヘソンは、自分は彼がやっていないと思う、と言い、いいえ、やっていないんだ、と言い直しています。
それを聞いたソンビンは、ヘソンにあげるものがある、とスハが捨てて行ったぬいぐるみを渡します。

それを見て、自分には似合わない、ほんとに私に渡そうとしたの?と訊くのですが、録音機能のことは話さず、間違いない、と言っているソンビン。
ヘソンは家まで帰って来て、鞄に頭を凭せ掛けた途端、"うまく行った?"というスハの声を聞き、そのぬいぐるみが録音機能付きだった、と知ります。
そして、1年後。
グァヌはチンチルバンで手伝いをしながら、お客さん相手に、国選弁護士を勧めたりしているのですが、あまり信用されていないみたい…。

ヘソンは元のやる気のない姿の弁護士に逆戻り。
ドヨンから、いつも勝たせてもらって、とご飯をおごる、などと言われています。
でも、ドヨンもふがいないヘソンの姿が心配なのね。さっさと正気に戻ってぶつかっていらっしゃい、などと言っています。
ヘソンは母へのメールを何通も何通も作成しては読み返しています。
そして、街でスハに似た人を見つけると、追いかけて声をかけるヘソン…。
そんなある日、スハが逮捕されます。
知らせを聞いて駆けつけるヘソン。
ところが、スハ!と呼びかけると、自分の名前はスハなのか?と訊くスハ。
そして、私のことを知っているんですか?と訊くスハです。

…驚きの展開でした。
どういうことなんでしょうね。
ジュングクの手ですが、死んでいる、と見なされたのは傷に生体反応がなかったからでしょうね。
どうなんだろう?
も先に、胴体から近い部分を一度切り、そのあともう一度切れば偽装は可能なのかしら?
そして、誰が殺したのか…。
スハでないと思えるので、その他のジュングクに死んでほしいと思っている人…。
こうなってくると、やはり10年前の事件のことがまるで明らかになっていないことが気になります。
そして、新たに、偽証した囚人とドヨン父が関わっている15年前の事件というのも出てきました。
ドラマ的には、無関係とは思えないので、この事件がそもそもの発端なのではないでしょうか?
そして、スハは記憶喪失のようですが…。
でも、これだけスハが犯人だと指し示す証拠が出て来ていますからね、
そういうふうに偽装した人がスハを人為的に記憶喪失にしたのではないかしら?
予告編によると、グァヌも弁護士として戻ってくるようなので、この後、大きな事件を追う展開になるんじゃないでしょうかね?
まだ11話ですしね。
今回は病院のヘソンの姿で始まります。
誰かに刺されたようなのですが、幸いにも臓器に大きな損傷はないようです。
医師から警察に届けようかと訊かれるのですが、それを止めているグァヌです。
ヘソンは目を覚ますとすぐにスハを探すのですが、スハの姿はありません。
スハのヒントが分かっていたら、スハを止められたかもしれない、と思うヘソン。
スハはいつでも私の心の声を聞いていたけれど、必要な時にスハの声が聞こえなかった、と後悔するヘソンです。
話はジュングクの判決の下りる前日に戻ります。
学校の3階の窓から下にいるスハのノートを覗きこんでいるソンビン。
なぜか読めるらしく、"僕がいなくなっても…"とスハが書き込むのを見て、異変を感じてそちらに向かいます。
スハはいつも絡んでくるクラスメイトに、最後になるかもしれないからアドバイスすると言い、ソンビンのことが好きなら直接言え、と言って去って行きます。
スハに追いつけなかったソンビンはその子に、スハが何か言っていなかった?と訊くのですが、悪口を言ってた、とごまかすクラスメイトです。
その後、グァヌを尾行するスハ。それに気づいたグァヌが後ろに回って声をかけます。

何で気付いた?と訊くスハに、こう見えても元警察官だ、と答えるグァヌに、喧嘩は?と訊いて来るスハ。
構えながらも、スハの実力を心配するグァヌに、争うつもりはない、と言うと、頼みがある、と言っています。
そして、判決の出る朝です。
スハを家の前で待っているソンビンですが、学校には行かない、と言うスハ。
ソンビンはスハの持っていたバッグを持って行こうとするのですが、バッグの中の刃物のようなものが手に当たります。
スハに、これは何?と訊くソンビンなのですが、バッグを奪い返し、何でもないと言って去って行くスハです。
そして、ジュングクの判決は、疑わしい場合は被告人の利益に、と無罪が言い渡されます。

裁判が終わると、ヘソンにすまない気持ちのグァヌは何でもするから赦してくれ、と言うのですが、誰かに憎しみをぶつけないとやっていられないから何にもしないで、と言って去るヘソン。
回転ドアで、今度は号泣しているヘソンです。

スハは拘置所を出るジュングクの姿を確認しています。
ジュングクもスハを見つけ、にやりと笑っています。
証言を翻した偽証の男はシン弁護士が面会しています。
ドヨンに申し訳なかったので、もう一度証言するつもりだ、と言う男に、ドヨンがソ判事の娘だと言うシン弁護士。
この男が15年前に有罪になったのはドヨン父のせいだという事のようです。
ドヨンも家に帰り、証人の話をするのですが、その件からはもう、手を引けと言うドヨン父。
それでも、まだ話を続けるドヨンでしたが、その証人の名を聞いたとたん、顔色を変えるドヨン父。
ドヨンの母親も、その名前には聞き覚えがあるようです。
グァヌのところには、取り寄せていたジュングクの10年前の事件の記録が届きます。
今頃になって…と言いながらも、その書類を読むグァヌ。
ヘソンが証言したことにより、ジュングクから脅され首を絞められたくだりを読み、後悔の念に襲われるグァヌです。

グァヌは昨日、スハに、ジュングクからヘソンを守ってくれるようにと頼まれたのね。
ジュングクはそんな人じゃないと思う、と答えたグァヌでしたが、もし…と考え始め、ヘソンの家の方へと向かうグァヌです。
ヘソンの家では、物音がしたかと思うと明かりが消えます。
すぐさま110番に通報するヘソン。
近くまで来ていたグァヌはパトカーに驚き、ヘソンの家を見上げると煙がもうもうと上がっています。

でも、幸いなことに、煙の正体は燻煙殺虫剤。
何かあるといけないから、と今晩は事務所で過ごすようにと言うグァヌです。
その様子を物陰で見ているのはスハ。
鞄の中には燻煙殺虫剤がありますから、この騒ぎはスハが起こしたもののようですね。

ヘソンが他の人たちから守られるようにと起こしたことのようです。
そのスハはジュングクに電話をかけ、合う約束をしています。
ヘソンの方はスハのことも心配で電話をかけるのですが、スハは出ません。
そこにソンビンからの電話がかかり、彼のカバンの中に刃物が入っていたみたいだ、と聞くヘソン。
ヘソンは携帯のGPSは自分だけではなく、スハの位置も分かる、と思い出し、GPSで位置確認をします。
グァヌは警察に言おう、と言うのですが、警察は駄目、と言い、グァヌと2人でそちらに向かいます。
その頃スハはジュングクの所へと行っています。
殴り掛かろうとするスハなのですが、明かりを消すジュングク。
ジュングクは目を閉じてスハを待っていたのね。
スハは何も見えませんがジュングクにはスハの動きが見えます。
一方的にやられるスハですが、何とか隙を見て明かりをつけるスハ。
一気に形勢を逆転し、ナイフを手にジュングクに近づくスハです。
ジュングクは、本気で殺す気か?とスハに言います。
刑務所に行くことになり、人生終りだ、と言うジュングクですが、それでもあの人が生きることができる、とためらいのないスハ。

ナイフをジュングクに突き立てようとしたスハなのですが、そこにヘソンが飛び込んできて、ヘソンがスハのナイフを体に受けます。

ヘソンは建物についたものの、その中のどこかが分からず、グァヌと別れて探しに来ていたのね。
自分がヘソンを傷つけたことに驚いているスハの隙をつき、堕ちていたナイフを拾い、スハに向けるジュングク。
肩に怪我を負うスハです。
再び攻勢に出るかと思われたジュングクですが、その時、ヘソンを探しに来たグァヌの声がして逃げ出すジュングクです。
ヘソンは心の声で"余計なことは言わず、ジュングクが刺したと言え"というと意識を失います。

グァヌはジュングクの逃げ出す姿を目撃するのですが、そのままヘソンの方へと向かいます。

ヘソンは救急車で運ばれ、すぐに手術です。
手術前で涙を流すグァヌ。スハも泣いています。
目覚めたヘソンでしたが、スハは姿を消してしまっています。
でも、目覚める前に、ヘソンに何か囁いて行くスハの姿がありました…。
家族に連絡をしてもお金を送っているから、と興味を示さないスハの叔母。
ヘソンはスハには家族もなく、友達らしい友達もいなかったのだ、と知ります。
そして、ジュングクは殺人未遂で指名手配。
グァヌは親の仕事を手伝う、と言って国選弁護人を辞めます

そして間もなく、人間の左手が発見されるのですが、それがジュングクのものと分かり、警察は殺された死体から切り取られたものと判断、スハが容疑者として指名手配されます。

ニュースでそれを知ったヘソンは警察に駆けつけるのですが、動機、ジュングクの最後の通話相手がスハだったこと、そして凶器から発見された指紋から、スハに間違いない、と言う刑事です。
でも、スハが病室で語りかけた言葉を思い出すヘソン。
彼はヘソンが望まないことはしない、と言っていたのね。
ソンビンはヘソンの事務室にまた、やって来ています。
ヘソンのネイルをやりながら、スハに会いたいのが半分、このままでいてくれたらいい、と思うのが半分だ、と言っています。
それを聞き、ソンビンもスハがやったと思っているの?と訊くヘソン。
ヘソンは、自分は彼がやっていないと思う、と言い、いいえ、やっていないんだ、と言い直しています。
それを聞いたソンビンは、ヘソンにあげるものがある、とスハが捨てて行ったぬいぐるみを渡します。

それを見て、自分には似合わない、ほんとに私に渡そうとしたの?と訊くのですが、録音機能のことは話さず、間違いない、と言っているソンビン。
ヘソンは家まで帰って来て、鞄に頭を凭せ掛けた途端、"うまく行った?"というスハの声を聞き、そのぬいぐるみが録音機能付きだった、と知ります。
そして、1年後。
グァヌはチンチルバンで手伝いをしながら、お客さん相手に、国選弁護士を勧めたりしているのですが、あまり信用されていないみたい…。

ヘソンは元のやる気のない姿の弁護士に逆戻り。
ドヨンから、いつも勝たせてもらって、とご飯をおごる、などと言われています。
でも、ドヨンもふがいないヘソンの姿が心配なのね。さっさと正気に戻ってぶつかっていらっしゃい、などと言っています。
ヘソンは母へのメールを何通も何通も作成しては読み返しています。
そして、街でスハに似た人を見つけると、追いかけて声をかけるヘソン…。
そんなある日、スハが逮捕されます。
知らせを聞いて駆けつけるヘソン。
ところが、スハ!と呼びかけると、自分の名前はスハなのか?と訊くスハ。
そして、私のことを知っているんですか?と訊くスハです。

…驚きの展開でした。
どういうことなんでしょうね。
ジュングクの手ですが、死んでいる、と見なされたのは傷に生体反応がなかったからでしょうね。
どうなんだろう?
も先に、胴体から近い部分を一度切り、そのあともう一度切れば偽装は可能なのかしら?
そして、誰が殺したのか…。
スハでないと思えるので、その他のジュングクに死んでほしいと思っている人…。
こうなってくると、やはり10年前の事件のことがまるで明らかになっていないことが気になります。
そして、新たに、偽証した囚人とドヨン父が関わっている15年前の事件というのも出てきました。
ドラマ的には、無関係とは思えないので、この事件がそもそもの発端なのではないでしょうか?
そして、スハは記憶喪失のようですが…。
でも、これだけスハが犯人だと指し示す証拠が出て来ていますからね、
そういうふうに偽装した人がスハを人為的に記憶喪失にしたのではないかしら?
予告編によると、グァヌも弁護士として戻ってくるようなので、この後、大きな事件を追う展開になるんじゃないでしょうかね?
まだ11話ですしね。
Entry ⇒ 2013.07.04 | Category ⇒ 君の声が聞こえる | Comments (2) | Trackbacks (0)
「君の声が聞こえる」10話あらすじ
視聴率的にもどんどん伸ばし、人気のこのドラマ、プロットの流出騒ぎなどもあるようですが、プロットが本物であれ、偽物であれ、ドラマの前に読んでしまうのは魅力半減ですよね。
まっさらな気持ちで先を見たいと思います♪
さて、ドラマが人気になると、ドラマの場面を組み合わせて"もう一つのラブストーリー"が良く作られるのですが、今回はグァヌとスハのラブストーリーが作られているようですよ。
それではあらすじです。
まっさらな気持ちで先を見たいと思います♪
さて、ドラマが人気になると、ドラマの場面を組み合わせて"もう一つのラブストーリー"が良く作られるのですが、今回はグァヌとスハのラブストーリーが作られているようですよ。
それではあらすじです。
警察に駆けつけたヘソンの前にいるのは、自分の名前も知らず、ヘソンのことも覚えていないスハです。
警察はすでに、スハから自白を引き出していたようですが、何も覚えていない状態なのに、と抗議するヘソン。
人を傷つけるようなことはしないと自分と約束したんだ、と言い、あの子は10年前の約束も守る子なのだ、と言うヘソンです。
スハの方は、人々のやり取りから、1年前に誰かを殺したらしい、と思い、思い出したくない、という気持ちが働いているようです。
そして、人の心の声を聞き取る能力も失っているスハです。
ヘソンは事務所に行くと、令状実質審査(逮捕状を発行す前に拘束、非拘束を決める審査)に行こうとしているシン弁護士に替わってくれるようにと頼んでいます。
知っている人が含まれているのか?と訊かれスハだと言うヘソン。
そこに行かないと、スハの国選弁護士にはなれない、と言うヘソンです。
シン弁護士は最近のやる気のない彼女の態度に難色を示すのですが、他の誰より、スハのことをよく分かっている、と強く願うヘソンを見て、受け入れることにします。
そして、現場検証に連れて行かれるスハに付き添うヘソン。

国選弁護人になれたようですね。
たくさんの報道陣に囲まれ、おびえた表情を見せるスハを自分は転びながらも、守ってやり、力づけます。

無理やり自供を引き出そうとする刑事を止め、知らないことは何もしゃべるな、と指示するヘソンです。
留置場に戻り、恐怖におびえるスハなのですが、ヘソンが言った、スハの肩にある傷はヘソンを守ろうとしてできたものだ、という言葉に力づけられています。
ドヨンもまた、この事件の担当検事となったようなのですが、ヘソンの事務所を訪ねて行きます。

検察側の資料を見せるドヨンに、訳を訊くヘソン。
ドヨンは、ジュングクを無罪にしたことに罪悪感を持っている、と言い、提案をしてきます。
スハが罪状を認めるなら、10年の刑で済ませることができる、と言うドヨン。
スハは無罪だ、と言い、無罪を主張したら?と問うヘソンに、その場合は減刑できなくなるので20年となってしまう、と話すドヨンです。
10年であればスハは30歳ぐらい、充分やり直せる齢だ、と言い、スハのためを思うならばその方がいいと思うと言うドヨンです。
ドヨンの言葉を遮るようにしながらも肯き、考えてみる、と言うヘソンです。
一方、ユチャンはグァヌを誘って登山です。
ユチャンが誘ったくせに、ユチャン一人がぐったりぐったりしています。
休憩をとりつつ、スハの事件のことを話題にするユンチャン。
事件のコピーをもらえないか?と訊くグァヌなのですが、待ってました、とばかりにリュックから書類の束を取り出すユンチャン。


この書類を背負って来たから、あっという間にバテバテになっていたのね。
ヘソンのところには、シン弁護士が書類の山を手渡しています。
ヘソンの母の件でのジュングクの裁判で偽証をした男、ダルジュンが有罪となった26年前の事件の記録です。
シン弁護士は、この事件が今回の事件ととても似てる、と言い、やはり、酒を飲んで記憶を失くしていたダルジュンが妻を殺した犯人として逮捕されたいきさつを話します。
刃物には指紋が残されており、その直前に夫婦げんかをしていたこともあり、、体の一部が発見された、と話すシン弁護士。
そして、やはりヘソンと同じ選択を迫られ、無罪の主張をした事件だと言います。
結果ダルジュンは現在も服役中でいつ出られるかもわからない、自分の失敗の記録だと言うシン弁護士。
有罪を主張しようと無罪を主張しようと、どちらにしても勉強になるから、と読むように勧めるシン弁護士です。
ヘソンはスハのところに面会に行くと、事情を説明し、まずは無罪を主張しよう、と言うと、分かった、と答えるスハ。
まだ迷っているヘソンは、やっぱり有罪を主張しよう、と言ってみると、それも肯定するスハです。
あまりにも簡単に受け入れるスハを怒るヘソンですが、スハは。自分のことを自分以上に分かってくれるじゃないですか、と言います。
スハは、ヘソンが選択すれば自分はその責任をとる、と言います。
重大なことをヘソンに任せようとするスハに、私がどういう存在だかわかっているのかと尋ねます。
国選専任弁護士、と答えるスハ。
それはどういうものなのか分かっているの?と訊くと、よくは分からないけれど、雰囲気的に、誰もが自分を信じてくれない時に信じてくれ人、と言うスハ。
確かにそうだ、と思うヘソン。

そして、シン弁護士からダルジュンの事件の記録を受け取った時に聞いた言葉を思い出します。
シン弁護士が無罪を主張した16年前に戻れたとしたら有罪を選ぶか?と訊いたのね。
それに対するシン弁護士の答えは、何千回、何万回も自分に問うてみたが、答えはいつも、やっぱり無罪を主張する、というものでした。
ヘソンは無罪を主張することを決心し、何でも思い出したことがあれば自分に一番に教えて、と言うと帰って行きます。
ヘソンは無罪を主張することに決めたものの、もしかしたらスハにマイナスになるかもしれない、と、またもや回転ドアのところで悩んでいます。
そのヘソンの前に現れるグァヌ。

久しぶりのスーツ姿のグァヌはスハの事件を国民参与裁判にするのはどうか?と訊いてきます。
その方が無罪になる確率は高いし、スハの事件には合っているように思う、と言うグァヌの話を聞き、どうしてそれを思いつかなかったんだろう、と同意するヘソン。
それを聞くと、国民参与裁判になると弁護士がもう一人必要なのは知っているだろう?と言って、自分がそのもう一人になりたいと申し出ます。
あの件で自分の世界が崩れてしまい、1年間地獄の中で生きてきたが、あの事件は失敗ではなく教訓だと信じたい、と話します。
ヘソンは、グァヌの申し出を受け入れながらも、彼を受け入れるのは実力のある弁護士だからであって、グァヌの世界が崩れようがどうであろうがどうでもいい、と言って手を差し出します。
その手を取って握手しながら、この手を再び握るまで1年かかった…と言うグァヌです。

グァヌはすぐさま裁判所に自分をもう一人の国選弁護士にしてくれるようにと申し出ます。
グァヌは国選専任弁護士はやめてはいますが、弁護士の資格はありますから、国選の事件を担当することが可能なのね。
スハのところには、高校時代、彼になんかと言えば絡んできた同級生がやって来ています。

彼、学校に刑事がやって来た時、その直前にスハの書いていた日記帳をロッカーから抜いてていたのね。
刑事にロッカーを教えたことでソンビンが起こって喧嘩になっていた時、彼のカバンから落ちたスハの日記帳がありました。

スハに返そうとするのですが、日記帳を差し入れることはできない、と言われ、日記を最初から読み始めています。

ソンビンもスハに面会に行くのですが、1日に面会できるのは一人と決まっており、ずっと会えないまま。
同級生はその間、ずっとスハの日記を読み続けているのね。
内容はヘソンに対する毎日のラブレターという感じで、読むクラスメイトの方が照れています。
そして、ヘソンも面会にやって来ます。
ヘソンに、同士いて彼女が自分のために一生懸命やってくれるのかを訊くスハ。
スハは特別な存在だ、とヘソンは答えます。
ジュングクが自分の母親を殺し、スハの父親を殺し、スハを殺人者にまでしようとしたんだと言い、これが通ってしまうなら正義も法もこれ以上信じられなくなる、と答えるヘソン。
でも、日記を読んでもらっていた時に、自分がヘソンにキスしたことを思い出したスハ、自分にとっては、ヘソンはどんな人だったのかと訊きます。
ただの知り合い、と答えるヘソンに、ヘソンのことが好きだったの?と訊くスハ。
ヘソンもスハがキスしたことを思い出したものの、むしろ嫌っていた、と答えます。
嘘・・・じゃないでしょう? 嘘みたいに聞こえると言うスハですが、本当だし、あなたも本当だと考えろ、と言い、裁判に集中しろと言うヘソンです。

さて、裁判の前日です。
緊張するグァヌは法廷に行ってみるのですが、そこにはヘソンが先に来ています。
ヘソンに、なんとしてでも無罪を勝ち取り、無罪を勝ち取ったらヘソンに対し、もう一度やり直せないか?聞く、と言うグァヌ。

その場で答えようとするヘソンを遮り、まだ聞いていない、と言い、今は答えず、聞く時まで待っていて、と言うグァヌです。
そして、裁判が始まります。
弁護側、検察側、それぞれ、国民参与裁判ならでの対策を準備しての裁判です。
被告人としてスハが入場すると、まずは検事側のドヨンの冒頭陳述です。
ドヨンは大きなスクリーンを用意しています。
11年前の事件の話から、ジュングクは出所後も被告人を何度も危険にさらし、傷つけた、と説明。
そして、スハが捜査段階で自白したとして、殺人、死体損壊、死体隠蔽の罪での起訴を主張します。
スハはその直前、釣り堀でジュングクと向き合っている時の断片的な記憶がよみがえり、混乱しています。

しばらく無言のスハでしたが、励ますようなヘソンの視線に力づけられ、起訴事実を否認、無罪を主張。
続いてのヘソンの冒頭陳述では、自白は記憶もない状況で引き出されたものであり、証拠もすべて状況証拠だ、と主張します。
かわってドヨンの反論です。
ドヨンは先輩検事に、国民参与裁判の時には衝撃的なものを出せ、と言うアドバイスを受け、スハがジュングクを殴りつけている映像の後、発見されたジュングクの左手の映像をスクリーンに映し出します。
それに対し、グァヌはジュングクの体重と同じ程度の肉塊の解体をやって見せた映像を流します。
同様の刃物を使ってやってみたところ、4時間では解体できなかった、と言い、ましてや肩を負傷しているスハには無理だ、と主張。
そして、証拠が多い時には2つのケースが考えられる、といい、一つは本人が犯人である時で、もう一つは他に真犯人がいる場合だ、と言うグァヌ。
そして、現場には3人の痕跡が残されていた、と言います。
もう一人は釣り堀の主人なのですが、彼がスハのことを申告もせず、周囲には甥と言って1年も一緒に住んでいたことに疑問を呈します。
でも、これはすぐさまドヨンに否定されます。
主人は老人で、やはり4時間で解体するのは無理、という事です。
検察は他の容疑者も検討したうえで残ったのがパク・スハなのだと述べるドヨン。
行き詰った弁護側は休廷を要求、受け入れられます。
その頃、ユンチャンはスハを見つけたと申告して報奨金を受け取った人のところに行っています。
グァヌはその人を最後の容疑者、と思い、ユンチャンをそちらに向かわせていたのね。
ところが、男だと思ったその発見者は女です。
やはり、解体は無理…。
もはや終わりか、と思われ、シン弁護士はダルジュンの事件とで同じ感じで流れて行く、名前まで同じ「左手殺人事件」だ、と呟きます。
その言葉を聞いたとたん、もう一つの可能性に気付くグァヌとヘソン。
休憩の終った法廷でヘソンは、容疑者はもう一人いる、と主張。
それはミン・ジュングクで、彼はまだ生きている、と陳述するヘソンです。

まさかと思ったミン・ジュングクの生存説を主張してきましたね!
実際のところ、彼は生きているのでしょうか?
それと、ダルジュンの事件もやはり、左手だけが発見されたんですね。
ジュングクがその話をも聞いてまねた、という事も考えられますが、この事件もドヨン父が何らかの操作をした感じですから、こちらとの関連もやはり、気になります。
全く読めない展開です!
警察はすでに、スハから自白を引き出していたようですが、何も覚えていない状態なのに、と抗議するヘソン。
人を傷つけるようなことはしないと自分と約束したんだ、と言い、あの子は10年前の約束も守る子なのだ、と言うヘソンです。
スハの方は、人々のやり取りから、1年前に誰かを殺したらしい、と思い、思い出したくない、という気持ちが働いているようです。
そして、人の心の声を聞き取る能力も失っているスハです。
ヘソンは事務所に行くと、令状実質審査(逮捕状を発行す前に拘束、非拘束を決める審査)に行こうとしているシン弁護士に替わってくれるようにと頼んでいます。
知っている人が含まれているのか?と訊かれスハだと言うヘソン。
そこに行かないと、スハの国選弁護士にはなれない、と言うヘソンです。
シン弁護士は最近のやる気のない彼女の態度に難色を示すのですが、他の誰より、スハのことをよく分かっている、と強く願うヘソンを見て、受け入れることにします。
そして、現場検証に連れて行かれるスハに付き添うヘソン。

国選弁護人になれたようですね。
たくさんの報道陣に囲まれ、おびえた表情を見せるスハを自分は転びながらも、守ってやり、力づけます。

無理やり自供を引き出そうとする刑事を止め、知らないことは何もしゃべるな、と指示するヘソンです。
留置場に戻り、恐怖におびえるスハなのですが、ヘソンが言った、スハの肩にある傷はヘソンを守ろうとしてできたものだ、という言葉に力づけられています。
ドヨンもまた、この事件の担当検事となったようなのですが、ヘソンの事務所を訪ねて行きます。

検察側の資料を見せるドヨンに、訳を訊くヘソン。
ドヨンは、ジュングクを無罪にしたことに罪悪感を持っている、と言い、提案をしてきます。
スハが罪状を認めるなら、10年の刑で済ませることができる、と言うドヨン。
スハは無罪だ、と言い、無罪を主張したら?と問うヘソンに、その場合は減刑できなくなるので20年となってしまう、と話すドヨンです。
10年であればスハは30歳ぐらい、充分やり直せる齢だ、と言い、スハのためを思うならばその方がいいと思うと言うドヨンです。
ドヨンの言葉を遮るようにしながらも肯き、考えてみる、と言うヘソンです。
一方、ユチャンはグァヌを誘って登山です。
ユチャンが誘ったくせに、ユチャン一人がぐったりぐったりしています。
休憩をとりつつ、スハの事件のことを話題にするユンチャン。
事件のコピーをもらえないか?と訊くグァヌなのですが、待ってました、とばかりにリュックから書類の束を取り出すユンチャン。


この書類を背負って来たから、あっという間にバテバテになっていたのね。
ヘソンのところには、シン弁護士が書類の山を手渡しています。
ヘソンの母の件でのジュングクの裁判で偽証をした男、ダルジュンが有罪となった26年前の事件の記録です。
シン弁護士は、この事件が今回の事件ととても似てる、と言い、やはり、酒を飲んで記憶を失くしていたダルジュンが妻を殺した犯人として逮捕されたいきさつを話します。
刃物には指紋が残されており、その直前に夫婦げんかをしていたこともあり、、体の一部が発見された、と話すシン弁護士。
そして、やはりヘソンと同じ選択を迫られ、無罪の主張をした事件だと言います。
結果ダルジュンは現在も服役中でいつ出られるかもわからない、自分の失敗の記録だと言うシン弁護士。
有罪を主張しようと無罪を主張しようと、どちらにしても勉強になるから、と読むように勧めるシン弁護士です。
ヘソンはスハのところに面会に行くと、事情を説明し、まずは無罪を主張しよう、と言うと、分かった、と答えるスハ。
まだ迷っているヘソンは、やっぱり有罪を主張しよう、と言ってみると、それも肯定するスハです。
あまりにも簡単に受け入れるスハを怒るヘソンですが、スハは。自分のことを自分以上に分かってくれるじゃないですか、と言います。
スハは、ヘソンが選択すれば自分はその責任をとる、と言います。
重大なことをヘソンに任せようとするスハに、私がどういう存在だかわかっているのかと尋ねます。
国選専任弁護士、と答えるスハ。
それはどういうものなのか分かっているの?と訊くと、よくは分からないけれど、雰囲気的に、誰もが自分を信じてくれない時に信じてくれ人、と言うスハ。
確かにそうだ、と思うヘソン。

そして、シン弁護士からダルジュンの事件の記録を受け取った時に聞いた言葉を思い出します。
シン弁護士が無罪を主張した16年前に戻れたとしたら有罪を選ぶか?と訊いたのね。
それに対するシン弁護士の答えは、何千回、何万回も自分に問うてみたが、答えはいつも、やっぱり無罪を主張する、というものでした。
ヘソンは無罪を主張することを決心し、何でも思い出したことがあれば自分に一番に教えて、と言うと帰って行きます。
ヘソンは無罪を主張することに決めたものの、もしかしたらスハにマイナスになるかもしれない、と、またもや回転ドアのところで悩んでいます。
そのヘソンの前に現れるグァヌ。

久しぶりのスーツ姿のグァヌはスハの事件を国民参与裁判にするのはどうか?と訊いてきます。
その方が無罪になる確率は高いし、スハの事件には合っているように思う、と言うグァヌの話を聞き、どうしてそれを思いつかなかったんだろう、と同意するヘソン。
それを聞くと、国民参与裁判になると弁護士がもう一人必要なのは知っているだろう?と言って、自分がそのもう一人になりたいと申し出ます。
あの件で自分の世界が崩れてしまい、1年間地獄の中で生きてきたが、あの事件は失敗ではなく教訓だと信じたい、と話します。
ヘソンは、グァヌの申し出を受け入れながらも、彼を受け入れるのは実力のある弁護士だからであって、グァヌの世界が崩れようがどうであろうがどうでもいい、と言って手を差し出します。
その手を取って握手しながら、この手を再び握るまで1年かかった…と言うグァヌです。

グァヌはすぐさま裁判所に自分をもう一人の国選弁護士にしてくれるようにと申し出ます。
グァヌは国選専任弁護士はやめてはいますが、弁護士の資格はありますから、国選の事件を担当することが可能なのね。
スハのところには、高校時代、彼になんかと言えば絡んできた同級生がやって来ています。

彼、学校に刑事がやって来た時、その直前にスハの書いていた日記帳をロッカーから抜いてていたのね。
刑事にロッカーを教えたことでソンビンが起こって喧嘩になっていた時、彼のカバンから落ちたスハの日記帳がありました。

スハに返そうとするのですが、日記帳を差し入れることはできない、と言われ、日記を最初から読み始めています。

ソンビンもスハに面会に行くのですが、1日に面会できるのは一人と決まっており、ずっと会えないまま。
同級生はその間、ずっとスハの日記を読み続けているのね。
内容はヘソンに対する毎日のラブレターという感じで、読むクラスメイトの方が照れています。
そして、ヘソンも面会にやって来ます。
ヘソンに、同士いて彼女が自分のために一生懸命やってくれるのかを訊くスハ。
スハは特別な存在だ、とヘソンは答えます。
ジュングクが自分の母親を殺し、スハの父親を殺し、スハを殺人者にまでしようとしたんだと言い、これが通ってしまうなら正義も法もこれ以上信じられなくなる、と答えるヘソン。
でも、日記を読んでもらっていた時に、自分がヘソンにキスしたことを思い出したスハ、自分にとっては、ヘソンはどんな人だったのかと訊きます。
ただの知り合い、と答えるヘソンに、ヘソンのことが好きだったの?と訊くスハ。
ヘソンもスハがキスしたことを思い出したものの、むしろ嫌っていた、と答えます。
嘘・・・じゃないでしょう? 嘘みたいに聞こえると言うスハですが、本当だし、あなたも本当だと考えろ、と言い、裁判に集中しろと言うヘソンです。

さて、裁判の前日です。
緊張するグァヌは法廷に行ってみるのですが、そこにはヘソンが先に来ています。
ヘソンに、なんとしてでも無罪を勝ち取り、無罪を勝ち取ったらヘソンに対し、もう一度やり直せないか?聞く、と言うグァヌ。

その場で答えようとするヘソンを遮り、まだ聞いていない、と言い、今は答えず、聞く時まで待っていて、と言うグァヌです。
そして、裁判が始まります。
弁護側、検察側、それぞれ、国民参与裁判ならでの対策を準備しての裁判です。
被告人としてスハが入場すると、まずは検事側のドヨンの冒頭陳述です。
ドヨンは大きなスクリーンを用意しています。
11年前の事件の話から、ジュングクは出所後も被告人を何度も危険にさらし、傷つけた、と説明。
そして、スハが捜査段階で自白したとして、殺人、死体損壊、死体隠蔽の罪での起訴を主張します。
スハはその直前、釣り堀でジュングクと向き合っている時の断片的な記憶がよみがえり、混乱しています。

しばらく無言のスハでしたが、励ますようなヘソンの視線に力づけられ、起訴事実を否認、無罪を主張。
続いてのヘソンの冒頭陳述では、自白は記憶もない状況で引き出されたものであり、証拠もすべて状況証拠だ、と主張します。
かわってドヨンの反論です。
ドヨンは先輩検事に、国民参与裁判の時には衝撃的なものを出せ、と言うアドバイスを受け、スハがジュングクを殴りつけている映像の後、発見されたジュングクの左手の映像をスクリーンに映し出します。
それに対し、グァヌはジュングクの体重と同じ程度の肉塊の解体をやって見せた映像を流します。
同様の刃物を使ってやってみたところ、4時間では解体できなかった、と言い、ましてや肩を負傷しているスハには無理だ、と主張。
そして、証拠が多い時には2つのケースが考えられる、といい、一つは本人が犯人である時で、もう一つは他に真犯人がいる場合だ、と言うグァヌ。
そして、現場には3人の痕跡が残されていた、と言います。
もう一人は釣り堀の主人なのですが、彼がスハのことを申告もせず、周囲には甥と言って1年も一緒に住んでいたことに疑問を呈します。
でも、これはすぐさまドヨンに否定されます。
主人は老人で、やはり4時間で解体するのは無理、という事です。
検察は他の容疑者も検討したうえで残ったのがパク・スハなのだと述べるドヨン。
行き詰った弁護側は休廷を要求、受け入れられます。
その頃、ユンチャンはスハを見つけたと申告して報奨金を受け取った人のところに行っています。
グァヌはその人を最後の容疑者、と思い、ユンチャンをそちらに向かわせていたのね。
ところが、男だと思ったその発見者は女です。
やはり、解体は無理…。
もはや終わりか、と思われ、シン弁護士はダルジュンの事件とで同じ感じで流れて行く、名前まで同じ「左手殺人事件」だ、と呟きます。
その言葉を聞いたとたん、もう一つの可能性に気付くグァヌとヘソン。
休憩の終った法廷でヘソンは、容疑者はもう一人いる、と主張。
それはミン・ジュングクで、彼はまだ生きている、と陳述するヘソンです。

まさかと思ったミン・ジュングクの生存説を主張してきましたね!
実際のところ、彼は生きているのでしょうか?
それと、ダルジュンの事件もやはり、左手だけが発見されたんですね。
ジュングクがその話をも聞いてまねた、という事も考えられますが、この事件もドヨン父が何らかの操作をした感じですから、こちらとの関連もやはり、気になります。
全く読めない展開です!
Entry ⇒ 2013.07.07 | Category ⇒ 君の声が聞こえる | Comments (8) | Trackbacks (0)
「君の声が聞こえる」11話・12話あらすじ
今週はラブラインもあっと驚く展開に!
話の展開に隙がないですね♪
スハを演じるイ・ジュンソクくん、上手いな、と思っているのですが、記憶を失くしているスハは顔はあまり似ていないにもかかわらず、子役の顔が浮かびますね。
語尾を不安げに弱める話し方だとか、縋るような瞳が似ているのか、似せているのか…。
ヘソンの方は、また、干物女ぶりをフルに発揮していますね。

だけど、今週の最後のヘソンはものすごくかっこよくって、思わず惚れそうに!
それでは、あらすじです。
話の展開に隙がないですね♪
スハを演じるイ・ジュンソクくん、上手いな、と思っているのですが、記憶を失くしているスハは顔はあまり似ていないにもかかわらず、子役の顔が浮かびますね。
語尾を不安げに弱める話し方だとか、縋るような瞳が似ているのか、似せているのか…。
ヘソンの方は、また、干物女ぶりをフルに発揮していますね。

だけど、今週の最後のヘソンはものすごくかっこよくって、思わず惚れそうに!
それでは、あらすじです。
11話
休廷中、スハに、ジュングクは生きていると言うヘソン。
自分が殺したのではないかと疑っているスハは、自分よりも自分のことを知っているみたいだ、と言い、どうして自分が犯人じゃないと言い切れるのかをヘソンに訊きます。
10年前の約束を守っていた人だから、と答えるヘソンです。
再び裁判が始まります。
ジュングクが生きている、と主張するヘソンに、法廷はどよめきます。
裁判長は検事側弁護側の双方を呼び、マイクを外して協議。
検事側も了承し、判事もそれを認め、そのまま続行することとなります。
法廷にはもう一つの「左手殺人事件」の「犯人」ダルジュンが呼ばれます。
自分の妻の殺人事件の話をジュングクに話したのか?と質問され、話した、と答えるダルジュン。
偶然にしては似すぎているかと思わないか?と訊かれ、そう思うとダルジュンは答えます。
そこで、ヘソンはスハに復讐する計画のため、ジュングクが左手を切った、という仮定が成り立つことを話します。
続いて、スハがたびたび助けを求めた警官が証人として呼ばれます。
検察の質問に応じ、彼は警官がちゃんと仕事をしないのなら、自分がジュングクを殺す、といったことを証言します。
そして一番疑わしいのはスハだ、と言う警官。
続いてグァヌはその警官に、拳銃を失くした日のことを確認します。
その時もスハに注目をしたが思い違いだったことを証言することになる警官。
今回も思い違いでジュングクを殺したと疑っているのではないか?と指摘するグァヌです。
ドヨンは続いて、凶器と指紋を問題にします。
凶器はスハの持っていたもので、しかもスハの指紋が付いていることを主張するドヨン。
しかし、その凶器は1週間前に争いになった時に失くしたものだし、そんな小さなナイフで切断は出来ないと主張するグァヌです。
今度はジュングクの通話記録を示し、最後に通話をしたのがスハだと示すドヨン。
しかし、スハは電話を受けた側だと主張するヘソンです。
血痕と左手が発見されたことを言うドヨンに対しては、左手だけでは死亡しているとは言えない、と反論するグァヌです。
そして、最後にヘソンの母の事件に言及するドヨン。
同じように状況証拠だけで、弁護士は偶然だと主張し、無罪になったけれど、拘束を解かれるなり、人を傷つけた、と、そのケースも今回のケースも合理的疑心だと考えると主張するドヨンです。
その演説に心の揺れる陪審員たち。
ヘソンは予定していたグァヌの最後の弁論を自分に替わってもらいます。
ヘソンは、検事の挙げた事件の被害者は自分の母親だ、と話し始めます。
疑わしきは被疑者の利益に、という原則のために被疑者が無罪となり、恨みに思ったけれど、今になってそれが、がどうして必要か分かった、と言います。
被告人は1年前から記憶のない状態で、その状況でなされた自白であること、また、左手だけで殺人と決めつけるのはどうか、という主張をします。
そして、2つの可能性が考えられると言い、一つはスハが殺した、という可能性で、もう一つはミン・ジュングクの自作自演かだ、と言うヘソンです。
そして、ふたたび、疑わしきは被疑者の利益に、という原則を述べるヘソン。
疑いだけで被告人の一番輝いている時間を刑務所で送らせては取り返しがつかない、と述べ、弁論を締め括るヘソンです。
陪審員たちの有罪無罪を決定する時間となりますが、なかなか結論が出ないようです。
なかなか出ないという事は、陪審員間で意見が割れているのだろう、と言うシン弁護士。
決定を待つヘソンのところにドヨンが話しかけてきます。
お義母さんに申し訳ないと思わないの?と言うドヨン。
あの裁判でのグァヌが正しかったと思っているの?と問うドヨンに、うん、と答えるヘソン。
弁護士として正しいことをした、と言うヘソンに、お母さんはきっと悔しがっているわ、とドヨンは言います。
でも、ヘソンは、それを否定し、母はよくやったとほめてくれる、と言います。
そんなわけない、と言うドヨンに、母のことは自分が一番よく知っている、とはっきりと言うヘソンです。
それをちょうど、グァヌが見ていたのね。
そのやり取りを聞いて、涙を流すグァヌです。
そうは言ったものの、ヘソンの心はやはりゆれています。
トイレで一人になると、お母さん、私は正しいことしてるんでしょう?良くやったでしょう?と言いながら涙を浮かべるヘソンです。
その言葉を外で訊いているグァヌ。やはり泣いています…。
グァヌはスハのところに行っています。
万一負けても2審があるから大丈夫、心配するな、と言うグァヌ。
そして、スハには大きな借りがある、と言い、また、この弁護を引き受けたおかげで、もう一度ヘソンに戻れるチャンスができたと言うグァヌ。
スハはグァヌに、ヘソンのことが好きなのか?と訊いています。
結局、裁判は弁護側の主張が認められ、無罪となるスハです。
拘束を解かれたスハですが、どこに行けばいいのか分からないスハ。
ヘソンが彼の家まで連れて行ってやります。
でも、部屋の暗証番号が分からないのね。鍵開けサービスの人を呼んで待つ二人です。
ジュングクが生きているとしたら…と心配するスハに、スハが殺人者になるより、ジュングクが生きている方が百倍いい、と言うヘソン。
そうして待っているうちに眠ってしまうヘソンです。
それに気づいたスハ、自分の肩を貸してやり、ヘソンが掌に書いたメモを眺め、その手にキスしています。

ヘソンが目覚めてみると、そこは室内です。
寝ている間に、鍵屋さんが来たようですね。
傍で眠ってしまっているスハの頭に手をやるヘソン…。
そして、朝。
車にはねられる夢から覚めたスハは、ヘソンがいないことに気付きます。
冷蔵庫にはヘソンが書き残した、スハがやるべきことのメモのポストイットがいくつも貼られています。
微笑みながら読んでいくスハなのですが、最後の一枚には…。
"もう私には連絡しないこと”と書かれています。

ドヨンは家で、事件の話をしています。
被害者がダルジュンの事件をヒントにしたという弁護側の主張のことを話していると、不機嫌に席を立ってしまうドヨン父。
そのダルジュンはシン弁護士に、来週刑務所を出ることになった、と言っています。
ダルジュンは頭の中に何か(腫瘍?)ができたかなんかのようで、刑の執行が停止される、とのことです。
もう、いくらも生きられないと言うダルジュンです。
ソンビンは、相変わらず、ヘソンのネイルをしに事務所に通っているのですが、彼女にヘソンは頼みごとをしています。
そのソンビン、携帯ショップでスハに出会います。
抱きつくソンビンにうろたえ、自分のことを知っているのかと訊くスハ。
自分の都合のいいことを言うソンビンですが、そこに現れた、面会に通って来てくれた友人によって否定されています。
彼との約束だったようですね。
友人は日記のほか、彼が保管していたスハの荷物を手渡しています。
二人にヘソンの事務所を知らないかと訊くスハ。
もちろん知っているソンビンですが、ヘソンから頼まれたことと言うのはスハに事務所を教えないで、というものだったのね。
知らないというソンビンです。
一方、弁護士に戻ったグァヌは国選専任弁護士の事務所の前に自分の事務所をオープンしています。
そして、裁判中にスハの存在を警察に申告した人のところに行っていたユンチャンもやって来ます。
申告した女にユンチャンが重ねて聞いているうちに、彼女がスハのことを女だと思い込んでいることが分かったのね。
そのことを指摘すると、そのまま店の中に閉じこもってしまい、それ以上話は聞けなかったのですがスハのことをまるで知らない女が申告していることから、ジュングクの生きている確率が高まった、と話しているユンチャンとグァヌです。
その件はドヨンのところに持ち込まれ、証言者のところに出かけています。
話を避けようとする証言者に、事実を話さなければ報奨金の返還もありうる、と言い、ジュングクの写真を含む3人の男の写真を見せます。

この中に知っている顔はないか?と言うのですが、知らないと答える女。
どうして顔も知らない人を申告できる?というドヨンの問いには、通りすがりの人に、申告するだけで金がもらえる、と聞いた、と答えています。
そのドヨンの姿をトラックの中から見ている男がいます。髭を生やし、容貌は違って見えますがジュングクでしょうか…。

ヘソンはグァヌの事務所オープンを知るのですが、必死で彼から逃げています。
でも、見つかってしまい、この前の返事を迫られるヘソン。
返事はあの時も今も同じだ、と答えるヘソンに、まだ自分のことが憎いのか?とグァヌは聞きます。
それをきっぱりと否定するヘソンに、ダメな理由を聞いてもいい?と言うグァヌ…。
スハの方は、ヘソンの残したメモに従い生活しているのですが、連絡しないこと、というメッセージにだけは従えません。
片っ端から弁護士事務所をあたり、弁護士らしき人を見かけると聞いて回っているスハです。
そこで偶然ユンチャンとシン弁護士に出会い、二人とともに事務所へと行くスハなのですが、その姿を見かけ、慌てて隠れるヘソン。
でも、とうとうスハに見つかってしまいます。
どうして会っちゃダメなかと訊くスハに、忙しいから、と答えるヘソン。
スハはヘソンが自分を本当に嫌っていたのか?と訊くのですが、うんざりするほど嫌いだった、とヘソンは答えます。
それなのに、どうして自分の弁護をあんなに一生懸命に引き受けたのか?と尋ねるスハには、あなたが特別なんじゃなくてジュングクが特別なんだ、と言うヘソン。

あなたとはここでお別れだ、と言って去ろうとするヘソンにすがり、いやになるほど嫌いでも傍にいてくれないかと言うスハです。
困っているヘソンのところにグァヌからの電話が入ります。
グァヌは二人の様子をさっきから見ていて電話をかけて来たのね。
困っているでしょう?と言うと映画を見に行く約束があることにするように提案するグァヌ。
それに従うヘソンの前にグァヌは現れ、二人で去って行きます。
タクシーに乗って遠ざかるヘソンをしばらく追いかけてくるスハを見て心を痛めている様子のヘソン。
やがて雨が降り出し、スハの方は雨の日に見たヘソンとグァヌの姿を思い出しています。
そのままグァヌに送られ、家まで戻って来たヘソンでしたが、降り出した雨音に気付き、再びタクシーに乗って出かけます。
その姿をバスを待っていて見かけるグァヌ。

彼は、ヘソンが断った理由を思い出しています。
ヘソンは、あり得ないことでとんでもない話なんだけれど、スハのことが気になって仕方がない、と言っていたのね。
自分がスハをすごく好きみたいだ、と言っていたヘソン。
でも、スハはまだ、これから大学に行こうかと言う子ですから、彼への気持ちを整理しようとして、スハをはねつけていたのね。
ヘソンが引き返してみると、スハは雨にぬれるがままに座り込んでいます。
その前まで来て、この子をどうしよう…と言い傘を落とすヘソン。
スハはその傘をヘソンにかざし、自分はずぶ濡れのままで微笑んでいます。

12話
ヘソンは、自分が行ってしまったら、世界でたった独りぼっちになってしまう、と自分にすがったスハの言葉を思い出したのね。
スハのところに引き返したヘソンはずぶ濡れのスハを自分の家へと連れて帰ります。
記憶が戻るまでよ、というヘソンですが返事をしないスハ。
でも、返事をしなさいよ、と言うヘソン。スハははい、と答えます。
裁判で無罪を勝ち取ったものの、2審は難しい、と何としてでも記憶を取り戻すようにと言うヘソンです。
スハは、不眠症なのか、ずっと眠れない、と言うのですが、言っていくらも経たないうちに熟睡しています。
部屋で寝なさい、と言っても起きないスハ。その髪に愛おしそうに手を伸ばすヘソンです。
そのまま眠りつづけたスハが起きてみると、もうお昼近くで、ヘソンの姿はありません。
ポストイットの束を見つけたスハは、思い出した事から、ポストイットに書きだします。
ジュングクと釣り堀にいるところ、交通事故、ヘソンと行った水族館…。
続いて、日記帳を見ながら、その他の出来事を補うスハ。
ヘソンの方はグァヌの事務所の前を行ったり来たりしています。
それをグァヌが見つけ、話があるんでしょう?と言うものの、何でもない、と何も言おうとしないヘソン。
そこで、グァヌの方から、スハの弁護を頼みに来たんでしょう?と話しかけます。
任せられる弁護士はグァヌしかいないんだけれど、余りにも失礼な話ですまなくて頼めないと言うヘソンなのですが、自分がする、と言うグァヌ。
ヘソンが自分にすまなく思い負担に思えば気持ちの整理が簡単にできるようになる、と言うグァヌです。
これからは自分の事件だから、ヘソンは心配するのを止めろ、と明るく言って事務所に入って行くグァヌなのですが、一人になると暗く悲しそうな顔をしています。
でも、すぐさまスハ父の裁判記録を再度読み始めるグァヌ。
勝てるだろうか?と自問するグァヌです。
ドヨンの方は、スハを申告した女のところに何度も足を運んでいるようです。
でも、写真の男を知らないと言い張る女。
そこで、その人の手はどんな風でした?と訊くドヨンに、不自由なところはなかった、と答える女の言葉にハッとするドヨンです。
ヘソンから、グァヌに弁護を頼んだことを聞かされたスハは翌日、グァヌに会いに行きます。
グァヌに思い出したことがないかと訊かれたスハは、釣り堀でジュングクと会ったそのすぐ後に堤防道路のようなところで青いトラックにぶつかる交通事故に遭ったみたいだ、と話します。
グァヌに弁護してもらうことにわだかまりを感じるスハは、スーツ姿で、飲み物を勧められても、自分で買いに行っています。
そして、国選じゃないから弁護士費用は自分で払う、と言い、ヘソンに負担をかけないで、と言うスハ。
それを聞いたグァヌ、スハの方こそヘソンに負担をかけていると言います。
スーツを着たところで大人という訳じゃないと言うグァヌ。
今の君は高校中退で殺人の容疑者、記憶も未来もない、だからヘソンが世話をしてくれているのだから誤解するな、と言い、記憶を取り戻して裁判が終わったらヘソンの家を出ろと言うグァヌです。
一方、控訴状を書きかけていたドヨンはその手を止め、周りの人に、○○の手はどんな風?と訊いていますが、不自由なところはない、なんて答える人はいません。
控訴状のことで催促してきた検事にも確認し、もしかして、ジュングクのことを申告者が隠しているのではないか?と指摘します。
今まで生きていたとしたら、痕跡ぐらいあるんじゃないか?と言われるのですが、今までちゃんと探していなかった、と言うドヨン。
これから探さなくては、と言い、スハを申告した女に参考人招致の書類を準備させるドヨンです。
グァヌの方は警察時代の先輩に交通事故の記録を調べてもらっています。
その中に1件、青色トラックの物損事故があるのですが、その持ち主が記憶喪失になったスハを世話していた老人です。
さて、ヘソンの方は帰宅しいようと出たところで、シン弁護士が回転ドアをぐるぐる回ろうとしているのを見つけます。
ヘソンのようにうまくできない、と言う彼に、年のせい、などと言っているヘソン。
彼とともに屋台に行くヘソンなのですが、そこには判事とドヨン達が先に来ていて合流します。
ドヨンを見るなり競争心が目覚め、ドヨンと二人ガンガン酒を飲むヘソン。
そのヘソンに判事が、国選専任弁護士の面接のときの話を持ち出します。

どうして後悔しているのかを聞く判事に、その裁判の後日談をするヘソン。
証拠として出す、と言った携帯で撮った写真ですが、ちゃんとは写っていなかったのね。
そのことにより、ヘソンがドヨンを嘘つきだと言い、傷つけた犯人だと決めつける裁判官=ドヨン父に、ジュングクの事件はドヨンも目撃したのだ、と言います。
ドヨンと証言しようと来たのだけれど、ドヨンは逃げたのだ、と言います。
それを聞くと、携帯を持ち出したのは犯人を捕まえるための空砲だと言うドヨンの父。
ヘソンはドヨンとドヨン父に自分が間違ってはいず、ドヨンが嘘をついたことを認めさせたかったのですが、ドヨン父はドヨンのしたことも嘘ではなく、今ヘソンがしたのと同じくヘソンを犯人とするための空砲だったのだ、と言いドヨンの嘘を認めません。
命を懸けて証言をしたのに何一つ得るものが無かったから後悔しているんだ、と言うヘソンです。
話を聞いている他の人たちも、ヘソンがドヨンに向かってこの女が!などと言うために、その時いっしょにいたのがドヨンだと知り驚きます。
そして、ドヨンの方も、いくら後悔していると言っても、ヘソンの後悔は私ほどじゃない、と言い出します。
どうしてヘソンのことをこんなに嫌っているかと言うと、自分が一番卑怯だった瞬間を見られたからだ、と言い、会うたびに、その時のことを思い出す、と言うドヨン。
法廷には入らず、そのまま帰るところのドヨンはバス停にいたところで、父の車を見つけて駆け寄ろうとしたのね。
ところが、ドヨンの姿をちらっと見て、窓をぴったりと出し行ってしまったドヨンの父…。
ドヨンはそれを後悔して、父親に認められるように好きな道も諦め、必死で勉強して検事になったのだと話すと、さっさと席を立ち帰って行きます。
それを見てヘソンも席を立ち、帰りシン弁護士と判事たちが残されます。
二人の姿を見て、面白い友人関係だ、と言うシン弁護士。
そんな偶然もあるんですね、とドヨンの事務所の人が言うと、偶然だろうか?と言うシン弁護士。
二人がこうして会うことになったのには、何かの理由があったのだろう、とシン弁護士が言います。
その頃、刑務所を出所して病院に入院していたダルジュンは、廊下でひとりの女に出会って、ひどく驚きます。
彼女はダルジュン以上に驚いたようなのですが、彼女の左手は手袋をはめられていて、どうやら義手のようです…。
さて、家に帰って来たヘソンですが、すっかり酔っているようで、階段を上がったところで靴を脱いで鞄を置き、外のベンチで眠っているのをスハが発見します。
グァヌに言われた、ヘソンのお荷物になっているのはお前じゃないのか?と言う言葉を思い出すスハですが、手を伸ばし、髪を撫ぜるスハ。
すると、その手を掴んで寝言を言うヘソンです。

スハはヘソンをベッドまで運んでいきます。
その時、ヘソンの横腹にある傷を見つけ、なんだろう?と思うスハです。
翌朝、スハは朝食を準備しているのですが、食べずに出かけるヘソン。
彼女を追いかけ、聞きたいことがある、と言うスハ。
スハは脇腹の傷のことを訊くのですが、盲腸の手術の後だ、とごまかすヘソン。
本当のことを知れば傷つく、と思っているヘソンに、もう一つと言うスハ。
2審では無罪を受ける、と言い、大学も言って友達とも付き合い、アルバイトもしてヘソンには迷惑をかけないから、避けないで、嫌わないで、と言うスハです。
出勤したヘソンはエレベーターでまた、ドヨンと一緒になります。
お互い、昨日のことを気にしながら、どちらも昨日のことは覚えていない、と言ってそれ以上の会話を避けている二人です。

一方、スハの存在を申告した女はやはり、ジュングクを匿っていたのね。
女が明日、参考人として行くことになった、と言いながら、心配しないで、何も言わないから、とジュングクに言っています。
そして、果物をを袋に詰め、持って帰れと言う女に、ヘソンの母のことを思い出すジュングク。
ここで止めようか、行けるところまで行こうか考えている、と言うジュングクの言葉を旅行の事だと思った女は、行けるところまで行かなくっちゃ、と言っています。
自分もそう思う、と相槌を打つジュングクです。

グァヌはスハの世話をしていた老人のところにやって来ました。
トラックがあるのですが、白色です。
グァヌ、自分の車のキーで傷をつけ、青い塗料が現れるのを見て、確信します。
そこへ姿を現した老人に、トラックでスハをはねたことを聞いてみると、スハが思い出したのか?と言い出すお爺さん。
グァヌはお爺さんの誤解をそのままに話を聞きだします。
"あの人"がスハには記憶がないから罪には問われない、と言ったんだ、と言います。
一方、ドヨンのところには、参考人招致の予定者が死んだ、との報告が入ります。
現場に向かったドヨンは交通事故で死んだとの説明を受けますが、現場の防犯カメラがちょうど1時間前から故障していたこともあって、偶然ではありえない、と判断。ジュングクの指名手配します。

スハの方は、自分の肩の傷を見ていて、ヘソンの脇腹の傷と似ている、と思い、そこから自分がヘソンを刺してしまったことを思い出します。
そして、父の事件の時のこと、その裁判のこと、と堰を切ったように、記憶が次々と蘇って来ます。

頭を抱えて叫びながら街に飛び出すスハ。

そこでスハは、釣り堀でのジュングクとの会話を思い出します。

ジュングクはスハに、自分はスハの父を殺したけれど、スハの父は自分の妻を殺し、それが始まりなのだ、と話します。
嘘だ、と叫ぶスハにですが、心を読めるスハですから、嘘だと信じることもできません。
そして、お前が俺を殺せは、11年前の自分と同じだ、とスハから奪っていたナイフをスハに握らせます。
殺せ、と言うジュングクでしたが、そこでスハはヘソンとの約束を思い出したのね。
お前とは違う!と言って、そのままナイフを落とすと、走り去るスハ…。
そして、その時の行動をなぞるように走っていたスハはバイクとぶつかりかけ、トラックとぶつかったことも思い出します。

その途端、他人の心の声も聞く力が戻っていることを知るスハ。
街行く人たちの声に包まれ、パニックを起こし、鼻血を流しながら、その場に倒れるスハです。

お爺さんから話を聞いたグァヌの方は、ヘソンの事務所に駆け込み、ジュングクは生きている、と言うのですが、驚かないヘソン。
そこにはドヨンも来ていて、ドヨンの報告を先に訊いていたのね。
グァヌはお祖父さんが飲酒運転を隠すために届けなかったことを報告します。
そして、それを提案した男がいて、その男の左手は、すでになかった、と話すグァヌです。
ジュングクが今どこにいるのかを心配するシン弁護士に、今手配していて、ヘソンも保護されるから怖がることはない、と言うのですが、それよりもスハの2審はどうなるのかを心配し、控訴中止を先にするように言うヘソンです。
すぐにスハに知らせに行かなくちゃ、と出て行くヘソンを悲しそうに見送るグァヌ…。
スハはヘソンの事務所のビルの前にいます。
自分が記憶を失くしていたのは、自分の父がジュングクの妻を殺したことで始まったという記憶を消したかったからだと分かるのですが、消したとしてもなくなるものじゃないよな、と自問自答しています。
このことを知ったらヘソンは自分を恨むだろうな、と思うスハ。
そしてスハは、ジュングクが生きていると知ったらヘソンがどんなに怖がるだろう、と心配します。
その時、ビルからヘソンが出てきて、電話をかけようとします。
電話をかけながら、ジュングクが生きている!と喜びいっぱいのヘソンの声が聞こえてきます。
そして約束を守ってくれたことを喜ぶヘソンの声…。
スハは電話をとり、肉声でジュングクが生きているとの知らせを受けます。
どうして喜ばないの?と言うヘソンに、ヘソンが危険だということじゃないか、とスハは言います。
それはそのあとの問題、と言い、ドヨンが控訴を中止したことを話すヘソン。
少しずつヘソンに近づいていたスハは後ろからヘソンを抱きしめ、ヘソンが危険なのに、どうして自分の無罪が先なんだ、と涙ながらに言うスハです。

その姿勢のまま、後ろに手をまわし、スハの頭を何故ながら、約束を守ってくれてありがとう、と言うヘソン…。

切断された体の一部って、ニュースなどを見ていると、だいたい死後切り取られた、などと書かれており、生前に切られたものかそうでないかは傷口で判断しているはずなんですが、それもやっていないみたいで、なんの工夫も凝らされていないですね。
なんかアットおどろ置く仕掛けがあるのかと思っていたのですが。
これは傷じゃないかと思うんですが、でも、話が面白いので、まあいいか。
それにしても、こんなことで26年も刑務所に入れられ、かなり深刻な病気だと思われるダルジュン。可哀そうすぎる…。
病院で会ったあの人、奥さんなんですよね。
この事件でドヨン父は明らかに後ろ暗いことしているみたいだし…。
そして、今になって気付いたんですが(私だけ?)、スハ父殺しの裁判も裁判長はドヨン父がやっていたんですね。
スハ父の事件でジュングクが殺そうとした動機、スハには語っているのですが、裁判関係では全く触れられていないんですよね。
スハもそういう事実が出て来ていたら知っていただろうし…。
これも気になります。
休廷中、スハに、ジュングクは生きていると言うヘソン。
自分が殺したのではないかと疑っているスハは、自分よりも自分のことを知っているみたいだ、と言い、どうして自分が犯人じゃないと言い切れるのかをヘソンに訊きます。
10年前の約束を守っていた人だから、と答えるヘソンです。
再び裁判が始まります。
ジュングクが生きている、と主張するヘソンに、法廷はどよめきます。
裁判長は検事側弁護側の双方を呼び、マイクを外して協議。
検事側も了承し、判事もそれを認め、そのまま続行することとなります。
法廷にはもう一つの「左手殺人事件」の「犯人」ダルジュンが呼ばれます。
自分の妻の殺人事件の話をジュングクに話したのか?と質問され、話した、と答えるダルジュン。
偶然にしては似すぎているかと思わないか?と訊かれ、そう思うとダルジュンは答えます。
そこで、ヘソンはスハに復讐する計画のため、ジュングクが左手を切った、という仮定が成り立つことを話します。
続いて、スハがたびたび助けを求めた警官が証人として呼ばれます。
検察の質問に応じ、彼は警官がちゃんと仕事をしないのなら、自分がジュングクを殺す、といったことを証言します。
そして一番疑わしいのはスハだ、と言う警官。
続いてグァヌはその警官に、拳銃を失くした日のことを確認します。
その時もスハに注目をしたが思い違いだったことを証言することになる警官。
今回も思い違いでジュングクを殺したと疑っているのではないか?と指摘するグァヌです。
ドヨンは続いて、凶器と指紋を問題にします。
凶器はスハの持っていたもので、しかもスハの指紋が付いていることを主張するドヨン。
しかし、その凶器は1週間前に争いになった時に失くしたものだし、そんな小さなナイフで切断は出来ないと主張するグァヌです。
今度はジュングクの通話記録を示し、最後に通話をしたのがスハだと示すドヨン。
しかし、スハは電話を受けた側だと主張するヘソンです。
血痕と左手が発見されたことを言うドヨンに対しては、左手だけでは死亡しているとは言えない、と反論するグァヌです。
そして、最後にヘソンの母の事件に言及するドヨン。
同じように状況証拠だけで、弁護士は偶然だと主張し、無罪になったけれど、拘束を解かれるなり、人を傷つけた、と、そのケースも今回のケースも合理的疑心だと考えると主張するドヨンです。
その演説に心の揺れる陪審員たち。
ヘソンは予定していたグァヌの最後の弁論を自分に替わってもらいます。
ヘソンは、検事の挙げた事件の被害者は自分の母親だ、と話し始めます。
疑わしきは被疑者の利益に、という原則のために被疑者が無罪となり、恨みに思ったけれど、今になってそれが、がどうして必要か分かった、と言います。
被告人は1年前から記憶のない状態で、その状況でなされた自白であること、また、左手だけで殺人と決めつけるのはどうか、という主張をします。
そして、2つの可能性が考えられると言い、一つはスハが殺した、という可能性で、もう一つはミン・ジュングクの自作自演かだ、と言うヘソンです。
そして、ふたたび、疑わしきは被疑者の利益に、という原則を述べるヘソン。
疑いだけで被告人の一番輝いている時間を刑務所で送らせては取り返しがつかない、と述べ、弁論を締め括るヘソンです。
陪審員たちの有罪無罪を決定する時間となりますが、なかなか結論が出ないようです。
なかなか出ないという事は、陪審員間で意見が割れているのだろう、と言うシン弁護士。
決定を待つヘソンのところにドヨンが話しかけてきます。
お義母さんに申し訳ないと思わないの?と言うドヨン。
あの裁判でのグァヌが正しかったと思っているの?と問うドヨンに、うん、と答えるヘソン。
弁護士として正しいことをした、と言うヘソンに、お母さんはきっと悔しがっているわ、とドヨンは言います。
でも、ヘソンは、それを否定し、母はよくやったとほめてくれる、と言います。
そんなわけない、と言うドヨンに、母のことは自分が一番よく知っている、とはっきりと言うヘソンです。
それをちょうど、グァヌが見ていたのね。
そのやり取りを聞いて、涙を流すグァヌです。
そうは言ったものの、ヘソンの心はやはりゆれています。
トイレで一人になると、お母さん、私は正しいことしてるんでしょう?良くやったでしょう?と言いながら涙を浮かべるヘソンです。
その言葉を外で訊いているグァヌ。やはり泣いています…。
グァヌはスハのところに行っています。
万一負けても2審があるから大丈夫、心配するな、と言うグァヌ。
そして、スハには大きな借りがある、と言い、また、この弁護を引き受けたおかげで、もう一度ヘソンに戻れるチャンスができたと言うグァヌ。
スハはグァヌに、ヘソンのことが好きなのか?と訊いています。
結局、裁判は弁護側の主張が認められ、無罪となるスハです。
拘束を解かれたスハですが、どこに行けばいいのか分からないスハ。
ヘソンが彼の家まで連れて行ってやります。
でも、部屋の暗証番号が分からないのね。鍵開けサービスの人を呼んで待つ二人です。
ジュングクが生きているとしたら…と心配するスハに、スハが殺人者になるより、ジュングクが生きている方が百倍いい、と言うヘソン。
そうして待っているうちに眠ってしまうヘソンです。
それに気づいたスハ、自分の肩を貸してやり、ヘソンが掌に書いたメモを眺め、その手にキスしています。

ヘソンが目覚めてみると、そこは室内です。
寝ている間に、鍵屋さんが来たようですね。
傍で眠ってしまっているスハの頭に手をやるヘソン…。
そして、朝。
車にはねられる夢から覚めたスハは、ヘソンがいないことに気付きます。
冷蔵庫にはヘソンが書き残した、スハがやるべきことのメモのポストイットがいくつも貼られています。
微笑みながら読んでいくスハなのですが、最後の一枚には…。
"もう私には連絡しないこと”と書かれています。

ドヨンは家で、事件の話をしています。
被害者がダルジュンの事件をヒントにしたという弁護側の主張のことを話していると、不機嫌に席を立ってしまうドヨン父。
そのダルジュンはシン弁護士に、来週刑務所を出ることになった、と言っています。
ダルジュンは頭の中に何か(腫瘍?)ができたかなんかのようで、刑の執行が停止される、とのことです。
もう、いくらも生きられないと言うダルジュンです。
ソンビンは、相変わらず、ヘソンのネイルをしに事務所に通っているのですが、彼女にヘソンは頼みごとをしています。
そのソンビン、携帯ショップでスハに出会います。
抱きつくソンビンにうろたえ、自分のことを知っているのかと訊くスハ。
自分の都合のいいことを言うソンビンですが、そこに現れた、面会に通って来てくれた友人によって否定されています。
彼との約束だったようですね。
友人は日記のほか、彼が保管していたスハの荷物を手渡しています。
二人にヘソンの事務所を知らないかと訊くスハ。
もちろん知っているソンビンですが、ヘソンから頼まれたことと言うのはスハに事務所を教えないで、というものだったのね。
知らないというソンビンです。
一方、弁護士に戻ったグァヌは国選専任弁護士の事務所の前に自分の事務所をオープンしています。
そして、裁判中にスハの存在を警察に申告した人のところに行っていたユンチャンもやって来ます。
申告した女にユンチャンが重ねて聞いているうちに、彼女がスハのことを女だと思い込んでいることが分かったのね。
そのことを指摘すると、そのまま店の中に閉じこもってしまい、それ以上話は聞けなかったのですがスハのことをまるで知らない女が申告していることから、ジュングクの生きている確率が高まった、と話しているユンチャンとグァヌです。
その件はドヨンのところに持ち込まれ、証言者のところに出かけています。
話を避けようとする証言者に、事実を話さなければ報奨金の返還もありうる、と言い、ジュングクの写真を含む3人の男の写真を見せます。

この中に知っている顔はないか?と言うのですが、知らないと答える女。
どうして顔も知らない人を申告できる?というドヨンの問いには、通りすがりの人に、申告するだけで金がもらえる、と聞いた、と答えています。
そのドヨンの姿をトラックの中から見ている男がいます。髭を生やし、容貌は違って見えますがジュングクでしょうか…。

ヘソンはグァヌの事務所オープンを知るのですが、必死で彼から逃げています。
でも、見つかってしまい、この前の返事を迫られるヘソン。
返事はあの時も今も同じだ、と答えるヘソンに、まだ自分のことが憎いのか?とグァヌは聞きます。
それをきっぱりと否定するヘソンに、ダメな理由を聞いてもいい?と言うグァヌ…。
スハの方は、ヘソンの残したメモに従い生活しているのですが、連絡しないこと、というメッセージにだけは従えません。
片っ端から弁護士事務所をあたり、弁護士らしき人を見かけると聞いて回っているスハです。
そこで偶然ユンチャンとシン弁護士に出会い、二人とともに事務所へと行くスハなのですが、その姿を見かけ、慌てて隠れるヘソン。
でも、とうとうスハに見つかってしまいます。
どうして会っちゃダメなかと訊くスハに、忙しいから、と答えるヘソン。
スハはヘソンが自分を本当に嫌っていたのか?と訊くのですが、うんざりするほど嫌いだった、とヘソンは答えます。
それなのに、どうして自分の弁護をあんなに一生懸命に引き受けたのか?と尋ねるスハには、あなたが特別なんじゃなくてジュングクが特別なんだ、と言うヘソン。

あなたとはここでお別れだ、と言って去ろうとするヘソンにすがり、いやになるほど嫌いでも傍にいてくれないかと言うスハです。
困っているヘソンのところにグァヌからの電話が入ります。
グァヌは二人の様子をさっきから見ていて電話をかけて来たのね。
困っているでしょう?と言うと映画を見に行く約束があることにするように提案するグァヌ。
それに従うヘソンの前にグァヌは現れ、二人で去って行きます。
タクシーに乗って遠ざかるヘソンをしばらく追いかけてくるスハを見て心を痛めている様子のヘソン。
やがて雨が降り出し、スハの方は雨の日に見たヘソンとグァヌの姿を思い出しています。
そのままグァヌに送られ、家まで戻って来たヘソンでしたが、降り出した雨音に気付き、再びタクシーに乗って出かけます。
その姿をバスを待っていて見かけるグァヌ。

彼は、ヘソンが断った理由を思い出しています。
ヘソンは、あり得ないことでとんでもない話なんだけれど、スハのことが気になって仕方がない、と言っていたのね。
自分がスハをすごく好きみたいだ、と言っていたヘソン。
でも、スハはまだ、これから大学に行こうかと言う子ですから、彼への気持ちを整理しようとして、スハをはねつけていたのね。
ヘソンが引き返してみると、スハは雨にぬれるがままに座り込んでいます。
その前まで来て、この子をどうしよう…と言い傘を落とすヘソン。
スハはその傘をヘソンにかざし、自分はずぶ濡れのままで微笑んでいます。

12話
ヘソンは、自分が行ってしまったら、世界でたった独りぼっちになってしまう、と自分にすがったスハの言葉を思い出したのね。
スハのところに引き返したヘソンはずぶ濡れのスハを自分の家へと連れて帰ります。
記憶が戻るまでよ、というヘソンですが返事をしないスハ。
でも、返事をしなさいよ、と言うヘソン。スハははい、と答えます。
裁判で無罪を勝ち取ったものの、2審は難しい、と何としてでも記憶を取り戻すようにと言うヘソンです。
スハは、不眠症なのか、ずっと眠れない、と言うのですが、言っていくらも経たないうちに熟睡しています。
部屋で寝なさい、と言っても起きないスハ。その髪に愛おしそうに手を伸ばすヘソンです。
そのまま眠りつづけたスハが起きてみると、もうお昼近くで、ヘソンの姿はありません。
ポストイットの束を見つけたスハは、思い出した事から、ポストイットに書きだします。
ジュングクと釣り堀にいるところ、交通事故、ヘソンと行った水族館…。
続いて、日記帳を見ながら、その他の出来事を補うスハ。
ヘソンの方はグァヌの事務所の前を行ったり来たりしています。
それをグァヌが見つけ、話があるんでしょう?と言うものの、何でもない、と何も言おうとしないヘソン。
そこで、グァヌの方から、スハの弁護を頼みに来たんでしょう?と話しかけます。
任せられる弁護士はグァヌしかいないんだけれど、余りにも失礼な話ですまなくて頼めないと言うヘソンなのですが、自分がする、と言うグァヌ。
ヘソンが自分にすまなく思い負担に思えば気持ちの整理が簡単にできるようになる、と言うグァヌです。
これからは自分の事件だから、ヘソンは心配するのを止めろ、と明るく言って事務所に入って行くグァヌなのですが、一人になると暗く悲しそうな顔をしています。
でも、すぐさまスハ父の裁判記録を再度読み始めるグァヌ。
勝てるだろうか?と自問するグァヌです。
ドヨンの方は、スハを申告した女のところに何度も足を運んでいるようです。
でも、写真の男を知らないと言い張る女。
そこで、その人の手はどんな風でした?と訊くドヨンに、不自由なところはなかった、と答える女の言葉にハッとするドヨンです。
ヘソンから、グァヌに弁護を頼んだことを聞かされたスハは翌日、グァヌに会いに行きます。
グァヌに思い出したことがないかと訊かれたスハは、釣り堀でジュングクと会ったそのすぐ後に堤防道路のようなところで青いトラックにぶつかる交通事故に遭ったみたいだ、と話します。
グァヌに弁護してもらうことにわだかまりを感じるスハは、スーツ姿で、飲み物を勧められても、自分で買いに行っています。
そして、国選じゃないから弁護士費用は自分で払う、と言い、ヘソンに負担をかけないで、と言うスハ。
それを聞いたグァヌ、スハの方こそヘソンに負担をかけていると言います。
スーツを着たところで大人という訳じゃないと言うグァヌ。
今の君は高校中退で殺人の容疑者、記憶も未来もない、だからヘソンが世話をしてくれているのだから誤解するな、と言い、記憶を取り戻して裁判が終わったらヘソンの家を出ろと言うグァヌです。
一方、控訴状を書きかけていたドヨンはその手を止め、周りの人に、○○の手はどんな風?と訊いていますが、不自由なところはない、なんて答える人はいません。
控訴状のことで催促してきた検事にも確認し、もしかして、ジュングクのことを申告者が隠しているのではないか?と指摘します。
今まで生きていたとしたら、痕跡ぐらいあるんじゃないか?と言われるのですが、今までちゃんと探していなかった、と言うドヨン。
これから探さなくては、と言い、スハを申告した女に参考人招致の書類を準備させるドヨンです。
グァヌの方は警察時代の先輩に交通事故の記録を調べてもらっています。
その中に1件、青色トラックの物損事故があるのですが、その持ち主が記憶喪失になったスハを世話していた老人です。
さて、ヘソンの方は帰宅しいようと出たところで、シン弁護士が回転ドアをぐるぐる回ろうとしているのを見つけます。
ヘソンのようにうまくできない、と言う彼に、年のせい、などと言っているヘソン。
彼とともに屋台に行くヘソンなのですが、そこには判事とドヨン達が先に来ていて合流します。
ドヨンを見るなり競争心が目覚め、ドヨンと二人ガンガン酒を飲むヘソン。
そのヘソンに判事が、国選専任弁護士の面接のときの話を持ち出します。

どうして後悔しているのかを聞く判事に、その裁判の後日談をするヘソン。
証拠として出す、と言った携帯で撮った写真ですが、ちゃんとは写っていなかったのね。
そのことにより、ヘソンがドヨンを嘘つきだと言い、傷つけた犯人だと決めつける裁判官=ドヨン父に、ジュングクの事件はドヨンも目撃したのだ、と言います。
ドヨンと証言しようと来たのだけれど、ドヨンは逃げたのだ、と言います。
それを聞くと、携帯を持ち出したのは犯人を捕まえるための空砲だと言うドヨンの父。
ヘソンはドヨンとドヨン父に自分が間違ってはいず、ドヨンが嘘をついたことを認めさせたかったのですが、ドヨン父はドヨンのしたことも嘘ではなく、今ヘソンがしたのと同じくヘソンを犯人とするための空砲だったのだ、と言いドヨンの嘘を認めません。
命を懸けて証言をしたのに何一つ得るものが無かったから後悔しているんだ、と言うヘソンです。
話を聞いている他の人たちも、ヘソンがドヨンに向かってこの女が!などと言うために、その時いっしょにいたのがドヨンだと知り驚きます。
そして、ドヨンの方も、いくら後悔していると言っても、ヘソンの後悔は私ほどじゃない、と言い出します。
どうしてヘソンのことをこんなに嫌っているかと言うと、自分が一番卑怯だった瞬間を見られたからだ、と言い、会うたびに、その時のことを思い出す、と言うドヨン。
法廷には入らず、そのまま帰るところのドヨンはバス停にいたところで、父の車を見つけて駆け寄ろうとしたのね。
ところが、ドヨンの姿をちらっと見て、窓をぴったりと出し行ってしまったドヨンの父…。
ドヨンはそれを後悔して、父親に認められるように好きな道も諦め、必死で勉強して検事になったのだと話すと、さっさと席を立ち帰って行きます。
それを見てヘソンも席を立ち、帰りシン弁護士と判事たちが残されます。
二人の姿を見て、面白い友人関係だ、と言うシン弁護士。
そんな偶然もあるんですね、とドヨンの事務所の人が言うと、偶然だろうか?と言うシン弁護士。
二人がこうして会うことになったのには、何かの理由があったのだろう、とシン弁護士が言います。
その頃、刑務所を出所して病院に入院していたダルジュンは、廊下でひとりの女に出会って、ひどく驚きます。
彼女はダルジュン以上に驚いたようなのですが、彼女の左手は手袋をはめられていて、どうやら義手のようです…。
さて、家に帰って来たヘソンですが、すっかり酔っているようで、階段を上がったところで靴を脱いで鞄を置き、外のベンチで眠っているのをスハが発見します。
グァヌに言われた、ヘソンのお荷物になっているのはお前じゃないのか?と言う言葉を思い出すスハですが、手を伸ばし、髪を撫ぜるスハ。
すると、その手を掴んで寝言を言うヘソンです。

スハはヘソンをベッドまで運んでいきます。
その時、ヘソンの横腹にある傷を見つけ、なんだろう?と思うスハです。
翌朝、スハは朝食を準備しているのですが、食べずに出かけるヘソン。
彼女を追いかけ、聞きたいことがある、と言うスハ。
スハは脇腹の傷のことを訊くのですが、盲腸の手術の後だ、とごまかすヘソン。
本当のことを知れば傷つく、と思っているヘソンに、もう一つと言うスハ。
2審では無罪を受ける、と言い、大学も言って友達とも付き合い、アルバイトもしてヘソンには迷惑をかけないから、避けないで、嫌わないで、と言うスハです。
出勤したヘソンはエレベーターでまた、ドヨンと一緒になります。
お互い、昨日のことを気にしながら、どちらも昨日のことは覚えていない、と言ってそれ以上の会話を避けている二人です。

一方、スハの存在を申告した女はやはり、ジュングクを匿っていたのね。
女が明日、参考人として行くことになった、と言いながら、心配しないで、何も言わないから、とジュングクに言っています。
そして、果物をを袋に詰め、持って帰れと言う女に、ヘソンの母のことを思い出すジュングク。
ここで止めようか、行けるところまで行こうか考えている、と言うジュングクの言葉を旅行の事だと思った女は、行けるところまで行かなくっちゃ、と言っています。
自分もそう思う、と相槌を打つジュングクです。

グァヌはスハの世話をしていた老人のところにやって来ました。
トラックがあるのですが、白色です。
グァヌ、自分の車のキーで傷をつけ、青い塗料が現れるのを見て、確信します。
そこへ姿を現した老人に、トラックでスハをはねたことを聞いてみると、スハが思い出したのか?と言い出すお爺さん。
グァヌはお爺さんの誤解をそのままに話を聞きだします。
"あの人"がスハには記憶がないから罪には問われない、と言ったんだ、と言います。
一方、ドヨンのところには、参考人招致の予定者が死んだ、との報告が入ります。
現場に向かったドヨンは交通事故で死んだとの説明を受けますが、現場の防犯カメラがちょうど1時間前から故障していたこともあって、偶然ではありえない、と判断。ジュングクの指名手配します。

スハの方は、自分の肩の傷を見ていて、ヘソンの脇腹の傷と似ている、と思い、そこから自分がヘソンを刺してしまったことを思い出します。
そして、父の事件の時のこと、その裁判のこと、と堰を切ったように、記憶が次々と蘇って来ます。

頭を抱えて叫びながら街に飛び出すスハ。

そこでスハは、釣り堀でのジュングクとの会話を思い出します。

ジュングクはスハに、自分はスハの父を殺したけれど、スハの父は自分の妻を殺し、それが始まりなのだ、と話します。
嘘だ、と叫ぶスハにですが、心を読めるスハですから、嘘だと信じることもできません。
そして、お前が俺を殺せは、11年前の自分と同じだ、とスハから奪っていたナイフをスハに握らせます。
殺せ、と言うジュングクでしたが、そこでスハはヘソンとの約束を思い出したのね。
お前とは違う!と言って、そのままナイフを落とすと、走り去るスハ…。
そして、その時の行動をなぞるように走っていたスハはバイクとぶつかりかけ、トラックとぶつかったことも思い出します。

その途端、他人の心の声も聞く力が戻っていることを知るスハ。
街行く人たちの声に包まれ、パニックを起こし、鼻血を流しながら、その場に倒れるスハです。

お爺さんから話を聞いたグァヌの方は、ヘソンの事務所に駆け込み、ジュングクは生きている、と言うのですが、驚かないヘソン。
そこにはドヨンも来ていて、ドヨンの報告を先に訊いていたのね。
グァヌはお祖父さんが飲酒運転を隠すために届けなかったことを報告します。
そして、それを提案した男がいて、その男の左手は、すでになかった、と話すグァヌです。
ジュングクが今どこにいるのかを心配するシン弁護士に、今手配していて、ヘソンも保護されるから怖がることはない、と言うのですが、それよりもスハの2審はどうなるのかを心配し、控訴中止を先にするように言うヘソンです。
すぐにスハに知らせに行かなくちゃ、と出て行くヘソンを悲しそうに見送るグァヌ…。
スハはヘソンの事務所のビルの前にいます。
自分が記憶を失くしていたのは、自分の父がジュングクの妻を殺したことで始まったという記憶を消したかったからだと分かるのですが、消したとしてもなくなるものじゃないよな、と自問自答しています。
このことを知ったらヘソンは自分を恨むだろうな、と思うスハ。
そしてスハは、ジュングクが生きていると知ったらヘソンがどんなに怖がるだろう、と心配します。
その時、ビルからヘソンが出てきて、電話をかけようとします。
電話をかけながら、ジュングクが生きている!と喜びいっぱいのヘソンの声が聞こえてきます。
そして約束を守ってくれたことを喜ぶヘソンの声…。
スハは電話をとり、肉声でジュングクが生きているとの知らせを受けます。
どうして喜ばないの?と言うヘソンに、ヘソンが危険だということじゃないか、とスハは言います。
それはそのあとの問題、と言い、ドヨンが控訴を中止したことを話すヘソン。
少しずつヘソンに近づいていたスハは後ろからヘソンを抱きしめ、ヘソンが危険なのに、どうして自分の無罪が先なんだ、と涙ながらに言うスハです。

その姿勢のまま、後ろに手をまわし、スハの頭を何故ながら、約束を守ってくれてありがとう、と言うヘソン…。

切断された体の一部って、ニュースなどを見ていると、だいたい死後切り取られた、などと書かれており、生前に切られたものかそうでないかは傷口で判断しているはずなんですが、それもやっていないみたいで、なんの工夫も凝らされていないですね。
なんかアットおどろ置く仕掛けがあるのかと思っていたのですが。
これは傷じゃないかと思うんですが、でも、話が面白いので、まあいいか。
それにしても、こんなことで26年も刑務所に入れられ、かなり深刻な病気だと思われるダルジュン。可哀そうすぎる…。
病院で会ったあの人、奥さんなんですよね。
この事件でドヨン父は明らかに後ろ暗いことしているみたいだし…。
そして、今になって気付いたんですが(私だけ?)、スハ父殺しの裁判も裁判長はドヨン父がやっていたんですね。
スハ父の事件でジュングクが殺そうとした動機、スハには語っているのですが、裁判関係では全く触れられていないんですよね。
スハもそういう事実が出て来ていたら知っていただろうし…。
これも気になります。
Entry ⇒ 2013.07.12 | Category ⇒ 君の声が聞こえる | Comments (6) | Trackbacks (0)
「君の声が聞こえる」13話・14話あらすじ
このドラマ、2話の延長となり、全18話で確定ですね。
延長が傷となったドラマも多いので心配なのですが、このまま緊張感を保ったストーリーが最後まで続くことを願います。
さて、今週はキム・ミンジュンとオム・ギジュンがゲスト出演していました。
キム・ミンジュンは「紳士の品格の」役柄のままこのドラマにスリップしてきていて、登場はしませんでしたが、メアリの話が出て来ていましたよ♪
オム・ギジュンさんは短い登場ながら、強い印象を残して去って行きました。
それでは、あらすじ行きます。
延長が傷となったドラマも多いので心配なのですが、このまま緊張感を保ったストーリーが最後まで続くことを願います。
さて、今週はキム・ミンジュンとオム・ギジュンがゲスト出演していました。
キム・ミンジュンは「紳士の品格の」役柄のままこのドラマにスリップしてきていて、登場はしませんでしたが、メアリの話が出て来ていましたよ♪
オム・ギジュンさんは短い登場ながら、強い印象を残して去って行きました。
それでは、あらすじ行きます。
13話
無罪となったスハはヘソンとともに家に帰って行きます。
バスの中で、記憶はまだ戻らないの?と訊くヘソンに、まだ、と答えるスハ。
記憶が戻ったら約束通り家を出るのよ、と言い、きついことを言うヘソンなのですが、気持ちの整理をしなくちゃ、と言うヘソンの心の声がスハには聞こえています。
まさか?と思いながら、今でも自分のことが鬱陶しくて嫌い?と訊くスハ。
うん、と答えるヘソンの心の声は、好きだ、と言っています。
自分が出て行ったらすっきりする?と訊けは、うんと答えるヘソン。
でも、傍にいてって言いたい、と言っているヘソンの心です。
こんな風に、11年間ずっと聞きたかった言葉を聞けたのに、ヘソンを守るために聞こえないふりをしないといけない、と思うスハです。

家の近くまで来たところで、世話になった警察官たちに会います。
防犯カメラを追加設置したことを知らせるのですが、怒るヘソン。
でも、警察官の心の声を読んだスハは素直に感謝を伝えます。
記憶を失くして性格まで変わったの?と言うヘソンですが、スハが友達口調でしゃべっていることに気付きます。
それを指摘するヘソンですが、記憶が戻ったとは気付かなかったようですね。
友達口調でもいい、と言うヘソンなのですが、ヘソンが事件の発端が父だと知ったら…と辛いスハです。
一方、帰宅してきたドヨンに、声をかけるダルジュン。
ダルジュンは、ソ判事の娘か?と訊くと襲いかかって来ます。

何とか逃げ、家のインターホンを鳴らして助けを求めるドヨンです。
でも、ドヨンの母が外に出て来た時にはダルジュンは倒れてしまっており、病院へと運ばれます。

余命が長くないことを医師から聞くドヨン。
ダルジュンは妻と顔を合わした後、彼女を殺しかけていたのね。
ヘソンの方はスハを避けようとはするのですが、ゴミをゴキブリと見間違えてスハの背中にしがみつくし、朝ごはんも、スハが自分が出て行くから食べて、と言われ、結局二人で食べることになってしまいます。

シン弁護士は殺人未遂で再び収監されたダルジュンのところに面会に行っています。
ダルジュンは自分が26年前に殺したことになっている妻だからあれは幽霊だ、と言って無罪を主張するのね。
ドヨンもその事件を担当することになったようなのですが、それを知ったドヨンの父が事件から娘を外すように、と検察の上の人間に頼んでいます。
グァヌの方は国選専任弁護士の追加募集の面接に行っています。

グァヌが一度国選専任弁護士を辞めていることを指摘され、また止めるのではないかと思うのだが、と言われています。
いっしょに担当した弁護士のおかげで国選専任弁護士に幻想を抱かなくなったから、二度と辞めることはない、と言うグァヌ。
幻想を持たない事もまた、問題なんじゃないか、と言われ、ヘソンとともに事件を担当し救った人間がいる、と言い、それが自分もヘソンも国選専任弁護士をしないといけない理由だ、などと話しています。ヘソンから学んだのだと言うグァヌ。
ヘソンの方も、再度ドヨンと裁判で争っていたのですが、彼女のやり方はグァヌみたいだった、と言われ、学習したんだ、と言っています。

迎えに来たスハと一緒に家に戻って来たヘソン、スハの出した洗濯物の中に警察大学の入学案内があるのを見つけます。
入学はすごく難しい、と言うヘソンに、本気で考えている訳じゃない、とごまかすスハ。
記憶を失くす前はすごく成績優秀だったんだからできる!と励ますヘソン。
ヘソンはスハのいる生活に慣れてしまったことを、これでいいんだろうか、と思い、またスハが離れて行ったときにはつらいだろう、と思っています。
その心を聞きながらも、何を考えているの?と訊くスハに、スハが早く記憶を取り戻して出て行ったらいい、と考えていた、と答えるヘソンです。

そして、翌朝。
それまで何度か家の電話がかかって来ていたのですが、出るまでに切れいたのを、今回はヘソンがとります。
でも、何も言わずに切れてしまう電話です。
気になってその番号にかけなおしてみるのですが、受信拒否の番号なので、不思議に思うスハ。
着信履歴にある番号に片っ端から掛けてみるのですが、どの番号も繋がりません。そして、最後にかけた電話をとったのは公衆電話の受話器を、たまたまとった人でした。
スハはすぐさまその公衆電話の場所を教えてもらって警察に連絡を取りいっしょに、確認。

それ以外にかかって来た電話もすべて公衆電話からのものだ、と言う警察官。
そこで、公衆電話の防犯カメラの映像を確認、ジュングクの姿を発見します。

家に戻ると、すぐさまヘソンの荷物をまとめるスハです。
一方、ヘソンはシン弁護士からダルジュンの事件を手伝ってくれ、と頼まれています。
ダルジュンの話では、26年もの間刑務所で時間を送ることになったその妻が生きていて、最初はそのままやり過ごすつもりだったけれど、自分が刑務所に行ったことで娘も金持ちの家に引き取られ、幸せに暮らしている、と訊き、カッとして暴力をふるったという事なのね。
シン弁護士も、被害者がダルジュンの妻だという主張を認めたいのですが、残った手の指紋を失っており、身元をすっかり変えて別人に成り代わっていダルジュン妻、それを証明する手立てがありません。
唯一残されているのは彼らの娘を探し出し、遺伝子検査をすることだけです。
難題を突き付けられ、また回転ドアのところでぐるぐる回っているヘソン、そこにスハがやって来ます。
スハはジュングクが現れたことを説明し、ヘソンを自分のマンションへと連れて行きます。

そこでご飯を食べよう、という事になるのですが、あるものと言えば、パックご飯とツナ缶ぐらい…。
でもこれで充分、と混ぜご飯を作るヘソンに思わず、また犬のご飯?と言ってしまうスハ。
もしかして、記憶が戻ったんじゃないの?と言うヘソンを慌ててごまかすスハです。
ヘソンが心の中で、スハが嘘つくはずない、と言っているのを聞き、心の痛いスハ…。
翌日、ドヨンは母親とゴルフの打ちっぱなしです。
ドヨンは自分がダルジュンの事件から抜けるように父親が頼んだんだ、と話しています。
父親はダルジュンには異様に反応していますが、母親は聞き覚えがある、と言った程度のようですね。
今回も、話を聞いてから、もしかして、あの人?と訊いてきます。
ヘソンとシン弁護士は孤児院に行き、ダルジュンの娘の行方を訊くのですが、彼女は養子に出されており、その受け入れ先は非公開だ、とそれ以上の情報は教えてもらえません。
グァヌの方は面接の結果が出たのですが、惜しくも2位で不合格です。
そこにやって来るスハ。
スハはジュングクがこの町に現れたことを話し、ヘソンのボディーガードをお願いしています。
それを窺っている、ジュングクの姿が…。
ジュングクはヘソンの家に行ってみて、ヘソンがすでにどこかに姿を隠しているのを知ったのね。
スハはドヨンが父親と話しているところを見かけます。
ドヨンの父の心の声を聞き、まさか、と独り言を言うスハ。

その後ヘソンを迎えに事務所へ行ったスハ。
ダルジュンの娘のことで悩んでいるヘソンが、スハの能力が戻ったらいいのに、と思い、また、戻ったらスハがつらい、と考える心の声を聞いています。
一方、ジュングクはグァヌの前へと現れます。
ジュングクに気付き、戦う準備をするグァヌですが、届いたメールの音に気をとられた隙に殴られてしまいます。

そして、話があって来た、と言うジュングク。

家に戻ったスハは決心をして、ダルジュンの娘を知っている、ドヨンだ、と打ち明けます。

ドヨン父の回想によると、26年前の事件の判決の後、ダルジュンの妻はドヨン父の前に現れ、この判決が間違ったとなるとドヨン父は困ったことになるのを知っている、と言い、自分の娘を養女にするように脅迫したのね。

スハがドヨンがダルジュンの娘だと分かった訳を訊くヘソン。
まさか?と言うヘソンに、能力も記憶も戻ったことを打ち明けるスハです。

14話
能力が戻った、と言うスハに、いつからなの>と訊くヘソン。
裁判が終わった日、と訊き、ずっと自分の心が分かっていたのだと気づくヘソンは部屋に閉じこもってしまいます。
財産目当ての叔父がスハに心を読まれていることを知った時に、怪物と言って逃げ出して行ったことを思い出し、部屋をノックすることもできないスハです。

グァヌの方は病院で刑事に事情を話しています。
彼は手を骨折し、頭も傷を負ったようですね。
ジュングクはグァヌに、今はどうであれ、自分に味方をしてくれた唯一の人だから話しておきたい、と言っていたようです。
行くところまで行くつもりだ、と言うジュングクに、どこまで行こうというんだ、とと訊くグァヌでしたが、自分は始まりを話しに来た、と言っていたジュングク。
でも、争いになってしまい、結局話は聞けなかった、と刑事に話すグァヌです。
朝になっても部屋から出てこなかいヘソンでしたが、グァヌから、ヘソンを裁判所まで送ってやってくれ、という電話をもらい、声をかけるスハです。
ヘソンの目を見ないから、と言い、でもジュングクが捕まるまでは危険だから傍にいさせて欲しいと言うスハ。
返事の返ってこないヘソンに、自分は先に部屋を出るから、ご飯を食べて出てくるようにと声をかけ、先に家を出るスハです。
間もなく出て来たヘソンは無言で歩き出しながら、他に話していないことある?とスハに聞きます。
父親のことを思い浮かべたものの、ない、と答えるスハ、目を合せないよう、スハは少し下がってヘソンに付いて行きます。
頑張って、ヘソンの顔を見ないようにしているのですが、バスの中で、バスが揺れた拍子にヘソンの膝に座り込んでしまうスハ。

でも、ヘソンは笑みを漏らしています。
裁判所の前までやって来て、帰って行こうとするスハは相変わらず、ヘソンの目を避けるようにしています。
ところが、そのスハの顔を手で押さえ、しっかりと視線を合わせるヘソン。

ヘソンはスハのことが好きだ、と話します。
弟として、友達として…そして男として、と言うヘソン。
そして、好きになったから、心の声を聞かれるのが怖いとヘソンは言います。
心の内がバレてしまうたびに恨みそうだし、それが自分自身を傷つけそうで、と言うヘソン。
そうでなくても、このまま進めない理由が多い関係だからけじめをつけないといけないと思うけれど、今は正直に、笑って過ごそう、と言うヘソンです。
それを聞き、嬉しそうに帰って行くスハですが、すぐに戻って来て、ヘソンを抱き上げ、ありがとうと言ってキスしています。

ヘソンは困った顔をしながら、何をしてるんだろう?これでよかったのかしら、と考えています。
シン弁護士はダルジュンに、再度面会です。
ヘソンが弁護に加わったことを話し、ダルジュンの望みを聞くシン弁護士です。
誰でもいいから、謝罪してほしいのだと言うダルジュンです。
ダルジュンが暴行を加えたのが妻だという事を今のところ証明できないことを話すシン弁護士。
そして、娘を探すことをダルジュンにも伝えます。
ヘソンの方はドヨンがダルジュンの娘だ、という事を胸に秘めたまま、悩んでいます。
ドヨンの立場からすると、育ての親が実の親に有罪判決を出した訳で、その上、ドヨンは自分が養女であるとは知りません。
その上、そのことが明らかになったとしても得ることは一つもありません。
事実を知った時のドヨンのことを考えためらっているヘソンです。
そこにやって来るスハ。
ヘソンはスハが昔使っていた携帯を警察から返されてきた、と手渡します。
ありがとう、と言ってヘソンの手をつなぎ歩き出すスハ。
ところが、そこにやって来た刑事に話しかけられると。慌てて手をほどくヘソン。
刑事たちは、グァヌが怪我した話をし、二人に護衛としてつくことになったと説明します。
それを聞き、グァヌのところにお見舞いに行くヘソンとスハ。
その時、グァヌの、この二人はスハのお父さんのことは知らないんだろうな、と言う心の声を聞いて驚いています。
ドヨンの方は自分をダルジュンの担当から外した上司のところに行き、自分を納得させるだけの理由が無いのなら復帰させろ、と詰め寄り、再び担当することになります。
ダルジュンの妻が入院している病院に行くのですが、その時、父親の姿を見、お父さん?と思うのですが、見間違いだろう、とそのままにしています。
でも、ドヨン父はその直前、ダルジュン妻の担当医に会い、彼女が意識を取り戻すのは難しいだろう、と言う話を聞いていたのね。

ほっとしたような表情を浮かべているドヨン父です。
スハはグァヌの事務所を今度は一人で訪れています。
ジュングクはどんな話をしたのかと訊くスハ。記憶が戻ったから、事実を話せ、と言います。
どこまで知っているんだろう?スハ父がジュングクの妻を殺したことまで?と言うグァヌの心の声を聞いたスハは、1年前、釣り堀でジュングクから全部聞いた、と話しながら、グァヌに口止めすべきだろうか、と考えています。
でも、グァヌの方から、ヘソンには話したのか?と訊き、まだ、と答えるスハに、それなら話すな、と言います。
ヘソンは知りたくないだろうし、知る必要もないんだ、と言うグァヌです。
そして、真剣な顔をして、事件の始まりはジュングクなんだ、と言い、罪悪感を持つな、と言うグァヌ。
でも、スハは、やめてくれ、鬱陶しいから、なんて言って出て行きます。
グァヌは新設にアドバイスしてやったのに、と不満そうですが、スハはスハで、また彼の前で自分が用地に感じられ、みじめな気持になっていたのね…。
ヘソンとシン弁護士は模擬裁判をやってみるのですが、客観的な事実が無いとうまく行きません。
やっぱり娘がいないと無理みたいだ、と言うヘソンに、もしかして見つけているんじゃないか、と言うシン弁護士。
否定するヘソンに、もし見つけていて迷っているのなら、真実を言うのが答え、と言うシン弁護士です。
ヘソンは家に帰っても、まだ悩んでいます。
ヘソンは、シン弁護士は真実を話すのがいいと言うのだけれど、スハもそう思うか?と訊きます。
スハは先ほどのグァヌとの会話を思い出し、いや、話すな、と答えます。
それを聞き、スハらしくない、と言うヘソン…。
翌日、食堂でドヨンを見かけるヘソン。
ドヨンの方を気にするヘソンに、ドヨンの方が気付き、やって来ます。
ドヨンが再びダルジュンの担当になったとを聞き、驚くヘソン。
思わずやめろ、と言うヘソンに、みんな自分に止めろと言う、と言ってどうして?と訊いてきます。
あなたと顔を合わすと疲れる、とごまかすヘソン。
さて、新しく選ばれた国選弁護人は精力的に忙しく仕事をしていて、ようやくヘソンとも顔を合せることができたのですが、供託金やタクシー代の費用請求をして、その費用が給料に含まれている、と知ると、やっていられない、と辞めてしまいます。
そこで、グァヌが再び国選専任弁護士として帰って来ることになります。
やって来たグァヌに、大手の法律事務所からも引く手あまた、なんて言っていたのに、結局国選しかなかったのね、などと言っていたヘソンでしたが、その後、偶然グァヌに条件の良いスカウトの話が来ていたことを知ります。
グァヌに、好条件のスカウトの話を断ったんだって?と言って、もしかして、私のためだったら…と言いかけるのですが、それを遮り、ヘソンのことは好きだけれど、そんなことで決定しない、と言うグァヌ。条件よりも夢だ、と言うグァヌです。
自分は最初に1%でもそちらの方が正しいと思った方を選ぶ、とグァヌは言います。
後悔しない?と訊くヘソンに、だからこそ、1%が重要なんだと言うグァヌ。
後悔するにしても、1%分少ないから、と説明するグァヌです。
それを聞き、ありがとう、と言うヘソン。何が?と訊くグァヌに全部、などと答えるヘソンです。
ヘソンは高校生の時、法廷に入ったことを思い出したのね。
自分は後悔したけれど、ヘソンも後悔していたことを聞き、もし自分があの時、反対の決定をしていたら今以上に後悔していたのではないか、と考えたのね。
事務所に戻るとシン弁護士とハイタッチをし、どうして分かったのかは訊かないで信じてくれ、と言い自分がダルジュンの娘を見つけ出したことを伝えます。
そして、スハと手をつないで帰るヘソン。
刑事の護衛に気付き、そっと手を放すスハなのですが、ヘソンの方から再び手をつなぎ、1%が重要、と言うヘソン。

すると、ヘソンの肩に手をまわし、歩き始めるスハです。

ヘソンが先ず向かったのはヘソン父のところです。
ひと払いをすると、ダルジュンの26年前のことを、判決は仕方がないが、真実を知っても知らない振りしたのは赦せない、と言うヘソン。

恥ずべきところはない、と言うドヨン父に、高校時代に彼から言われたように、罪を認め、反省し、謝るのを待っている、とヘソンは言います。
ダルジュンに謝りに行かないのなら、最後までやる、と言うヘソンに、謝ることはない、と言うドヨン父です。
ヘソンは、ドヨン父が謝るとは思っていなかったけれど、礼儀として来たんだ、と言い、万一危害を加えるなんて考えているとしても、自分にはボディーガードが24時間ついているから、と言って去るヘソンです。

続いてドヨンの事務室へと出かけるヘソン。
どうして私のところに来たのかと尋ねるドヨンに、あなたが必要だから、と答えるヘソン。
ドヨンがダルジュンの娘、ファン・カヨンだと言い、ごめん、と言うヘソンです。

一方、ヘソンと別れたスハは街行く人の心の嘘を聞きながら、ストラップにつけられたペンダントを開けています。

この写真の女性はスハの母親なのでしょうか…。
ラブライン、本格的に動き出しましたよね。
ヘソンは正直な人だとは思っていたんですが、ここまで自分に正直に行動するとは思っていませんでした。

きゃーって叫びたくなるぐらい、嬉しい誤算でしたが、この後、何か起こらないかしら?と不安な気持ちにもなります…。
そして。
記憶喪失に続き、出ました!って感じの、出生の秘密ですが、このドラマ、狙っていますよね、
あえて定番を持ってきて、それを違った形で利用しているって感じ。
それにしても、ヘソンとドヨンの関係、一見反目し合っているようで、心の底では認めており、また心配している。この関係もいいですね。
さて、次に明らかになるnはスハ父の問題でしょうか。
スハ父がジュングクの妻を殺した、とジュングクは言っているのですが、事実はこの通りなのでしょうか?
ジュングクがそう思っているのは間違いないのですが、ジュングクが勘違いや曲解している可能性もあると思うんですね。
そこまではスハの能力でも知ることができませんから…。
スハの父の死はわかっていますが、スハの母はどうなっているんでしょうね。
今週スハの見ていた携帯ストラップの中の写真は母親のようですが、今まで母親の話って出て来ていませんでしたよね。
彼女はいったいどうなっているのか?
彼女が父とジュングクの事件に大いに関係がありそうな予感です。
無罪となったスハはヘソンとともに家に帰って行きます。
バスの中で、記憶はまだ戻らないの?と訊くヘソンに、まだ、と答えるスハ。
記憶が戻ったら約束通り家を出るのよ、と言い、きついことを言うヘソンなのですが、気持ちの整理をしなくちゃ、と言うヘソンの心の声がスハには聞こえています。
まさか?と思いながら、今でも自分のことが鬱陶しくて嫌い?と訊くスハ。
うん、と答えるヘソンの心の声は、好きだ、と言っています。
自分が出て行ったらすっきりする?と訊けは、うんと答えるヘソン。
でも、傍にいてって言いたい、と言っているヘソンの心です。
こんな風に、11年間ずっと聞きたかった言葉を聞けたのに、ヘソンを守るために聞こえないふりをしないといけない、と思うスハです。

家の近くまで来たところで、世話になった警察官たちに会います。
防犯カメラを追加設置したことを知らせるのですが、怒るヘソン。
でも、警察官の心の声を読んだスハは素直に感謝を伝えます。
記憶を失くして性格まで変わったの?と言うヘソンですが、スハが友達口調でしゃべっていることに気付きます。
それを指摘するヘソンですが、記憶が戻ったとは気付かなかったようですね。
友達口調でもいい、と言うヘソンなのですが、ヘソンが事件の発端が父だと知ったら…と辛いスハです。
一方、帰宅してきたドヨンに、声をかけるダルジュン。
ダルジュンは、ソ判事の娘か?と訊くと襲いかかって来ます。

何とか逃げ、家のインターホンを鳴らして助けを求めるドヨンです。
でも、ドヨンの母が外に出て来た時にはダルジュンは倒れてしまっており、病院へと運ばれます。

余命が長くないことを医師から聞くドヨン。
ダルジュンは妻と顔を合わした後、彼女を殺しかけていたのね。
ヘソンの方はスハを避けようとはするのですが、ゴミをゴキブリと見間違えてスハの背中にしがみつくし、朝ごはんも、スハが自分が出て行くから食べて、と言われ、結局二人で食べることになってしまいます。

シン弁護士は殺人未遂で再び収監されたダルジュンのところに面会に行っています。
ダルジュンは自分が26年前に殺したことになっている妻だからあれは幽霊だ、と言って無罪を主張するのね。
ドヨンもその事件を担当することになったようなのですが、それを知ったドヨンの父が事件から娘を外すように、と検察の上の人間に頼んでいます。
グァヌの方は国選専任弁護士の追加募集の面接に行っています。

グァヌが一度国選専任弁護士を辞めていることを指摘され、また止めるのではないかと思うのだが、と言われています。
いっしょに担当した弁護士のおかげで国選専任弁護士に幻想を抱かなくなったから、二度と辞めることはない、と言うグァヌ。
幻想を持たない事もまた、問題なんじゃないか、と言われ、ヘソンとともに事件を担当し救った人間がいる、と言い、それが自分もヘソンも国選専任弁護士をしないといけない理由だ、などと話しています。ヘソンから学んだのだと言うグァヌ。
ヘソンの方も、再度ドヨンと裁判で争っていたのですが、彼女のやり方はグァヌみたいだった、と言われ、学習したんだ、と言っています。

迎えに来たスハと一緒に家に戻って来たヘソン、スハの出した洗濯物の中に警察大学の入学案内があるのを見つけます。
入学はすごく難しい、と言うヘソンに、本気で考えている訳じゃない、とごまかすスハ。
記憶を失くす前はすごく成績優秀だったんだからできる!と励ますヘソン。
ヘソンはスハのいる生活に慣れてしまったことを、これでいいんだろうか、と思い、またスハが離れて行ったときにはつらいだろう、と思っています。
その心を聞きながらも、何を考えているの?と訊くスハに、スハが早く記憶を取り戻して出て行ったらいい、と考えていた、と答えるヘソンです。

そして、翌朝。
それまで何度か家の電話がかかって来ていたのですが、出るまでに切れいたのを、今回はヘソンがとります。
でも、何も言わずに切れてしまう電話です。
気になってその番号にかけなおしてみるのですが、受信拒否の番号なので、不思議に思うスハ。
着信履歴にある番号に片っ端から掛けてみるのですが、どの番号も繋がりません。そして、最後にかけた電話をとったのは公衆電話の受話器を、たまたまとった人でした。
スハはすぐさまその公衆電話の場所を教えてもらって警察に連絡を取りいっしょに、確認。

それ以外にかかって来た電話もすべて公衆電話からのものだ、と言う警察官。
そこで、公衆電話の防犯カメラの映像を確認、ジュングクの姿を発見します。

家に戻ると、すぐさまヘソンの荷物をまとめるスハです。
一方、ヘソンはシン弁護士からダルジュンの事件を手伝ってくれ、と頼まれています。
ダルジュンの話では、26年もの間刑務所で時間を送ることになったその妻が生きていて、最初はそのままやり過ごすつもりだったけれど、自分が刑務所に行ったことで娘も金持ちの家に引き取られ、幸せに暮らしている、と訊き、カッとして暴力をふるったという事なのね。
シン弁護士も、被害者がダルジュンの妻だという主張を認めたいのですが、残った手の指紋を失っており、身元をすっかり変えて別人に成り代わっていダルジュン妻、それを証明する手立てがありません。
唯一残されているのは彼らの娘を探し出し、遺伝子検査をすることだけです。
難題を突き付けられ、また回転ドアのところでぐるぐる回っているヘソン、そこにスハがやって来ます。
スハはジュングクが現れたことを説明し、ヘソンを自分のマンションへと連れて行きます。

そこでご飯を食べよう、という事になるのですが、あるものと言えば、パックご飯とツナ缶ぐらい…。
でもこれで充分、と混ぜご飯を作るヘソンに思わず、また犬のご飯?と言ってしまうスハ。
もしかして、記憶が戻ったんじゃないの?と言うヘソンを慌ててごまかすスハです。
ヘソンが心の中で、スハが嘘つくはずない、と言っているのを聞き、心の痛いスハ…。
翌日、ドヨンは母親とゴルフの打ちっぱなしです。
ドヨンは自分がダルジュンの事件から抜けるように父親が頼んだんだ、と話しています。
父親はダルジュンには異様に反応していますが、母親は聞き覚えがある、と言った程度のようですね。
今回も、話を聞いてから、もしかして、あの人?と訊いてきます。
ヘソンとシン弁護士は孤児院に行き、ダルジュンの娘の行方を訊くのですが、彼女は養子に出されており、その受け入れ先は非公開だ、とそれ以上の情報は教えてもらえません。
グァヌの方は面接の結果が出たのですが、惜しくも2位で不合格です。
そこにやって来るスハ。
スハはジュングクがこの町に現れたことを話し、ヘソンのボディーガードをお願いしています。
それを窺っている、ジュングクの姿が…。
ジュングクはヘソンの家に行ってみて、ヘソンがすでにどこかに姿を隠しているのを知ったのね。
スハはドヨンが父親と話しているところを見かけます。
ドヨンの父の心の声を聞き、まさか、と独り言を言うスハ。

その後ヘソンを迎えに事務所へ行ったスハ。
ダルジュンの娘のことで悩んでいるヘソンが、スハの能力が戻ったらいいのに、と思い、また、戻ったらスハがつらい、と考える心の声を聞いています。
一方、ジュングクはグァヌの前へと現れます。
ジュングクに気付き、戦う準備をするグァヌですが、届いたメールの音に気をとられた隙に殴られてしまいます。

そして、話があって来た、と言うジュングク。

家に戻ったスハは決心をして、ダルジュンの娘を知っている、ドヨンだ、と打ち明けます。

ドヨン父の回想によると、26年前の事件の判決の後、ダルジュンの妻はドヨン父の前に現れ、この判決が間違ったとなるとドヨン父は困ったことになるのを知っている、と言い、自分の娘を養女にするように脅迫したのね。

スハがドヨンがダルジュンの娘だと分かった訳を訊くヘソン。
まさか?と言うヘソンに、能力も記憶も戻ったことを打ち明けるスハです。

14話
能力が戻った、と言うスハに、いつからなの>と訊くヘソン。
裁判が終わった日、と訊き、ずっと自分の心が分かっていたのだと気づくヘソンは部屋に閉じこもってしまいます。
財産目当ての叔父がスハに心を読まれていることを知った時に、怪物と言って逃げ出して行ったことを思い出し、部屋をノックすることもできないスハです。

グァヌの方は病院で刑事に事情を話しています。
彼は手を骨折し、頭も傷を負ったようですね。
ジュングクはグァヌに、今はどうであれ、自分に味方をしてくれた唯一の人だから話しておきたい、と言っていたようです。
行くところまで行くつもりだ、と言うジュングクに、どこまで行こうというんだ、とと訊くグァヌでしたが、自分は始まりを話しに来た、と言っていたジュングク。
でも、争いになってしまい、結局話は聞けなかった、と刑事に話すグァヌです。
朝になっても部屋から出てこなかいヘソンでしたが、グァヌから、ヘソンを裁判所まで送ってやってくれ、という電話をもらい、声をかけるスハです。
ヘソンの目を見ないから、と言い、でもジュングクが捕まるまでは危険だから傍にいさせて欲しいと言うスハ。
返事の返ってこないヘソンに、自分は先に部屋を出るから、ご飯を食べて出てくるようにと声をかけ、先に家を出るスハです。
間もなく出て来たヘソンは無言で歩き出しながら、他に話していないことある?とスハに聞きます。
父親のことを思い浮かべたものの、ない、と答えるスハ、目を合せないよう、スハは少し下がってヘソンに付いて行きます。
頑張って、ヘソンの顔を見ないようにしているのですが、バスの中で、バスが揺れた拍子にヘソンの膝に座り込んでしまうスハ。

でも、ヘソンは笑みを漏らしています。
裁判所の前までやって来て、帰って行こうとするスハは相変わらず、ヘソンの目を避けるようにしています。
ところが、そのスハの顔を手で押さえ、しっかりと視線を合わせるヘソン。

ヘソンはスハのことが好きだ、と話します。
弟として、友達として…そして男として、と言うヘソン。
そして、好きになったから、心の声を聞かれるのが怖いとヘソンは言います。
心の内がバレてしまうたびに恨みそうだし、それが自分自身を傷つけそうで、と言うヘソン。
そうでなくても、このまま進めない理由が多い関係だからけじめをつけないといけないと思うけれど、今は正直に、笑って過ごそう、と言うヘソンです。
それを聞き、嬉しそうに帰って行くスハですが、すぐに戻って来て、ヘソンを抱き上げ、ありがとうと言ってキスしています。

ヘソンは困った顔をしながら、何をしてるんだろう?これでよかったのかしら、と考えています。
シン弁護士はダルジュンに、再度面会です。
ヘソンが弁護に加わったことを話し、ダルジュンの望みを聞くシン弁護士です。
誰でもいいから、謝罪してほしいのだと言うダルジュンです。
ダルジュンが暴行を加えたのが妻だという事を今のところ証明できないことを話すシン弁護士。
そして、娘を探すことをダルジュンにも伝えます。
ヘソンの方はドヨンがダルジュンの娘だ、という事を胸に秘めたまま、悩んでいます。
ドヨンの立場からすると、育ての親が実の親に有罪判決を出した訳で、その上、ドヨンは自分が養女であるとは知りません。
その上、そのことが明らかになったとしても得ることは一つもありません。
事実を知った時のドヨンのことを考えためらっているヘソンです。
そこにやって来るスハ。
ヘソンはスハが昔使っていた携帯を警察から返されてきた、と手渡します。
ありがとう、と言ってヘソンの手をつなぎ歩き出すスハ。
ところが、そこにやって来た刑事に話しかけられると。慌てて手をほどくヘソン。
刑事たちは、グァヌが怪我した話をし、二人に護衛としてつくことになったと説明します。
それを聞き、グァヌのところにお見舞いに行くヘソンとスハ。
その時、グァヌの、この二人はスハのお父さんのことは知らないんだろうな、と言う心の声を聞いて驚いています。
ドヨンの方は自分をダルジュンの担当から外した上司のところに行き、自分を納得させるだけの理由が無いのなら復帰させろ、と詰め寄り、再び担当することになります。
ダルジュンの妻が入院している病院に行くのですが、その時、父親の姿を見、お父さん?と思うのですが、見間違いだろう、とそのままにしています。
でも、ドヨン父はその直前、ダルジュン妻の担当医に会い、彼女が意識を取り戻すのは難しいだろう、と言う話を聞いていたのね。

ほっとしたような表情を浮かべているドヨン父です。
スハはグァヌの事務所を今度は一人で訪れています。
ジュングクはどんな話をしたのかと訊くスハ。記憶が戻ったから、事実を話せ、と言います。
どこまで知っているんだろう?スハ父がジュングクの妻を殺したことまで?と言うグァヌの心の声を聞いたスハは、1年前、釣り堀でジュングクから全部聞いた、と話しながら、グァヌに口止めすべきだろうか、と考えています。
でも、グァヌの方から、ヘソンには話したのか?と訊き、まだ、と答えるスハに、それなら話すな、と言います。
ヘソンは知りたくないだろうし、知る必要もないんだ、と言うグァヌです。
そして、真剣な顔をして、事件の始まりはジュングクなんだ、と言い、罪悪感を持つな、と言うグァヌ。
でも、スハは、やめてくれ、鬱陶しいから、なんて言って出て行きます。
グァヌは新設にアドバイスしてやったのに、と不満そうですが、スハはスハで、また彼の前で自分が用地に感じられ、みじめな気持になっていたのね…。
ヘソンとシン弁護士は模擬裁判をやってみるのですが、客観的な事実が無いとうまく行きません。
やっぱり娘がいないと無理みたいだ、と言うヘソンに、もしかして見つけているんじゃないか、と言うシン弁護士。
否定するヘソンに、もし見つけていて迷っているのなら、真実を言うのが答え、と言うシン弁護士です。
ヘソンは家に帰っても、まだ悩んでいます。
ヘソンは、シン弁護士は真実を話すのがいいと言うのだけれど、スハもそう思うか?と訊きます。
スハは先ほどのグァヌとの会話を思い出し、いや、話すな、と答えます。
それを聞き、スハらしくない、と言うヘソン…。
翌日、食堂でドヨンを見かけるヘソン。
ドヨンの方を気にするヘソンに、ドヨンの方が気付き、やって来ます。
ドヨンが再びダルジュンの担当になったとを聞き、驚くヘソン。
思わずやめろ、と言うヘソンに、みんな自分に止めろと言う、と言ってどうして?と訊いてきます。
あなたと顔を合わすと疲れる、とごまかすヘソン。
さて、新しく選ばれた国選弁護人は精力的に忙しく仕事をしていて、ようやくヘソンとも顔を合せることができたのですが、供託金やタクシー代の費用請求をして、その費用が給料に含まれている、と知ると、やっていられない、と辞めてしまいます。
そこで、グァヌが再び国選専任弁護士として帰って来ることになります。
やって来たグァヌに、大手の法律事務所からも引く手あまた、なんて言っていたのに、結局国選しかなかったのね、などと言っていたヘソンでしたが、その後、偶然グァヌに条件の良いスカウトの話が来ていたことを知ります。
グァヌに、好条件のスカウトの話を断ったんだって?と言って、もしかして、私のためだったら…と言いかけるのですが、それを遮り、ヘソンのことは好きだけれど、そんなことで決定しない、と言うグァヌ。条件よりも夢だ、と言うグァヌです。
自分は最初に1%でもそちらの方が正しいと思った方を選ぶ、とグァヌは言います。
後悔しない?と訊くヘソンに、だからこそ、1%が重要なんだと言うグァヌ。
後悔するにしても、1%分少ないから、と説明するグァヌです。
それを聞き、ありがとう、と言うヘソン。何が?と訊くグァヌに全部、などと答えるヘソンです。
ヘソンは高校生の時、法廷に入ったことを思い出したのね。
自分は後悔したけれど、ヘソンも後悔していたことを聞き、もし自分があの時、反対の決定をしていたら今以上に後悔していたのではないか、と考えたのね。
事務所に戻るとシン弁護士とハイタッチをし、どうして分かったのかは訊かないで信じてくれ、と言い自分がダルジュンの娘を見つけ出したことを伝えます。
そして、スハと手をつないで帰るヘソン。
刑事の護衛に気付き、そっと手を放すスハなのですが、ヘソンの方から再び手をつなぎ、1%が重要、と言うヘソン。

すると、ヘソンの肩に手をまわし、歩き始めるスハです。

ヘソンが先ず向かったのはヘソン父のところです。
ひと払いをすると、ダルジュンの26年前のことを、判決は仕方がないが、真実を知っても知らない振りしたのは赦せない、と言うヘソン。

恥ずべきところはない、と言うドヨン父に、高校時代に彼から言われたように、罪を認め、反省し、謝るのを待っている、とヘソンは言います。
ダルジュンに謝りに行かないのなら、最後までやる、と言うヘソンに、謝ることはない、と言うドヨン父です。
ヘソンは、ドヨン父が謝るとは思っていなかったけれど、礼儀として来たんだ、と言い、万一危害を加えるなんて考えているとしても、自分にはボディーガードが24時間ついているから、と言って去るヘソンです。

続いてドヨンの事務室へと出かけるヘソン。
どうして私のところに来たのかと尋ねるドヨンに、あなたが必要だから、と答えるヘソン。
ドヨンがダルジュンの娘、ファン・カヨンだと言い、ごめん、と言うヘソンです。

一方、ヘソンと別れたスハは街行く人の心の嘘を聞きながら、ストラップにつけられたペンダントを開けています。

この写真の女性はスハの母親なのでしょうか…。
ラブライン、本格的に動き出しましたよね。
ヘソンは正直な人だとは思っていたんですが、ここまで自分に正直に行動するとは思っていませんでした。

きゃーって叫びたくなるぐらい、嬉しい誤算でしたが、この後、何か起こらないかしら?と不安な気持ちにもなります…。
そして。
記憶喪失に続き、出ました!って感じの、出生の秘密ですが、このドラマ、狙っていますよね、
あえて定番を持ってきて、それを違った形で利用しているって感じ。
それにしても、ヘソンとドヨンの関係、一見反目し合っているようで、心の底では認めており、また心配している。この関係もいいですね。
さて、次に明らかになるnはスハ父の問題でしょうか。
スハ父がジュングクの妻を殺した、とジュングクは言っているのですが、事実はこの通りなのでしょうか?
ジュングクがそう思っているのは間違いないのですが、ジュングクが勘違いや曲解している可能性もあると思うんですね。
そこまではスハの能力でも知ることができませんから…。
スハの父の死はわかっていますが、スハの母はどうなっているんでしょうね。
今週スハの見ていた携帯ストラップの中の写真は母親のようですが、今まで母親の話って出て来ていませんでしたよね。
彼女はいったいどうなっているのか?
彼女が父とジュングクの事件に大いに関係がありそうな予感です。
Entry ⇒ 2013.07.20 | Category ⇒ 君の声が聞こえる | Comments (6) | Trackbacks (0)
「君の声が聞こえる」15話・16話あらすじ
今週はドヨンに泣かされました。
実は、この女優さん、「バーディーバディ」を見て、演技に不安を感じていた女優さんだったのですが、うまくキャラクターをこなしていると思います。
今週はまた、パロディー動画が話題になっていました。
映画の予告編に仕立てられているのですが、「結婚の女神」の映像を入れて、エロチックバージョンに…。
http://tvjobs.sbs.co.kr/sw13/view.jsp?uniq_no=10000000598
それでは、あらすじです。
実は、この女優さん、「バーディーバディ」を見て、演技に不安を感じていた女優さんだったのですが、うまくキャラクターをこなしていると思います。
今週はまた、パロディー動画が話題になっていました。
映画の予告編に仕立てられているのですが、「結婚の女神」の映像を入れて、エロチックバージョンに…。
http://tvjobs.sbs.co.kr/sw13/view.jsp?uniq_no=10000000598
それでは、あらすじです。

15話
ヘソンが、ダルジュンの娘はドヨンだ、と言うのを聞いたドヨンですが、話にならない、と信じようとしません。
頬をひっぱたかれたらしく、家でスハに氷嚢を当ててもらっているヘソン…。

そんなスハをお母さんみたいだと言うヘソン。
そう言えばスハの母親のことを訊いたことが無かった、と思い、聞くヘソンなのですが、その話題を避けるスハです。
ドヨンの方はしばらく悩んだ後、父のところに行きます。
ヘソンが、遺伝子検査を受けろと言って、自分をダルジュンの娘だと言ったんだ、と言うドヨンに、ドヨン父は何て答えたんだ?と訊きます。

それで検査を受けると言ったのか?と訊く父に、怒ってくれるかと思ったのに、と言うドヨン。
父親だったらあり得ない、ヘソンを連れて来い、と言って怒ってくれると思ったと言うドヨンです。
翌朝、郵便受けに入っていたものを確認していたスハは一通の手紙に目を留めます。
中味は昔の新聞記事のコピーです。

その記事を書いた記者はパク・ジュハク。パク姓なので、スハのお父さんでしょうか。
ヘソンに気付かれないように鞄にしまうスハです。
同じ手紙は事務所のヘソンとグァヌ宛にも届いています。
ヘソンは開封するのですが、訳が分からないようで、ほんとに自分あてなの?などと言っています。
でも、グァヌは気付いた様子で、ヘソンに気付かれないように彼女の手紙も回収しています。
グァヌはすぐさま、尾行の刑事に、ジュングクから送られてきたようだ、と封筒だけ渡し、防犯カメラの映像チェックをお願いしています。
ドヨンはヘソンの事務所に訪ねてきます。
自分がダルジュンの娘だと、誰に聞いたのか訊くドヨンですが、今はまだ話せないと答えるヘソン。
ドヨンは、万一それが本当だとしても自分の父は間違ったことはしていない、と言います。
そして、自分にとって父は、今までもこれからもただ一人だと言うドヨン。
ヘソンはドヨン父の裁判でのことは分かるが、そのあとの行動が赦せない、と言って、ダルジュン妻がドヨン父を訪れた話をします。
ドヨン父がダルジュン妻の提案を受け入れたことを話すヘソンにまた、手を振り上げるドヨン。
別室にいたスハが止めに入ります。
でも、ドヨンの(お父さん、事実じゃないと言って!)と言う心の声を聞き、スハは自分の父がジュングク妻を殺したと聞かされた直後のことを思い出し、掴んでいたドヨンの手を放します。
そして、走り去るドヨンを、追いかけようとするヘソンを止めるスハ…。
急がないようにと言うスハに、時間が無いと言うヘソン。
でも、やはり急がないように言うスハが理解できないと言うヘソンに、人を受け入れることが先だ、と言うスハです。
ヘソンとスハは家に戻っても、まだ言い争っています。
ヘソンは自分の考えを聞かれるのが嫌で、顔を見ないで話そう、と自分の部屋の入ってしまいます。
ドアの外のスハに、ドヨンが正しいと思うの?ドヨンの味方なの?とヘソンは訊きます。
ドヨンの父の過ちだ、ドヨンはそれが認められないでいるんだ、と言うスハに、父親の過ちを認めずに同調したら父と同じ人間になるのだ、と言うヘソン。
それを聞き、自分の父のことを思い出したのか、悲しそうな顔をして自分の部屋に閉じこもってしまうスハです。
翌朝、郵便受けにはまたもや記事のコピーが送られてくるのですが、ヘソンが下りて来る前に、破って鞄に入れるスハ。
ヘソンはサンバイザーを仮面のようにかぶっています。

そのままの姿で裁判所まで行くヘソン。
裁判所にはグァヌが来ています。
グァヌはスハに話があって来ていたのね。
グァヌはスハと二人になるとジュングクの写っている写真を見せます。
刑事に頼んでいた防犯カメラの映像写真です。

記事は自分の父の書いたものだ、と言うスハ。
ヘソンも見たのかを聞くスハ。
何か分からなかったようだ、と答えるグァヌにスハは不機嫌になります。
どうして自分を助けるのか?と訊き、自分じゃ相手にならないと余裕をかましているのかと言うスハ。
グァヌはスハに、しっかりしろ!と言い、ヘソンがスハを選んだ理由を自分に見せろ、と言います。

スハはその後、ヘソンの家の方にも行き、その郵便受けにもジュングクの手紙が届いているのを見つけ、持ち去っています。
一方、ドヨンはヘソンに検査を受ける、と言っています。
ドヨンはダルジュンと取引した時に、少しでも早く刑務所を出て娘さんを探したいでしょう?などと言ったことも思い出しています。
検査を受ける、と言ったドヨンですが、ただし、条件がある、と言っています。

シン弁護士はダルジュンに面会に行き、娘さんが遺伝子検査を受けてくれることになった、と報告します。
娘に会えるかと楽しみに思うダルジュンに、娘さんには今の生活があるから、と彼女が仮名で検査を受けることを話すシン弁護士。
落胆するダルジュンですが、娘にありがとうと伝えてくれ、と言っています。
グァヌとスハはそれぞれ、ネットで記事のことを調べています。
そして、遺伝子検査の結果が出ます。
結果を聞き、涙を流すドヨン。

ヘソンはまた、回転ドアのところで悩んでいたのですが、そこをドヨン父が通りがかります。
ヘソンを無視して通り過ぎようとするドヨン父を呼び止めるヘソン。
自分は間違っていなかった、と繰り返すドヨン父に、検査結果が出たことを報告すべきだと思って、とヘソンは言います。
そして、ドヨンがつけた条件のことを話します、
ドヨンは父の話を出さないでくれ、と言う条件を付けていたのね。
父のために検査を受けると言っていたドヨンです。
スハの方はヘソンの帰りを待っていたのですが、相変わらず、サンバイザーで顔を隠しているヘソン。
スハは、今まで聞いてきた酷い心の声のことを話し、何を聞いても大丈夫だから、とサンバイザーを外すのですが、ヘソンの心の声はスハにときめいているってこと…。
だからいやだって言ったのに、スハだけが心の声を聞けるなんて…と言うヘソンに、ヘソンが何を思っていても失望しないから、自分の心を知っても失望しないで、と言うスハです。

グァヌの方は記事の舞台になっていた病院を訪ね、心臓移植を担当した医師の話を聞こうとします。
でも、すでに交通事故で亡くなっている、と聞き、亡くなったのは12年ぐらい前じゃないか?と尋ねてみると、まさしくその通りです。
そこにスハもやって来ます。
もしかして記事を検索してやって来たのか?と訊くグァヌに、肯くスハ。
二人とも、スハ父がジュングク妻を殺した、という事の具体的な内容は知らないようで、スハは父の記事のせいじゃないかと推測している、と言っています。
グァヌは、自分の子を誰も守ってくれなくて始めた、と言っていたことを話します。
先ほど聞いた医師の死もジュングクのせいではないかと話し合う二人。
スハは、ジュングクの計画が分かればあの人を守れる、と言って帰って行きます。
グァヌは自分の言ったことをスハがよく理解してるじゃないか、と独り言を言っています。
そして、裁判の朝です。
スハも行こうとするのですが、いつまでもスハに頼ってばかりはいられない、と来なくていいと言うヘソンの言葉に傷つくスハ。
裁判が始まり、ドヨンはダルジュンが父と知っても態度を変えず、ダルジュンは別人を妻と錯覚して刺した、と殺人未遂での起訴を主張します。
それに対しダルジュンは、自分が手をかけたのは認めるが、無罪を主張する、と言います。
シン弁護士は、26年間の判決が間違っていた、と言い、26年前に死んだとされるダルジュン妻と今度の事件の被害者が同一人物であると主張。
同一事件で2度裁かれることはない、と主張します。
今回も国民参与裁判で、検察側、弁護側のそれぞれの主張に陪審員たちの心は揺れているようです。
ドヨンと一緒に担当している検事は、弁護側の提出した遺伝子検査の結果について、娘の名前が仮名であることを問題視します。
でも、娘さんには現在の生活があるから名乗れないだけで、確実であると陪審員に向け熱弁をふるうヘソン。
すると今度は26年前の事件とは被害者が一緒なだけで同じ事件だとは言えないと主張する検察。
しかし、シン弁護士はダルジュン妻は26年前に法的に死んだことになっており、いわば幽霊のような存在だ、と主張。
それに対し、それは26年前の事件が間違っていたのであり、26年もの間刑務所に収監されていたことは遺憾に思うけれど、その事件はその事件として正されるべきで、今回の事件は別に裁かれるべきだと主張します。
ヘソンの方は、ダルジュンの場合、彼の命はもう、いくらも残っていなくて、彼にとっては他の人の1日が1年にも10年にもなるのだ、と言います。
その彼が再審を求めているうちに彼の命は尽きてしまい、結局は無念なままに終わってしまう、と主張するヘソンです。
裁判は検察側、弁護側の最後の尋問となります。
そこで、その前に自分からひと言言いたい、と言うダルジュン。
認められて発言するダルジュンは、自分のために遺伝子検査を受けてくれた娘に感謝の言葉を伝えたい、と発言します。
そして、最終尋問です。
ドヨンはダルジュンに、被害者を殺そうとして害したのか?を訊き、それを否定するダルジュン。
その後、ドヨンはいくつかの質問を続けて行う予定だったのですが、黙り込み、そして、そのまま尋問を終えてしまいます。
法廷にはヘソンが来なくてもいい、と言ったスハですが、やはり来ています。
来たら来たで、やはり頼ってしまうヘソン。陪審員たちの内、何人が無罪に傾いているかを目で訊き、それに指で答えるスハです。
ヘソンはダルジュンに、初めは被害者を傷つけようと思っていなかったダルジュンが切りつけるに至った経緯を話させると、凶器となったガラス片を問題にします。
凶器としては小さなもので、他にもっと大きなものもあったのに、それを使ったことを指摘するヘソン。
ダルジュンに殺意がなかったことを主張するヘソンです。
法廷はしばらく休廷の時間。
スハはドヨンの"お父さん、本当にごめんなさい"という心の声を聞きます。
でも、そんなことは知らないヘソンはいつものようなドヨンに見え、呆れています。
それを聞いたスハ、そんなことはない、と打ち消し、その上、ダルジュンもドヨンのことを娘だと分かっているみたいだ、と教えています。
ドヨンはダルジュンの面会に行っていたのね。
ドヨンは、自分の父はぜったいに謝らないだろう、と言い、かわりに自分が謝る、と心からの謝罪をしに言ったようです。
でも、去ろうとするドヨンを見て、何かを思いついた様子のダルジュン。
ドヨンに年齢を訊き、もしかしてカヨンか?と娘の名前を呼ぶのですが、否定するドヨン。
でも、自分はソ・ドヨンだと言う彼女は涙を流していました…。

父親に殺人未遂の求刑をしたドヨンはトイレに行くと泣き崩れています。
ヘソンもそのあとに入って来るのですが、ドヨンはつらそうに、お父さんを助けて、とヘソンに泣きつきます。

16話
再開した法廷では最終弁論です。
シン弁護士が経つ予定だったのですが、急遽ヘソンに任せるシン弁護士。
ダルジュンは無罪判決を得られなければ、再び刑務所に収監され、そのまま亡くなってしまう公算が強く、ぜひとも無罪を勝ち取らなければなりません。
ドヨンの方はヘソンがダルジュンのために最善を尽くすと言ってくれたことに感謝しながらも、自分は検事として最後までやり通すことにしています。
ヘソンはグァヌが聞いていたオペラ「泥棒カササギ」の話を持ち出します。
劇中の少女は銀食器を盗んだ罪に問われるのですが、その食器はカササギが持ち去って行ったのね。
少女もカササギも犯人ではなく、彼女を罪に追いやった裁判所の人々が加害者だったという話をするヘソン。
ヘソンは、陪審員に情で訴えかけ、冒していない罪で刑務所で送った26年は取り戻せないうえ、ここで刑務所に収監されたら、そのまま刑務所で人生を終わることになる、と主張します。
対する検察は、法で解決すべきだと主張するのですが、被告にとって法はなんであったのか?と問うヘソン。
被告を26年前に裁いたような法を被告が信じられるだろうか?と言い、被告に方が何であるかを見せてください、と訴えかけるヘソンです。

一方、病院では被害者が意識を取り戻しています。
そして、陪審員の採決。

ところが、全員無罪と認定したため、頭を抱える判事です。
法的にはどう考えても無罪とは言えない事例に、判事は検事側弁護側の双方を呼び合議をします。

そこで、被害者の意識も戻ったことだし、と告訴の中止を提案するドヨン。
検事は単独制官庁だ、と言い懲戒を受ける事も覚悟している、というドヨンの説得に、告訴棄却決定ということになり釈放されるダルジュンです。
ダルジュンも、シン弁護士も、そしてドヨンも涙です。
裁判が終わってもなかなか帰らず残っているヘソン。

そこでドヨンは突然ヘソンに、ごめんと言います。
ありがとうじゃないの?と言うヘソンに、12年前にヘソンが犯人だと言ったことを謝るんだと言うドヨン。
たぶん、自分も父と同じように間違っていたのに認めたくなかったんだとドヨンは言います。
でも、そうすることがどれほどに恐ろしい事か、今日分かったんだと言うドヨンです。

一方、ダルジュンに、ドヨン父が憎くはないのか?と訊くシン弁護士に、残りの人生を恨んで死にたくないから赦すと言うダルジュンです。
それを横で聞いていて、自分の母の最期の言葉を思い出すヘソン。
涙を流すヘソンの肩に、そっと手を回すスハです。
ドヨンは家に戻るなり、母親の背中に抱きつき、何があっても私はお母さんの娘でしょ?と言っています。
そして、驚かずに聞いて、と言って話を始めます。

翌朝、ドヨン父に朝食を出すと、ドヨンと二人で実家に帰る、と言うドヨン母。
ドヨンからダルジュンの事件のことを聞いた、そんな残酷な人だとは思わなかった、とドヨン母は言います。
しばらく、いいえ、長くなりそうだけれどあなたの顔は恐ろしくって見られない、と言って去って行くドヨン母。
残されたドヨン父はそれでも、自分は間違ってなどいない、と呟いています…。
ドヨンは病院に移ったダルジュンのもとに、荷物を届けに行っています。
荷物の中にクレパスが無いことに気付くダルジュンに、ドヨンは自分のカバンからクレパスを取り出し、自分にくれるつもりだったんでしょう?と言い、ダルジュンの顔をスケッチし始めます。

ぶっきらぼうな態度をとりながらも、ダルジュンのことをお父さんと呼び、これからは暇を見つけて来ると話すドヨンです。
シン弁護士は一人屋台で飲んでいたのですが、そこにグァヌがやって来ます。
シン弁護士はダルジュンが罪に問われなかったことはうれしいけれど、自分の力不足で26年もの刑務所暮らしをさせてしまった、と心が痛いのね。
そんなシン弁護士に7年前の話をするグァヌ。

グァヌはその頃、熱血刑事で、容疑者を絶対犯人だと思い込み、強引に自白を引き出したものの、シン弁護士により、容疑者は釈放、グァヌはシン弁護士の車に汚物をぶちまける、という事をしでかしていたのね。
ところがその後、真犯人が現れたことで自分が容疑者とした男と自分自身をシン弁護士が掬ったのだと悟ったグァヌ。
それが自分の始まりだった、とシン弁護士に憧れて国選専任弁護士を志望したわけを話しています。
スハは白いドレスのヘソンの夢を見ています。

夢の中で、これは夢だ、と分かっているスハなのですが、冷めたくないスハ。
ところが、その中でヘソンが血を流し、スハの腕の中で動かなくなってしまします。

目覚めるなりヘソンの無事を確認してほっとするスハなのですが、悪い予感は去らない様子です。
ジュングクの方は新たな犯罪の準備を始めているようで、ロープやガムテープを用意しています。


グァヌは事務所の郵便受けから、また、ジュングクからの手紙を抜き取っています。
今度の記事はハンマーを持った30代の男が病院で暴れ20分間病院の業務がマヒした、という記事と老人と孫が餓死したという記事。

どちらも、スハ父の書いた記事ではなく、ジュングクのことだろうか?と思うグァヌです。
一方、スハはヘソンにプレゼントしよう、とネックレスなど買っていたのですが、ひったくりにあってしまいます。
護衛している刑事がすぐにその行方を連絡、鞄はすぐに戻って来て、ネックレスもそのまま残っていたのですが、スハの携帯がありません。
ヘソンの方は事務所で探し物をしていて、グァヌが抜き取っていたジュングクからの手紙の束を見つけてしまいます。

グァヌに、これは何と訊くヘソンなのですが、嘘はつきたくないから聞かないでくれ、と言うグァヌ。
でも、納得しないヘソンに、スハの父親のことなどを話すグァヌです。
スハの方はヘソンが裁判所に行った、と聞き、そちらに向かうのですが、その法廷では判事が後片付けをしています。
もう終わったのかと訊くスハに、弁護士が連絡なしに来なかったので日程を遅らせた、と答える判事。
そこにグァヌがやって来たので、彼の携帯を借り、ヘソンに電話を掛けてみるのですが、やはり出ません。
もしかして、記事のせい?と訊くスハに、ヘソンに見つかり、仕方なく記事のことを話してしまったと言うグァヌです。
ヘソンがすべて知ったのか?と訊くスハに、ほとんど、と答えるグァヌ。
スハはそのせいでヘソンがいなくなった、と思い探し始めます。
ところが、護衛している刑事は裁判所に入ったヘソンは見たけれど、出て行くヘソンは見ていない、と言っています。
ヘソンを探し回るスハですが、ヘソンは見つかりません。
これでヘソンと終りになったら生きていけない、と思いながら公衆電話からヘソンに電話をかけるスハ。
ところが、スハの問いかけに答えたのはジュングクです。
ジュングクからの電話を待っていた、と言う声を聞き叫び出すスハ。
ヘソンはジュングクに拉致されているようです。

拉致は「シラノ」で見たところなので、一瞬、また~?と思ってしまったのですが、このドラマのこと、予想のできない展開になることを期待しています♪
それにしても、あと2話、今のところ、緊張感は途切れていないと思うのですが、ラストはどうなるんでしょうね。
スハのモノローグには不安を感じるのですが、このドラマは先のことを予想できるようなモノローグは入れませんからね!
次回が待ちきれないです!
ヘソンが、ダルジュンの娘はドヨンだ、と言うのを聞いたドヨンですが、話にならない、と信じようとしません。
頬をひっぱたかれたらしく、家でスハに氷嚢を当ててもらっているヘソン…。

そんなスハをお母さんみたいだと言うヘソン。
そう言えばスハの母親のことを訊いたことが無かった、と思い、聞くヘソンなのですが、その話題を避けるスハです。
ドヨンの方はしばらく悩んだ後、父のところに行きます。
ヘソンが、遺伝子検査を受けろと言って、自分をダルジュンの娘だと言ったんだ、と言うドヨンに、ドヨン父は何て答えたんだ?と訊きます。

それで検査を受けると言ったのか?と訊く父に、怒ってくれるかと思ったのに、と言うドヨン。
父親だったらあり得ない、ヘソンを連れて来い、と言って怒ってくれると思ったと言うドヨンです。
翌朝、郵便受けに入っていたものを確認していたスハは一通の手紙に目を留めます。
中味は昔の新聞記事のコピーです。

その記事を書いた記者はパク・ジュハク。パク姓なので、スハのお父さんでしょうか。
ヘソンに気付かれないように鞄にしまうスハです。
同じ手紙は事務所のヘソンとグァヌ宛にも届いています。
ヘソンは開封するのですが、訳が分からないようで、ほんとに自分あてなの?などと言っています。
でも、グァヌは気付いた様子で、ヘソンに気付かれないように彼女の手紙も回収しています。
グァヌはすぐさま、尾行の刑事に、ジュングクから送られてきたようだ、と封筒だけ渡し、防犯カメラの映像チェックをお願いしています。
ドヨンはヘソンの事務所に訪ねてきます。
自分がダルジュンの娘だと、誰に聞いたのか訊くドヨンですが、今はまだ話せないと答えるヘソン。
ドヨンは、万一それが本当だとしても自分の父は間違ったことはしていない、と言います。
そして、自分にとって父は、今までもこれからもただ一人だと言うドヨン。
ヘソンはドヨン父の裁判でのことは分かるが、そのあとの行動が赦せない、と言って、ダルジュン妻がドヨン父を訪れた話をします。
ドヨン父がダルジュン妻の提案を受け入れたことを話すヘソンにまた、手を振り上げるドヨン。
別室にいたスハが止めに入ります。
でも、ドヨンの(お父さん、事実じゃないと言って!)と言う心の声を聞き、スハは自分の父がジュングク妻を殺したと聞かされた直後のことを思い出し、掴んでいたドヨンの手を放します。
そして、走り去るドヨンを、追いかけようとするヘソンを止めるスハ…。
急がないようにと言うスハに、時間が無いと言うヘソン。
でも、やはり急がないように言うスハが理解できないと言うヘソンに、人を受け入れることが先だ、と言うスハです。
ヘソンとスハは家に戻っても、まだ言い争っています。
ヘソンは自分の考えを聞かれるのが嫌で、顔を見ないで話そう、と自分の部屋の入ってしまいます。
ドアの外のスハに、ドヨンが正しいと思うの?ドヨンの味方なの?とヘソンは訊きます。
ドヨンの父の過ちだ、ドヨンはそれが認められないでいるんだ、と言うスハに、父親の過ちを認めずに同調したら父と同じ人間になるのだ、と言うヘソン。
それを聞き、自分の父のことを思い出したのか、悲しそうな顔をして自分の部屋に閉じこもってしまうスハです。
翌朝、郵便受けにはまたもや記事のコピーが送られてくるのですが、ヘソンが下りて来る前に、破って鞄に入れるスハ。
ヘソンはサンバイザーを仮面のようにかぶっています。

そのままの姿で裁判所まで行くヘソン。
裁判所にはグァヌが来ています。
グァヌはスハに話があって来ていたのね。
グァヌはスハと二人になるとジュングクの写っている写真を見せます。
刑事に頼んでいた防犯カメラの映像写真です。

記事は自分の父の書いたものだ、と言うスハ。
ヘソンも見たのかを聞くスハ。
何か分からなかったようだ、と答えるグァヌにスハは不機嫌になります。
どうして自分を助けるのか?と訊き、自分じゃ相手にならないと余裕をかましているのかと言うスハ。
グァヌはスハに、しっかりしろ!と言い、ヘソンがスハを選んだ理由を自分に見せろ、と言います。

スハはその後、ヘソンの家の方にも行き、その郵便受けにもジュングクの手紙が届いているのを見つけ、持ち去っています。
一方、ドヨンはヘソンに検査を受ける、と言っています。
ドヨンはダルジュンと取引した時に、少しでも早く刑務所を出て娘さんを探したいでしょう?などと言ったことも思い出しています。
検査を受ける、と言ったドヨンですが、ただし、条件がある、と言っています。

シン弁護士はダルジュンに面会に行き、娘さんが遺伝子検査を受けてくれることになった、と報告します。
娘に会えるかと楽しみに思うダルジュンに、娘さんには今の生活があるから、と彼女が仮名で検査を受けることを話すシン弁護士。
落胆するダルジュンですが、娘にありがとうと伝えてくれ、と言っています。
グァヌとスハはそれぞれ、ネットで記事のことを調べています。
そして、遺伝子検査の結果が出ます。
結果を聞き、涙を流すドヨン。

ヘソンはまた、回転ドアのところで悩んでいたのですが、そこをドヨン父が通りがかります。
ヘソンを無視して通り過ぎようとするドヨン父を呼び止めるヘソン。
自分は間違っていなかった、と繰り返すドヨン父に、検査結果が出たことを報告すべきだと思って、とヘソンは言います。
そして、ドヨンがつけた条件のことを話します、
ドヨンは父の話を出さないでくれ、と言う条件を付けていたのね。
父のために検査を受けると言っていたドヨンです。
スハの方はヘソンの帰りを待っていたのですが、相変わらず、サンバイザーで顔を隠しているヘソン。
スハは、今まで聞いてきた酷い心の声のことを話し、何を聞いても大丈夫だから、とサンバイザーを外すのですが、ヘソンの心の声はスハにときめいているってこと…。
だからいやだって言ったのに、スハだけが心の声を聞けるなんて…と言うヘソンに、ヘソンが何を思っていても失望しないから、自分の心を知っても失望しないで、と言うスハです。

グァヌの方は記事の舞台になっていた病院を訪ね、心臓移植を担当した医師の話を聞こうとします。
でも、すでに交通事故で亡くなっている、と聞き、亡くなったのは12年ぐらい前じゃないか?と尋ねてみると、まさしくその通りです。
そこにスハもやって来ます。
もしかして記事を検索してやって来たのか?と訊くグァヌに、肯くスハ。
二人とも、スハ父がジュングク妻を殺した、という事の具体的な内容は知らないようで、スハは父の記事のせいじゃないかと推測している、と言っています。
グァヌは、自分の子を誰も守ってくれなくて始めた、と言っていたことを話します。
先ほど聞いた医師の死もジュングクのせいではないかと話し合う二人。
スハは、ジュングクの計画が分かればあの人を守れる、と言って帰って行きます。
グァヌは自分の言ったことをスハがよく理解してるじゃないか、と独り言を言っています。
そして、裁判の朝です。
スハも行こうとするのですが、いつまでもスハに頼ってばかりはいられない、と来なくていいと言うヘソンの言葉に傷つくスハ。
裁判が始まり、ドヨンはダルジュンが父と知っても態度を変えず、ダルジュンは別人を妻と錯覚して刺した、と殺人未遂での起訴を主張します。
それに対しダルジュンは、自分が手をかけたのは認めるが、無罪を主張する、と言います。
シン弁護士は、26年間の判決が間違っていた、と言い、26年前に死んだとされるダルジュン妻と今度の事件の被害者が同一人物であると主張。
同一事件で2度裁かれることはない、と主張します。
今回も国民参与裁判で、検察側、弁護側のそれぞれの主張に陪審員たちの心は揺れているようです。
ドヨンと一緒に担当している検事は、弁護側の提出した遺伝子検査の結果について、娘の名前が仮名であることを問題視します。
でも、娘さんには現在の生活があるから名乗れないだけで、確実であると陪審員に向け熱弁をふるうヘソン。
すると今度は26年前の事件とは被害者が一緒なだけで同じ事件だとは言えないと主張する検察。
しかし、シン弁護士はダルジュン妻は26年前に法的に死んだことになっており、いわば幽霊のような存在だ、と主張。
それに対し、それは26年前の事件が間違っていたのであり、26年もの間刑務所に収監されていたことは遺憾に思うけれど、その事件はその事件として正されるべきで、今回の事件は別に裁かれるべきだと主張します。
ヘソンの方は、ダルジュンの場合、彼の命はもう、いくらも残っていなくて、彼にとっては他の人の1日が1年にも10年にもなるのだ、と言います。
その彼が再審を求めているうちに彼の命は尽きてしまい、結局は無念なままに終わってしまう、と主張するヘソンです。
裁判は検察側、弁護側の最後の尋問となります。
そこで、その前に自分からひと言言いたい、と言うダルジュン。
認められて発言するダルジュンは、自分のために遺伝子検査を受けてくれた娘に感謝の言葉を伝えたい、と発言します。
そして、最終尋問です。
ドヨンはダルジュンに、被害者を殺そうとして害したのか?を訊き、それを否定するダルジュン。
その後、ドヨンはいくつかの質問を続けて行う予定だったのですが、黙り込み、そして、そのまま尋問を終えてしまいます。
法廷にはヘソンが来なくてもいい、と言ったスハですが、やはり来ています。
来たら来たで、やはり頼ってしまうヘソン。陪審員たちの内、何人が無罪に傾いているかを目で訊き、それに指で答えるスハです。
ヘソンはダルジュンに、初めは被害者を傷つけようと思っていなかったダルジュンが切りつけるに至った経緯を話させると、凶器となったガラス片を問題にします。
凶器としては小さなもので、他にもっと大きなものもあったのに、それを使ったことを指摘するヘソン。
ダルジュンに殺意がなかったことを主張するヘソンです。
法廷はしばらく休廷の時間。
スハはドヨンの"お父さん、本当にごめんなさい"という心の声を聞きます。
でも、そんなことは知らないヘソンはいつものようなドヨンに見え、呆れています。
それを聞いたスハ、そんなことはない、と打ち消し、その上、ダルジュンもドヨンのことを娘だと分かっているみたいだ、と教えています。
ドヨンはダルジュンの面会に行っていたのね。
ドヨンは、自分の父はぜったいに謝らないだろう、と言い、かわりに自分が謝る、と心からの謝罪をしに言ったようです。
でも、去ろうとするドヨンを見て、何かを思いついた様子のダルジュン。
ドヨンに年齢を訊き、もしかしてカヨンか?と娘の名前を呼ぶのですが、否定するドヨン。
でも、自分はソ・ドヨンだと言う彼女は涙を流していました…。

父親に殺人未遂の求刑をしたドヨンはトイレに行くと泣き崩れています。
ヘソンもそのあとに入って来るのですが、ドヨンはつらそうに、お父さんを助けて、とヘソンに泣きつきます。

16話
再開した法廷では最終弁論です。
シン弁護士が経つ予定だったのですが、急遽ヘソンに任せるシン弁護士。
ダルジュンは無罪判決を得られなければ、再び刑務所に収監され、そのまま亡くなってしまう公算が強く、ぜひとも無罪を勝ち取らなければなりません。
ドヨンの方はヘソンがダルジュンのために最善を尽くすと言ってくれたことに感謝しながらも、自分は検事として最後までやり通すことにしています。
ヘソンはグァヌが聞いていたオペラ「泥棒カササギ」の話を持ち出します。
劇中の少女は銀食器を盗んだ罪に問われるのですが、その食器はカササギが持ち去って行ったのね。
少女もカササギも犯人ではなく、彼女を罪に追いやった裁判所の人々が加害者だったという話をするヘソン。
ヘソンは、陪審員に情で訴えかけ、冒していない罪で刑務所で送った26年は取り戻せないうえ、ここで刑務所に収監されたら、そのまま刑務所で人生を終わることになる、と主張します。
対する検察は、法で解決すべきだと主張するのですが、被告にとって法はなんであったのか?と問うヘソン。
被告を26年前に裁いたような法を被告が信じられるだろうか?と言い、被告に方が何であるかを見せてください、と訴えかけるヘソンです。

一方、病院では被害者が意識を取り戻しています。
そして、陪審員の採決。

ところが、全員無罪と認定したため、頭を抱える判事です。
法的にはどう考えても無罪とは言えない事例に、判事は検事側弁護側の双方を呼び合議をします。

そこで、被害者の意識も戻ったことだし、と告訴の中止を提案するドヨン。
検事は単独制官庁だ、と言い懲戒を受ける事も覚悟している、というドヨンの説得に、告訴棄却決定ということになり釈放されるダルジュンです。
ダルジュンも、シン弁護士も、そしてドヨンも涙です。
裁判が終わってもなかなか帰らず残っているヘソン。

そこでドヨンは突然ヘソンに、ごめんと言います。
ありがとうじゃないの?と言うヘソンに、12年前にヘソンが犯人だと言ったことを謝るんだと言うドヨン。
たぶん、自分も父と同じように間違っていたのに認めたくなかったんだとドヨンは言います。
でも、そうすることがどれほどに恐ろしい事か、今日分かったんだと言うドヨンです。

一方、ダルジュンに、ドヨン父が憎くはないのか?と訊くシン弁護士に、残りの人生を恨んで死にたくないから赦すと言うダルジュンです。
それを横で聞いていて、自分の母の最期の言葉を思い出すヘソン。
涙を流すヘソンの肩に、そっと手を回すスハです。
ドヨンは家に戻るなり、母親の背中に抱きつき、何があっても私はお母さんの娘でしょ?と言っています。
そして、驚かずに聞いて、と言って話を始めます。

翌朝、ドヨン父に朝食を出すと、ドヨンと二人で実家に帰る、と言うドヨン母。
ドヨンからダルジュンの事件のことを聞いた、そんな残酷な人だとは思わなかった、とドヨン母は言います。
しばらく、いいえ、長くなりそうだけれどあなたの顔は恐ろしくって見られない、と言って去って行くドヨン母。
残されたドヨン父はそれでも、自分は間違ってなどいない、と呟いています…。
ドヨンは病院に移ったダルジュンのもとに、荷物を届けに行っています。
荷物の中にクレパスが無いことに気付くダルジュンに、ドヨンは自分のカバンからクレパスを取り出し、自分にくれるつもりだったんでしょう?と言い、ダルジュンの顔をスケッチし始めます。

ぶっきらぼうな態度をとりながらも、ダルジュンのことをお父さんと呼び、これからは暇を見つけて来ると話すドヨンです。
シン弁護士は一人屋台で飲んでいたのですが、そこにグァヌがやって来ます。
シン弁護士はダルジュンが罪に問われなかったことはうれしいけれど、自分の力不足で26年もの刑務所暮らしをさせてしまった、と心が痛いのね。
そんなシン弁護士に7年前の話をするグァヌ。

グァヌはその頃、熱血刑事で、容疑者を絶対犯人だと思い込み、強引に自白を引き出したものの、シン弁護士により、容疑者は釈放、グァヌはシン弁護士の車に汚物をぶちまける、という事をしでかしていたのね。
ところがその後、真犯人が現れたことで自分が容疑者とした男と自分自身をシン弁護士が掬ったのだと悟ったグァヌ。
それが自分の始まりだった、とシン弁護士に憧れて国選専任弁護士を志望したわけを話しています。
スハは白いドレスのヘソンの夢を見ています。

夢の中で、これは夢だ、と分かっているスハなのですが、冷めたくないスハ。
ところが、その中でヘソンが血を流し、スハの腕の中で動かなくなってしまします。

目覚めるなりヘソンの無事を確認してほっとするスハなのですが、悪い予感は去らない様子です。
ジュングクの方は新たな犯罪の準備を始めているようで、ロープやガムテープを用意しています。


グァヌは事務所の郵便受けから、また、ジュングクからの手紙を抜き取っています。
今度の記事はハンマーを持った30代の男が病院で暴れ20分間病院の業務がマヒした、という記事と老人と孫が餓死したという記事。

どちらも、スハ父の書いた記事ではなく、ジュングクのことだろうか?と思うグァヌです。
一方、スハはヘソンにプレゼントしよう、とネックレスなど買っていたのですが、ひったくりにあってしまいます。
護衛している刑事がすぐにその行方を連絡、鞄はすぐに戻って来て、ネックレスもそのまま残っていたのですが、スハの携帯がありません。
ヘソンの方は事務所で探し物をしていて、グァヌが抜き取っていたジュングクからの手紙の束を見つけてしまいます。

グァヌに、これは何と訊くヘソンなのですが、嘘はつきたくないから聞かないでくれ、と言うグァヌ。
でも、納得しないヘソンに、スハの父親のことなどを話すグァヌです。
スハの方はヘソンが裁判所に行った、と聞き、そちらに向かうのですが、その法廷では判事が後片付けをしています。
もう終わったのかと訊くスハに、弁護士が連絡なしに来なかったので日程を遅らせた、と答える判事。
そこにグァヌがやって来たので、彼の携帯を借り、ヘソンに電話を掛けてみるのですが、やはり出ません。
もしかして、記事のせい?と訊くスハに、ヘソンに見つかり、仕方なく記事のことを話してしまったと言うグァヌです。
ヘソンがすべて知ったのか?と訊くスハに、ほとんど、と答えるグァヌ。
スハはそのせいでヘソンがいなくなった、と思い探し始めます。
ところが、護衛している刑事は裁判所に入ったヘソンは見たけれど、出て行くヘソンは見ていない、と言っています。
ヘソンを探し回るスハですが、ヘソンは見つかりません。
これでヘソンと終りになったら生きていけない、と思いながら公衆電話からヘソンに電話をかけるスハ。
ところが、スハの問いかけに答えたのはジュングクです。
ジュングクからの電話を待っていた、と言う声を聞き叫び出すスハ。
ヘソンはジュングクに拉致されているようです。

拉致は「シラノ」で見たところなので、一瞬、また~?と思ってしまったのですが、このドラマのこと、予想のできない展開になることを期待しています♪
それにしても、あと2話、今のところ、緊張感は途切れていないと思うのですが、ラストはどうなるんでしょうね。
スハのモノローグには不安を感じるのですが、このドラマは先のことを予想できるようなモノローグは入れませんからね!
次回が待ちきれないです!
Entry ⇒ 2013.07.28 | Category ⇒ 君の声が聞こえる | Comments (4) | Trackbacks (0)
「君の声が聞こえる」17話・18話(最終回)あらすじ
2話の延長がどうなるか、と心配していたのですが、最後までブレず、ダレずに納得のエンディングでした。
ほんと、いいドラマだったと思います。
終ってしまって、彼らにもう会えないと思うと名残惜しいです…。
このドラマのデータと全体感想はなんじゃもんじゃの方にアップしています。
そちらもご覧いただければうれしいです。
また、このドラマに対する皆様の評価も聞かせていただきたく、アンケートも作っています。
ご覧になった方に参加いただければ幸いです。
→「君の声が聞こえる」は面白かった?

野球のテレビ観戦用のグッズのようですが、ヘソンのお手製でしょうか?
初めは呆れていたスハも、ちゃっかり着用…。
それでは、最後のあらすじです。
ほんと、いいドラマだったと思います。
終ってしまって、彼らにもう会えないと思うと名残惜しいです…。
このドラマのデータと全体感想はなんじゃもんじゃの方にアップしています。
そちらもご覧いただければうれしいです。
また、このドラマに対する皆様の評価も聞かせていただきたく、アンケートも作っています。
ご覧になった方に参加いただければ幸いです。
→「君の声が聞こえる」は面白かった?

野球のテレビ観戦用のグッズのようですが、ヘソンのお手製でしょうか?
初めは呆れていたスハも、ちゃっかり着用…。
それでは、最後のあらすじです。
17話
スハがヘソンの携帯に掛けた電話に出たジュングク、ヘソンを拉致した、といい、1時間以内に一人で、誰も連れずに来るようにと言います。
叫び出すスハ…。
話は3時間前に遡ります。
カバンをひったくられたスハでしたが、ひったくりはジュングクの指示だったのね。
ジュングクは鞄から携帯だけ抜き取り、鞄は再びひったくり犯の手に渡します。
スハの携帯についていたストラップの写真を見てそのストラップを投げ捨てるジュングクです。

ヘソンの方はグァヌを問い詰め、ジュングクから送られてきた手紙のことを聞いたところです。
スハからも話を聞こうと何度も携帯に電話をかけるのですが、携帯はずっと繋がりません。
スハの手元にありませんからね。
しばらく怒っているのですが、裁判に行く時間になり、グァヌとともに裁判所へと出かけます。
グァヌと別れたすぐ後、ヘソンの携帯に、スハの携帯からの電話がかかって来ます。
ところが、電話から流れてきたのはジュングクの声です。
スハは?と訊くヘソンに、当然一緒にいるからこの電話に出たんだ、といい、スハを拉致したと嘘をつきます。
そして、スハをには恨みが無いから、スハを助けたかったら、一人で来い、と言うジュングク。
すぐさま、そちらに向かおうとするヘソンですが、裁判所の前に護衛の刑事たちの乗った車があることに気付き、裏から出るヘソンです。
タクシーに乗って指定された場所へと到着したヘソンを屋上から見ているジュングク。
ジュングクは、簡単にひっかかるなんて、すっかり目がくらんでいるな、などと一人ことを言っています。
ヘソンはスタンガンを手に建物の中へと入って来ますが、その動きはジュングクが把握しています。
背後から襲われ、掴まってしまうヘソンです。

その頃スハは、ヘソンが、担当する裁判に現れなかったことを知り、グァヌから自分の父の記事のことなどを知ったことを聞きます。
父のことを知ったせいだ、と思うスハ。
縛られたヘソンはそこにスハがいないことを知ります。
ジュングクはスハと釣り堀で争った時、彼がジュングクのような獣にはならない、と言った言葉にこだわっています。
殺す代わりに別のことを思いついたと言うジュングク。
スハが獣にならないで生きて行けるか、俺が見せてやる、と言うジュングクです。
そして、冒頭のシーン。
ジュングクはスハからの電話の音声をスピーカーにしてヘソンにも聞かせます。
スハに1時間以内に来い、と言うジュングクに、ヘソンの声を聞かせてくれ、と言うスハ。
ヘソンは電話に向かい、来るな!警察に言え、と叫びますが、ジュングクは電話をそこで切ってしまいます。
どうしよう?と呆然とするスハですが、やがて走り出し、高校の時の友達の所へ行って、携帯電話を奪うように借りて行きます。
護衛の刑事はスハに追いつけず、友人から携帯の番号を何とか聞き出しています。
スハは指定された場所に向かいながら、グァヌに電話を入れます。

ヘソンが拉致されていて、そちらへ行くと伝えるスハに、行くな、と言うグァヌなのですが、自分が行かないとヘソンが死ぬ、と言うスハ。
お前まで死んでしまう、と言うグァヌに、だから助けてくれ、と言うスハ、死にたくない、と訴えます。
自分が傷つけばヘソンが傷つく、とそれでもヘソンの方を心配しているスハ…。
グァヌはすぐさま刑事に連絡、ジュングクは自殺してスハを殺人者に仕立てたいんだ、と言っています。

スハは指定された屋上へとやって来るのですが、ジュングク一人でヘソンの姿は見えません。

自分はジュングクと違い、獣のようには生きない、と言うスハに、俺も最初は人間だった、と言うジュングク。
そして、お前の父親が始まりなんだ、自分の妻の心臓手術の1時間前にその心臓を奪ったんだ、と言うジュングクです。
ジュングクは妻の心臓手術代を稼ぐため、必死で働いていたのね。そして、ようやく萎縮手術が受けられることになったジュングク妻。
ところが、手術の1時間前になって、スハの父に移植すべき心臓を奪われたジュングクの妻…。
医師と親しげに話しているスハ父…。
送られた記事から考えると、ジュングク妻に移植されるはずだった心臓が直前になってスハ母に移植されたのね。
スハ母に移植をしてもらうため、医師に都合のいい記事を書いたという事のようです。
スハの父親が始まりだ、と言うジュングクに、それは違うと言うスハ。
ジュングクは、すべてを失えばみな獣になるんだ、と言って血の付いたスパナをスハに見せます。
殺す気はなかったが、お前が俺とは違うと言うから腹が立った、と言うジュングク。
それで殺した?と訊くスハに、うん、殺した、と答えるジュングク。
本当に殺した?と重ねて聞くスハ。
その音声は、携帯電話を通じて、他の場所にいるヘソンも聞かされています。
その周りでは、現場に渡着したグァヌが静かに忍び込んでおり、機動隊が配備されています。

どんな気分だ?とスハに問いかけ、殺したいだろう?殺せ、と言うジュングク。
スパナを手にし、振りかざすスハに、どういうふうに始まったのかこれでわかっただろう?とジュングクは言います。
別の建物からは機動隊がライフル銃の照準を合わせています。

でも、ヘソンのことを思い出し、スパナを放り投げるスハ。
ジュングクは濃いサングラスをかけていたのですが、それは自分にばれたくないことがあるからだ、と言い、ヘソンは生きている、と言うスハ。
スハは大声でヘソンに呼びかけます。
ヘソン!聞いているだろう? 絶対殺さない、獣のようには生きない!約束を守るから信じて待て!と言うスハです。
ヘソンに音声を伝えていた携帯を切り、ヘソンは死んだと言うジュングク。
ですが、その頃、ヘソンはグァヌが見つけています。
縄を解かれたヘソンはグァヌが危険だ、と止めるのを振り切り、屋上へと向かいます。
スハに、ヘソンは死んだ、と重ねて言うジュングクですが信じないスハ。
でも、ヘソンが死んだとしてもジュングクのようには生きない、と言うスハです。
そんなことはヘソンが望まないし、ジュングクの奥さんもジュングクがこんな事をしているのを知ったら苦しむだろう、とスハは言います。
すると、今度はスハに襲い掛かろうとするジュングクなのですが、機動隊の射撃で手に持ったものを弾き飛ばされてしまいます。
自首を勧めるスハに、自分の手で終わらせる、と言い、建物の縁に少しずつ近づくジュングク。
ジュングクはサングラスを外し、その目から、スハはジュングク妻が亡くなる前後からの彼の声を聞きます。
ジュングクは建物の縁に立つと、ここで終わらせるつもりだ、と飛び降りようとするのですが、彼に手を伸ばし助けようとするスハ。
すると、いっしょに行こう、とスハを道連れに建物から落ちて行くジュングク…。

それを屋上までやって来ていたヘソンが目撃し、倒れてしまいます。
でも、警察はジュングクの自殺も予想していて、建物の下にあらかじめエアマットを用意していたのね。
手錠をかけられるジュングク。
スハはヘソンを心配するのですが、その前を救急車で運ばれて行くヘソン…。
現場では警察による現場保存と鑑識が行われます。
病院の前ではグァヌが刑事と話しているのですが、そこに走ってやって来るドヨン。
ヘソンの無事を聞くと安心したドヨンはジュングクに対する悪口をぶちまけます。
ところが、その話を聞いていて、グァヌ、自分はジュングクが少し可哀想に思える、と言っています。
ジュングクには信じてくれる人も、話を聞いてくれる人も、愛してくれる人も、そして守るべき人もいなかったんだと言うグァヌ。
ひとりでもそんな人がいたら、彼も違った生き方をしていたんじゃないか、と問いかけるグァヌです。
スハの方は遅れて病院に到着すると、必死でヘソンを探し回ります。
ヘソンな無事な姿を見ると駆け寄り、抱きしめるスハ。

二人で一つのベッドに横たわりながら、ジュングクの事件の背景を話し、黙っていてごめん、と謝るスハです。
それを聞き、罪悪感を持つな、スハの過ちじゃない、と言うヘソンです。
お互いの無事を確認して、幸せな二人なのですが…。

スハのモノローグが流れます。
ジュングクの逮捕により、過去のすべてが明らかになることを二人ともすっかり忘れていた…と。
18話(最終回)
ジュングクが逮捕されても、スハはヘソンとの同居を続けるつもりです。
ヘソンは一緒に暮らす大義名分がなくなった、と言うのですが、あると言ってヘソンに顔を近づけていくスハ。
でも、ヘソンに足蹴にされると、近くにあったクッションを手に、これ、なんてごまかすスハに、それ以上は追い出そうとはしないヘソン。
線引きはきっちりしよう、などと言いつつ同居の継続です。
ジュングクはドヨンが起訴することになり、初めは弁護なんて引き受けるつもりのなかったグァヌ。
ところが、ジュングクに面会に行き、すべてのことを洗いざらい話すようにとアドバイスするグァヌに、そうすれば自分の弁護を引き受けてくれるか?と訊くジュングクです。
どうして自分なのか?と訊き返すグァヌに、結果を変えてくれることを望んでいるのではなく、最後まで自分の話を聞いてほしいのだと言うジュングクに、再び悩み始めるグァヌです。
一方、取り調べを受ける中、駐車場でヘソンを刺したのは自分ではなくスハだ、と証言するジュングク。

その話を聞いても信じようとはしないドヨンなのですが、スハを刺したのは自分だけれど、ヘソンを刺したのはスハだと言うジュングクです。
グァヌは判事やシン弁護士、ユンチャンの反対にもかかわらず、ジュングクの弁護をしたい、と言い出します。
それを聞き、その決定を受け入れるヘソン。
前回のような失敗はしない、と言ってジュングクの弁護を引き受けることにするグァヌです。
スハの方はヘソンの拉致前に買っていたネックレスをプレゼント。
それを見て、自分が欲しいと思ったネックレスだと気づき、こんな高価なもの受け取れない、と返品するように言うヘソン。
スハは、ヘソンの(欲しいって思うのも気をつけなくっちゃ)という心の声を聞き、自分がまだ子供に思えるんでしょう?と言い、返品すると言います。
拗ねた?と訊くヘソンに、そうじゃなく、すまなくて返すんだ、と言うスハです。
ジュングクから、ヘソンを刺したのがスハだと聞いたドヨンは、そのままにしても置けない、とスハに召喚状を出します。
召喚状を受け取ったスハは驚くのですが、そのことをヘソンには伝えません。

でも、グァヌから、事実確認の電話を受け、スハが殺人未遂で立件されそうなことを知るヘソンです。
スハがやっと、ここまで来たのにどうしよう、と心配するヘソン、そこにスハが帰って来ます。
ヘソンはスハに、自分が刺したのではないと言うようにと言います、
でも、そんなことをするのはいけない、と言うスハ。
前とは違い、今はしっかり記憶がある、と言うスハに、そんなことをしたらスハの将来がダメになってしまう、と言うヘソンですが、覚悟している、と言うスハです。
嘘をついてもいい、とヘソンはなおも言うのですが、今でもヘソンを刺したことを夢に見るんだ、と言い、そのたびにヘソンが傷つくんだと言うスハ。
これ以上こんな夢を見たくない、と言い、自分がいなくなっても待っていられる?とヘソンに訊くスハです。
でも、無言のヘソン…。

そのまま出かけるスハですが、スハの部屋で彼の日記帳を見つけ、読み始めるヘソンです。
そのページにはスハのあふれる思いがつづられています。
そして、"自分がいなくなってもヘソンが泣かないで幸せでいて欲しい。そして、できれば時折り思い出して欲しい…"と書かれたページを読むヘソン。
出かけたスハは、警察大学からのメールを読み、さすがに自分の今後を考え、涙を流しています。
グァヌはドヨンと話をしよう、としているのですが、ずっと避けられています。
でも、とうとう回転ドアに入ったヘソンを閉じ込めて話しかけるグァヌ。
そこには、いつもの判事も偶然閉じ込められてしまっていますが…。

グァヌはドヨンに、どうしてスハを起訴するのか?それがドヨンの考える法なのか?と訊くのですが、冷静に判断しないとダメだと言うヘソン。
そのままスハに事情を訊くドヨンなのですが、スハが、ヘソンを刺そうとしたのではなくジュングクが…とジュングクのことを話しそうになると話を遮ります。

スハがジュングクへの殺意を口にしてしまえば面倒になりますからね。
そして、故意ではなかった、として、暴処法上凶器携帯障害で起訴猶予と処理するドヨンです。
スハは起訴猶予のためにグァヌが動いてくれていた、と知り、グァヌに感謝の気持ちを伝えます。
そして、グァヌがヘソンのことをとても好きで、ヘソンのためにこうしてくれたのだと知っている、と言い、こんな立派な人ではなく、自分を選んだんだから、その分ヘソンに尽くす、と言うスハ。
それって、ここで手を引けという事?と訊くグァヌに、そう思ってくれればうれしい、と答えるスハですが、以前のようにグァヌへの敵愾心は無いようで、自然な表情です。

そんなスハを笑顔で見送るグァヌです。
ヘソンは外でスハの日記を読んでいたのですが、そこにスハが帰って来ます。
いきなりスハを抱きしめ、今まで愛の表現もせず、別れる時のことを考えていてごめん、と謝るヘソン。
刑務所には絶対行かせないし、万一刑務所に行くことになってしまっても、待っている!と言うヘソンです。
スハから起訴猶予になったことを聞くと、一人大騒ぎしちゃった、と恥ずかしがって家に入ってしまおうとするヘソン。
彼女の手を掴み、引き留めるスハなのですが、その胸元には返品しろ、と言ったネックレスがあります。
そして、言いよどむヘソンから、愛している、の言葉を引き出すスハです。
キスを交わす二人の場面のバックに流れるスハの声。日記の最後に綴られている言葉です。

"ヘソンがどうして不安なのか知っています。いつか別れることを考えることを知っています。でも、その日が来ても心配していません。
10年たってもヘソンを見つけられたし、記憶を失ってもまた、ヘソンが好きになった、だから別れることになってもまた探し出し、愛する"と書いていたスハです。

一方、グァヌはジュングクと裁判の打ち合わせです。
事件をスハの父やヘソンのせいだと言わないようにとアドバイスするグァヌに、今でもそう思っていつのに?と言うジュングク。
スハ父は確かにしてはいけないことをしたが、ジュングクは彼を殺してしまったことでそんなことを言う機会を失ってしまったのだ、とグァヌは言います。
また、ジュングクの母親と息子が亡くなったのはヘソンの証言のせいではなく、ジュングクが殺人を犯して世話をできなくなったからだ、と言うグァヌ。
そして、そのことはジュングクも、途中で気づいていたのでしょう?と言います。
気付いていたけれど止められなかったんでしょう?と言うグァヌ。
裁判では、やってはいけないことをしてしまった、と後悔していることを正直に認めるように言うグァヌです。
グァヌは、過ちに気付いても、それを認めない人からは人は去って行き一人ぼっちになってしまう、と言います。
その頃、家に服を取りに帰ったドヨンは、養父と顔を合せます。
でも、簡単な挨拶だけを交し、ドヨンはそのまま荷物を持って去り、一人残されるドヨン養父…。
ヘソンもグァヌがスハを助けてくれたことを知り、彼の手の甲にキスをします。
以前グァヌも、こんな風にしてヘソンに自分の気持ちを打ち明けたことがありました。

どういう事かと訊くグァヌに挨拶、と答えるヘソン。
自分のことを好きになってくれて、気を使ってくれ、おまけにスハの面倒を見てくれて有難う、と言うヘソンです。
苦笑いを浮かべるのですが、ちゃんと受けとる、と言うグァヌです。
そして、ドヨンはダルジュン事件で起訴を取りやめたことの責任を問われ、鑑識への異動を命じられます。
それを聞いたヘソン、大丈夫?と訊くのですが、心配することではない、といつものように隙を見せないドヨンです。
ドヨンはヘソンに、ジュングクの裁判所にはくるでしょう?と訊くのですが、行かない、と言うヘソン。
死刑になるのを見たくないの?と言うドヨンに、よく分からない、と答えるヘソンです。
同情心か?と訊くドヨンに、まさか!マザー・テレサじゃあるましし、と言うヘソン。
ヘソンは、ジュングクの死刑を望むと自分までおんなじような人間になるみたいで気分が悪い、と言って死刑には反対だと言っています。
その話をスハともするヘソン。
以前はジュングクを殺したいと思っていたけれど、今は違う、と言うスハ。
どうして?と聞きかけたものの、言わなくてもいい、分かる、と言って、ジュングクと同じような人間になるのが嫌だから、と言うヘソンです。
どうして分かったの?と驚くスハに、私にもスハみたいな能力ができたみたい、と答えているヘソンですが、スハのことをより深く理解してきた、という事のようですね。
スハが料理が上手なのは子供の頃から一人暮らしだったからだ、と分かっているヘソン。
スハの方も、ヘソンが犬ご飯を作るのは、寸暇を惜しんで生きてきたヘソンだからだ、と彼女のことを理解しています。

スハはヘソンが今も、自分と別れる時が来ると考えているかもようだけれど、それを恐れない、と考えています。
別れても、また探し出し、また始めたらまた幸せになるから、と思うスハです。
ヘソンは、スハを見ているといつか別れが来そうで不安だ、と思っています。
でもそうだからこそ、スハに気を配り、スハを理解する、と思うヘソン。
そして、そんな風に不安に思いながらも長い時間を幸せに過ごすのだろう、と思うヘソンです。
スハの方は警察大学の面接に行っています。
高校中退の経歴の訳を訊かれ、殺人の容疑者になっていたことまで話すスハ。
もっとも、スハは面接官の心を読んで、彼が自分がどこまで正直に話すか見てみよう、と思っていたのを知っていたからですが。
続いて、そんな経緯がありながらここまで来たのには大変だっただろう、と訊く面接官に、一人では無理だったことで助けてくれた人々がいる、と答えるスハ。
スハは自分を大人にしてくれた人たちがいる、とまず、グァヌのことを話します。
正義感が強くて、時にはバカにも見えたのだけれど、人々を動かし、正しいことを認めさせる人だと言うスハ。
グァヌはジュングクと裁判の打ち合わせです。
グァヌは、もし死刑判決が出ても心配することはない、私たちが反訴する、と言うのですが、その言葉にハッとするジュングク。
ジュングクは、私たちと言う言葉は久しぶりに聞く、と言っています。
彼が一番望んでいた言葉のようですね。
そして、自信があまりに強くて傲慢に見えた人がいた、とドヨンのことを話し始めるスハ。
でも、その彼女が自分の過ちを認め、謝罪した、と話します。
ドヨンはまた、ダルジュンの病室に行っています。
今はもう、呼吸器をつけているダルジュンの顔を描き、涙を浮かべながら話しかけているドヨン。
スハは、自分の過ちを認め、謝罪し反省する人がいかに立派なのかをしっかりと見た、と語っています。
スハは面接官に、言ってはいけない道を進んでしまった人もいる、とジュングクのことを思い出しながら話しています。
裁判では、ジュングク、グァヌの助けで減刑され、無期懲役の判決を受けています。

愚かな人だけれど、自分も同じ選択をしそうになったことがある、と打ち明けるスハ。
復讐に目がくらみ、同じような選択をしそうになったと言うスハです。
でも、ある人のおかげでそうはならなかった、とスハは話します。
その人のことを訊かれ、ヘソンのことを語るスハ。
最初は信じられないほどの俗物で、礼儀知らずの彼女が変わって行った姿を話しています。
真実のために努力し、人を見るようになった姿を話すスハ。
そして、誰かを守るという事がどれほど大事な事か分かるようになり、誰かの言葉を訊くことがどんなに大事なのかが分かったので、自分はきっといい警察官になれると思う、と話すスハです。
そのヘソンは手話の教室に通っています。
聴覚障碍者に習った手話で語りかけるヘソン。
"私はあなたの話をすべて聞きます。あなたの立場であなたの話を聞きます。私はあなたの国選専任弁護士です"と言っているヘソンです。

そして、タイトルロールの最後。
スハは警察大学に入学したようです。
裁判所ロビーの審判の女神像の前で制服姿のスハはヘソンを抱き上げています!

(完)
最後になって明らかになるタイトルの意味!
相手の声を聞く、というのは誰にとっても難しいけれど、特殊なの力を使わなくてもだれにでもできる、という事だったんですね。
スハとヘソン、そしてグァヌがお互いに信じ合い、相手の声に耳を傾けることにより成長して行った姿が素晴らしかったです!
そして、モンスターのようなジュングクでさえ、ちゃんと彼の話に耳を傾けていれば、あんな犯罪は起こさなかっただろうし、反省もする、と言うところを見せました。
私としては、そういう人ばかりではない、とは思うし、ちょっと性善説過ぎる?と思うのですが、それはともかく、明確な作者のメッセージが伝わってくる作品にもなっていました。
法廷闘争の部分はあちらこちら、ちょっと詰めが甘い気がしましたが、その他の所ではブレが無い中、多彩な表情を見せてくれた作品で、ほんとうに最後まで目を話せない展開、いいドラマだったなあ、と思います。
ヘソンとスハも、いい関係が続いて行きそうで、ラブラインの方も大満足でした!
そして、このドラマの放送が終わって間もなくのイ・ボヨンとチソンの結婚のニュース!
もう長い付き合いで、いつ結婚してもおかしくないと思われていたカップルですから、ようやくって感じですね。
ドラマのハッピーエンドに現実のハッピーな出来事が続いて行くようで、なんだかうれしいニュースでした!
スハがヘソンの携帯に掛けた電話に出たジュングク、ヘソンを拉致した、といい、1時間以内に一人で、誰も連れずに来るようにと言います。
叫び出すスハ…。
話は3時間前に遡ります。
カバンをひったくられたスハでしたが、ひったくりはジュングクの指示だったのね。
ジュングクは鞄から携帯だけ抜き取り、鞄は再びひったくり犯の手に渡します。
スハの携帯についていたストラップの写真を見てそのストラップを投げ捨てるジュングクです。

ヘソンの方はグァヌを問い詰め、ジュングクから送られてきた手紙のことを聞いたところです。
スハからも話を聞こうと何度も携帯に電話をかけるのですが、携帯はずっと繋がりません。
スハの手元にありませんからね。
しばらく怒っているのですが、裁判に行く時間になり、グァヌとともに裁判所へと出かけます。
グァヌと別れたすぐ後、ヘソンの携帯に、スハの携帯からの電話がかかって来ます。
ところが、電話から流れてきたのはジュングクの声です。
スハは?と訊くヘソンに、当然一緒にいるからこの電話に出たんだ、といい、スハを拉致したと嘘をつきます。
そして、スハをには恨みが無いから、スハを助けたかったら、一人で来い、と言うジュングク。
すぐさま、そちらに向かおうとするヘソンですが、裁判所の前に護衛の刑事たちの乗った車があることに気付き、裏から出るヘソンです。
タクシーに乗って指定された場所へと到着したヘソンを屋上から見ているジュングク。
ジュングクは、簡単にひっかかるなんて、すっかり目がくらんでいるな、などと一人ことを言っています。
ヘソンはスタンガンを手に建物の中へと入って来ますが、その動きはジュングクが把握しています。
背後から襲われ、掴まってしまうヘソンです。

その頃スハは、ヘソンが、担当する裁判に現れなかったことを知り、グァヌから自分の父の記事のことなどを知ったことを聞きます。
父のことを知ったせいだ、と思うスハ。
縛られたヘソンはそこにスハがいないことを知ります。
ジュングクはスハと釣り堀で争った時、彼がジュングクのような獣にはならない、と言った言葉にこだわっています。
殺す代わりに別のことを思いついたと言うジュングク。
スハが獣にならないで生きて行けるか、俺が見せてやる、と言うジュングクです。
そして、冒頭のシーン。
ジュングクはスハからの電話の音声をスピーカーにしてヘソンにも聞かせます。
スハに1時間以内に来い、と言うジュングクに、ヘソンの声を聞かせてくれ、と言うスハ。
ヘソンは電話に向かい、来るな!警察に言え、と叫びますが、ジュングクは電話をそこで切ってしまいます。
どうしよう?と呆然とするスハですが、やがて走り出し、高校の時の友達の所へ行って、携帯電話を奪うように借りて行きます。
護衛の刑事はスハに追いつけず、友人から携帯の番号を何とか聞き出しています。
スハは指定された場所に向かいながら、グァヌに電話を入れます。

ヘソンが拉致されていて、そちらへ行くと伝えるスハに、行くな、と言うグァヌなのですが、自分が行かないとヘソンが死ぬ、と言うスハ。
お前まで死んでしまう、と言うグァヌに、だから助けてくれ、と言うスハ、死にたくない、と訴えます。
自分が傷つけばヘソンが傷つく、とそれでもヘソンの方を心配しているスハ…。
グァヌはすぐさま刑事に連絡、ジュングクは自殺してスハを殺人者に仕立てたいんだ、と言っています。

スハは指定された屋上へとやって来るのですが、ジュングク一人でヘソンの姿は見えません。

自分はジュングクと違い、獣のようには生きない、と言うスハに、俺も最初は人間だった、と言うジュングク。
そして、お前の父親が始まりなんだ、自分の妻の心臓手術の1時間前にその心臓を奪ったんだ、と言うジュングクです。
ジュングクは妻の心臓手術代を稼ぐため、必死で働いていたのね。そして、ようやく萎縮手術が受けられることになったジュングク妻。
ところが、手術の1時間前になって、スハの父に移植すべき心臓を奪われたジュングクの妻…。
医師と親しげに話しているスハ父…。
送られた記事から考えると、ジュングク妻に移植されるはずだった心臓が直前になってスハ母に移植されたのね。
スハ母に移植をしてもらうため、医師に都合のいい記事を書いたという事のようです。
スハの父親が始まりだ、と言うジュングクに、それは違うと言うスハ。
ジュングクは、すべてを失えばみな獣になるんだ、と言って血の付いたスパナをスハに見せます。
殺す気はなかったが、お前が俺とは違うと言うから腹が立った、と言うジュングク。
それで殺した?と訊くスハに、うん、殺した、と答えるジュングク。
本当に殺した?と重ねて聞くスハ。
その音声は、携帯電話を通じて、他の場所にいるヘソンも聞かされています。
その周りでは、現場に渡着したグァヌが静かに忍び込んでおり、機動隊が配備されています。

どんな気分だ?とスハに問いかけ、殺したいだろう?殺せ、と言うジュングク。
スパナを手にし、振りかざすスハに、どういうふうに始まったのかこれでわかっただろう?とジュングクは言います。
別の建物からは機動隊がライフル銃の照準を合わせています。

でも、ヘソンのことを思い出し、スパナを放り投げるスハ。
ジュングクは濃いサングラスをかけていたのですが、それは自分にばれたくないことがあるからだ、と言い、ヘソンは生きている、と言うスハ。
スハは大声でヘソンに呼びかけます。
ヘソン!聞いているだろう? 絶対殺さない、獣のようには生きない!約束を守るから信じて待て!と言うスハです。
ヘソンに音声を伝えていた携帯を切り、ヘソンは死んだと言うジュングク。
ですが、その頃、ヘソンはグァヌが見つけています。
縄を解かれたヘソンはグァヌが危険だ、と止めるのを振り切り、屋上へと向かいます。
スハに、ヘソンは死んだ、と重ねて言うジュングクですが信じないスハ。
でも、ヘソンが死んだとしてもジュングクのようには生きない、と言うスハです。
そんなことはヘソンが望まないし、ジュングクの奥さんもジュングクがこんな事をしているのを知ったら苦しむだろう、とスハは言います。
すると、今度はスハに襲い掛かろうとするジュングクなのですが、機動隊の射撃で手に持ったものを弾き飛ばされてしまいます。
自首を勧めるスハに、自分の手で終わらせる、と言い、建物の縁に少しずつ近づくジュングク。
ジュングクはサングラスを外し、その目から、スハはジュングク妻が亡くなる前後からの彼の声を聞きます。
ジュングクは建物の縁に立つと、ここで終わらせるつもりだ、と飛び降りようとするのですが、彼に手を伸ばし助けようとするスハ。
すると、いっしょに行こう、とスハを道連れに建物から落ちて行くジュングク…。

それを屋上までやって来ていたヘソンが目撃し、倒れてしまいます。
でも、警察はジュングクの自殺も予想していて、建物の下にあらかじめエアマットを用意していたのね。
手錠をかけられるジュングク。
スハはヘソンを心配するのですが、その前を救急車で運ばれて行くヘソン…。
現場では警察による現場保存と鑑識が行われます。
病院の前ではグァヌが刑事と話しているのですが、そこに走ってやって来るドヨン。
ヘソンの無事を聞くと安心したドヨンはジュングクに対する悪口をぶちまけます。
ところが、その話を聞いていて、グァヌ、自分はジュングクが少し可哀想に思える、と言っています。
ジュングクには信じてくれる人も、話を聞いてくれる人も、愛してくれる人も、そして守るべき人もいなかったんだと言うグァヌ。
ひとりでもそんな人がいたら、彼も違った生き方をしていたんじゃないか、と問いかけるグァヌです。
スハの方は遅れて病院に到着すると、必死でヘソンを探し回ります。
ヘソンな無事な姿を見ると駆け寄り、抱きしめるスハ。

二人で一つのベッドに横たわりながら、ジュングクの事件の背景を話し、黙っていてごめん、と謝るスハです。
それを聞き、罪悪感を持つな、スハの過ちじゃない、と言うヘソンです。
お互いの無事を確認して、幸せな二人なのですが…。

スハのモノローグが流れます。
ジュングクの逮捕により、過去のすべてが明らかになることを二人ともすっかり忘れていた…と。
18話(最終回)
ジュングクが逮捕されても、スハはヘソンとの同居を続けるつもりです。
ヘソンは一緒に暮らす大義名分がなくなった、と言うのですが、あると言ってヘソンに顔を近づけていくスハ。
でも、ヘソンに足蹴にされると、近くにあったクッションを手に、これ、なんてごまかすスハに、それ以上は追い出そうとはしないヘソン。
線引きはきっちりしよう、などと言いつつ同居の継続です。
ジュングクはドヨンが起訴することになり、初めは弁護なんて引き受けるつもりのなかったグァヌ。
ところが、ジュングクに面会に行き、すべてのことを洗いざらい話すようにとアドバイスするグァヌに、そうすれば自分の弁護を引き受けてくれるか?と訊くジュングクです。
どうして自分なのか?と訊き返すグァヌに、結果を変えてくれることを望んでいるのではなく、最後まで自分の話を聞いてほしいのだと言うジュングクに、再び悩み始めるグァヌです。
一方、取り調べを受ける中、駐車場でヘソンを刺したのは自分ではなくスハだ、と証言するジュングク。

その話を聞いても信じようとはしないドヨンなのですが、スハを刺したのは自分だけれど、ヘソンを刺したのはスハだと言うジュングクです。
グァヌは判事やシン弁護士、ユンチャンの反対にもかかわらず、ジュングクの弁護をしたい、と言い出します。
それを聞き、その決定を受け入れるヘソン。
前回のような失敗はしない、と言ってジュングクの弁護を引き受けることにするグァヌです。
スハの方はヘソンの拉致前に買っていたネックレスをプレゼント。
それを見て、自分が欲しいと思ったネックレスだと気づき、こんな高価なもの受け取れない、と返品するように言うヘソン。
スハは、ヘソンの(欲しいって思うのも気をつけなくっちゃ)という心の声を聞き、自分がまだ子供に思えるんでしょう?と言い、返品すると言います。
拗ねた?と訊くヘソンに、そうじゃなく、すまなくて返すんだ、と言うスハです。
ジュングクから、ヘソンを刺したのがスハだと聞いたドヨンは、そのままにしても置けない、とスハに召喚状を出します。
召喚状を受け取ったスハは驚くのですが、そのことをヘソンには伝えません。

でも、グァヌから、事実確認の電話を受け、スハが殺人未遂で立件されそうなことを知るヘソンです。
スハがやっと、ここまで来たのにどうしよう、と心配するヘソン、そこにスハが帰って来ます。
ヘソンはスハに、自分が刺したのではないと言うようにと言います、
でも、そんなことをするのはいけない、と言うスハ。
前とは違い、今はしっかり記憶がある、と言うスハに、そんなことをしたらスハの将来がダメになってしまう、と言うヘソンですが、覚悟している、と言うスハです。
嘘をついてもいい、とヘソンはなおも言うのですが、今でもヘソンを刺したことを夢に見るんだ、と言い、そのたびにヘソンが傷つくんだと言うスハ。
これ以上こんな夢を見たくない、と言い、自分がいなくなっても待っていられる?とヘソンに訊くスハです。
でも、無言のヘソン…。

そのまま出かけるスハですが、スハの部屋で彼の日記帳を見つけ、読み始めるヘソンです。
そのページにはスハのあふれる思いがつづられています。
そして、"自分がいなくなってもヘソンが泣かないで幸せでいて欲しい。そして、できれば時折り思い出して欲しい…"と書かれたページを読むヘソン。
出かけたスハは、警察大学からのメールを読み、さすがに自分の今後を考え、涙を流しています。
グァヌはドヨンと話をしよう、としているのですが、ずっと避けられています。
でも、とうとう回転ドアに入ったヘソンを閉じ込めて話しかけるグァヌ。
そこには、いつもの判事も偶然閉じ込められてしまっていますが…。

グァヌはドヨンに、どうしてスハを起訴するのか?それがドヨンの考える法なのか?と訊くのですが、冷静に判断しないとダメだと言うヘソン。
そのままスハに事情を訊くドヨンなのですが、スハが、ヘソンを刺そうとしたのではなくジュングクが…とジュングクのことを話しそうになると話を遮ります。

スハがジュングクへの殺意を口にしてしまえば面倒になりますからね。
そして、故意ではなかった、として、暴処法上凶器携帯障害で起訴猶予と処理するドヨンです。
スハは起訴猶予のためにグァヌが動いてくれていた、と知り、グァヌに感謝の気持ちを伝えます。
そして、グァヌがヘソンのことをとても好きで、ヘソンのためにこうしてくれたのだと知っている、と言い、こんな立派な人ではなく、自分を選んだんだから、その分ヘソンに尽くす、と言うスハ。
それって、ここで手を引けという事?と訊くグァヌに、そう思ってくれればうれしい、と答えるスハですが、以前のようにグァヌへの敵愾心は無いようで、自然な表情です。

そんなスハを笑顔で見送るグァヌです。
ヘソンは外でスハの日記を読んでいたのですが、そこにスハが帰って来ます。
いきなりスハを抱きしめ、今まで愛の表現もせず、別れる時のことを考えていてごめん、と謝るヘソン。
刑務所には絶対行かせないし、万一刑務所に行くことになってしまっても、待っている!と言うヘソンです。
スハから起訴猶予になったことを聞くと、一人大騒ぎしちゃった、と恥ずかしがって家に入ってしまおうとするヘソン。
彼女の手を掴み、引き留めるスハなのですが、その胸元には返品しろ、と言ったネックレスがあります。
そして、言いよどむヘソンから、愛している、の言葉を引き出すスハです。
キスを交わす二人の場面のバックに流れるスハの声。日記の最後に綴られている言葉です。

"ヘソンがどうして不安なのか知っています。いつか別れることを考えることを知っています。でも、その日が来ても心配していません。
10年たってもヘソンを見つけられたし、記憶を失ってもまた、ヘソンが好きになった、だから別れることになってもまた探し出し、愛する"と書いていたスハです。

一方、グァヌはジュングクと裁判の打ち合わせです。
事件をスハの父やヘソンのせいだと言わないようにとアドバイスするグァヌに、今でもそう思っていつのに?と言うジュングク。
スハ父は確かにしてはいけないことをしたが、ジュングクは彼を殺してしまったことでそんなことを言う機会を失ってしまったのだ、とグァヌは言います。
また、ジュングクの母親と息子が亡くなったのはヘソンの証言のせいではなく、ジュングクが殺人を犯して世話をできなくなったからだ、と言うグァヌ。
そして、そのことはジュングクも、途中で気づいていたのでしょう?と言います。
気付いていたけれど止められなかったんでしょう?と言うグァヌ。
裁判では、やってはいけないことをしてしまった、と後悔していることを正直に認めるように言うグァヌです。
グァヌは、過ちに気付いても、それを認めない人からは人は去って行き一人ぼっちになってしまう、と言います。
その頃、家に服を取りに帰ったドヨンは、養父と顔を合せます。
でも、簡単な挨拶だけを交し、ドヨンはそのまま荷物を持って去り、一人残されるドヨン養父…。
ヘソンもグァヌがスハを助けてくれたことを知り、彼の手の甲にキスをします。
以前グァヌも、こんな風にしてヘソンに自分の気持ちを打ち明けたことがありました。

どういう事かと訊くグァヌに挨拶、と答えるヘソン。
自分のことを好きになってくれて、気を使ってくれ、おまけにスハの面倒を見てくれて有難う、と言うヘソンです。
苦笑いを浮かべるのですが、ちゃんと受けとる、と言うグァヌです。
そして、ドヨンはダルジュン事件で起訴を取りやめたことの責任を問われ、鑑識への異動を命じられます。
それを聞いたヘソン、大丈夫?と訊くのですが、心配することではない、といつものように隙を見せないドヨンです。
ドヨンはヘソンに、ジュングクの裁判所にはくるでしょう?と訊くのですが、行かない、と言うヘソン。
死刑になるのを見たくないの?と言うドヨンに、よく分からない、と答えるヘソンです。
同情心か?と訊くドヨンに、まさか!マザー・テレサじゃあるましし、と言うヘソン。
ヘソンは、ジュングクの死刑を望むと自分までおんなじような人間になるみたいで気分が悪い、と言って死刑には反対だと言っています。
その話をスハともするヘソン。
以前はジュングクを殺したいと思っていたけれど、今は違う、と言うスハ。
どうして?と聞きかけたものの、言わなくてもいい、分かる、と言って、ジュングクと同じような人間になるのが嫌だから、と言うヘソンです。
どうして分かったの?と驚くスハに、私にもスハみたいな能力ができたみたい、と答えているヘソンですが、スハのことをより深く理解してきた、という事のようですね。
スハが料理が上手なのは子供の頃から一人暮らしだったからだ、と分かっているヘソン。
スハの方も、ヘソンが犬ご飯を作るのは、寸暇を惜しんで生きてきたヘソンだからだ、と彼女のことを理解しています。

スハはヘソンが今も、自分と別れる時が来ると考えているかもようだけれど、それを恐れない、と考えています。
別れても、また探し出し、また始めたらまた幸せになるから、と思うスハです。
ヘソンは、スハを見ているといつか別れが来そうで不安だ、と思っています。
でもそうだからこそ、スハに気を配り、スハを理解する、と思うヘソン。
そして、そんな風に不安に思いながらも長い時間を幸せに過ごすのだろう、と思うヘソンです。
スハの方は警察大学の面接に行っています。
高校中退の経歴の訳を訊かれ、殺人の容疑者になっていたことまで話すスハ。
もっとも、スハは面接官の心を読んで、彼が自分がどこまで正直に話すか見てみよう、と思っていたのを知っていたからですが。
続いて、そんな経緯がありながらここまで来たのには大変だっただろう、と訊く面接官に、一人では無理だったことで助けてくれた人々がいる、と答えるスハ。
スハは自分を大人にしてくれた人たちがいる、とまず、グァヌのことを話します。
正義感が強くて、時にはバカにも見えたのだけれど、人々を動かし、正しいことを認めさせる人だと言うスハ。
グァヌはジュングクと裁判の打ち合わせです。
グァヌは、もし死刑判決が出ても心配することはない、私たちが反訴する、と言うのですが、その言葉にハッとするジュングク。
ジュングクは、私たちと言う言葉は久しぶりに聞く、と言っています。
彼が一番望んでいた言葉のようですね。
そして、自信があまりに強くて傲慢に見えた人がいた、とドヨンのことを話し始めるスハ。
でも、その彼女が自分の過ちを認め、謝罪した、と話します。
ドヨンはまた、ダルジュンの病室に行っています。
今はもう、呼吸器をつけているダルジュンの顔を描き、涙を浮かべながら話しかけているドヨン。
スハは、自分の過ちを認め、謝罪し反省する人がいかに立派なのかをしっかりと見た、と語っています。
スハは面接官に、言ってはいけない道を進んでしまった人もいる、とジュングクのことを思い出しながら話しています。
裁判では、ジュングク、グァヌの助けで減刑され、無期懲役の判決を受けています。

愚かな人だけれど、自分も同じ選択をしそうになったことがある、と打ち明けるスハ。
復讐に目がくらみ、同じような選択をしそうになったと言うスハです。
でも、ある人のおかげでそうはならなかった、とスハは話します。
その人のことを訊かれ、ヘソンのことを語るスハ。
最初は信じられないほどの俗物で、礼儀知らずの彼女が変わって行った姿を話しています。
真実のために努力し、人を見るようになった姿を話すスハ。
そして、誰かを守るという事がどれほど大事な事か分かるようになり、誰かの言葉を訊くことがどんなに大事なのかが分かったので、自分はきっといい警察官になれると思う、と話すスハです。
そのヘソンは手話の教室に通っています。
聴覚障碍者に習った手話で語りかけるヘソン。
"私はあなたの話をすべて聞きます。あなたの立場であなたの話を聞きます。私はあなたの国選専任弁護士です"と言っているヘソンです。

そして、タイトルロールの最後。
スハは警察大学に入学したようです。
裁判所ロビーの審判の女神像の前で制服姿のスハはヘソンを抱き上げています!

(完)
最後になって明らかになるタイトルの意味!
相手の声を聞く、というのは誰にとっても難しいけれど、特殊なの力を使わなくてもだれにでもできる、という事だったんですね。
スハとヘソン、そしてグァヌがお互いに信じ合い、相手の声に耳を傾けることにより成長して行った姿が素晴らしかったです!
そして、モンスターのようなジュングクでさえ、ちゃんと彼の話に耳を傾けていれば、あんな犯罪は起こさなかっただろうし、反省もする、と言うところを見せました。
私としては、そういう人ばかりではない、とは思うし、ちょっと性善説過ぎる?と思うのですが、それはともかく、明確な作者のメッセージが伝わってくる作品にもなっていました。
法廷闘争の部分はあちらこちら、ちょっと詰めが甘い気がしましたが、その他の所ではブレが無い中、多彩な表情を見せてくれた作品で、ほんとうに最後まで目を話せない展開、いいドラマだったなあ、と思います。
ヘソンとスハも、いい関係が続いて行きそうで、ラブラインの方も大満足でした!
そして、このドラマの放送が終わって間もなくのイ・ボヨンとチソンの結婚のニュース!
もう長い付き合いで、いつ結婚してもおかしくないと思われていたカップルですから、ようやくって感じですね。
ドラマのハッピーエンドに現実のハッピーな出来事が続いて行くようで、なんだかうれしいニュースでした!
Entry ⇒ 2013.08.04 | Category ⇒ 君の声が聞こえる | Comments (21) | Trackbacks (0)